2009年 03月 17日
メキシコ鬱々旅行(1) |
☆1日目
成田からヒューストン経由で16時間かかってメキシコ・シティーに到着、昨年、成田・サンパウロ間片道29時間という記録を打ち立てているので、16時間なんて大したことないだろう、とたかをくくっていたのですが、やっぱり相当くたびれました。
メキシコ・シティーの空港に着いたのが午後の6時、タクシーで市内のホテルに向かったのですが、ちょうど夕方のラッシュアワーにあたって道路は大渋滞、
街中にはメキシコ・シティー名物のスモッグが霧のように立ちこめていて、空気中に充満する排気ガスの臭いで気分が悪くなってきます。
この排気ガスの凄さは、20年くらい前のバンコクを思い出させました。
着いたホテルは、旧市街のソカロ(広場)近くにあるPRINCIPALホテル。このホテル、メキシコ好きのアメリカ人ゲイの間ではバイブル視されているゲイ・ガイドブック、『GAY MEXICO』で推奨されているホテルで、
ネットの某英語掲示板にメキシコ情報を書き込んでいる自称メキシコ通のアメリカ人もこのホテルを薦めていたので決めたのですが、
彼らがこのホテルを推奨する主な理由は、このホテルが連れ込み自由なホテルだからで、「けっして贅沢なホテルではない」とも書いていました。
実際、ここは1泊215ペソ(21.5USドル)という安ホテルで、通された部屋はダブルベッドと洋服ダンスを置いただけでいっぱいの女中部屋みたいな狭い部屋でした。
私はいつもエコノミーな旅行をしていて、ホテルも安いところを選んで泊まっているのですが、バックパッカーみたいに「安けりゃいい」というわけではなくて、ある程度、広くて快適で清潔な部屋じゃないと嫌なのです。
メキシコ・シティーには4泊する予定でいたのですが、こんな女中部屋みたいなところに4泊もする気には到底なれません。
かといって、これから別のホテルを捜す元気はないし、いずれにせよ、チェックインのときにデポジットとして1泊分の料金を取られているので、とりあえず、今夜はこのホテルに泊まり、明朝、別のホテルを見つけて引っ越すことにしました。
そのあと、ホテル近くのメキシコ全土に展開している外食チェーンのVIPというレストランで夕食をとったのですが、ここで食べたスパゲッティ・ボロネーズはこれまで私の人生で食べた一番、不味いスパゲッティでした。
もしかしたら、メキシコは食い物の不味い国ではないだろうか?
この不吉な予感は不幸にも的中し、私はその後、アカプルコで、このときのスパゲッティよりもさらに不味い、激マズのスパゲッティを食べるハメに陥ったのでした。
ついでにいうと、メキシコはビールも不味い国です。
続く
「2006年メキシコの旅」
by jack4africa
| 2009-03-17 00:15