2009年 03月 24日
メキシコ鬱々旅行(8) |
☆5日目
今日はアカプルコへ移動。最近ではメキシコのリゾートというとカンクンの人気が圧倒的で、かってアカプルコに行っていた欧米人のツーリスト客はカンクンに移ってしまい、
アカプルコはメキシコ人のリゾート客を中心にしたローカルなリゾートになっているとの話です。
しかし、メキシコくんだりまで来てアメリカ人ツーリストを見物してもしょうがないし、アカプルコは、ゲイプルコと呼ばれるほどゲイゲイしいリゾート地で、コンデッサ・ビーチという、
世界ではこことパタヤのジョムティエン・ビーチしかない「商業的なゲイビーチ」があると聞いていたので、是非、それを自分の目で確かめたいと思い、アカプルコに行くことを決めたのです。
バスで4時間かかって太平洋岸のアカプルコまで来てみると、気温は摂氏30度を超える真夏の暑さ。
スモッグのない澄み切った青空が広がり、メキシコに来てはじめて胸いっぱいに空気を吸い込むことができました。
アカプルコのバスターミナルにある旅行代理店で「コンデッサ・ビーチ近くのホテルを紹介して欲しい」といったら、代理店の中年女は「ウチで紹介できるのはココだけよ」と1軒のホテルのパンフレットをポンと投げて寄こします。
料金は3泊で300 USドルのパッケージ料金。
「もっと安いところはないの?」と訊いたら「ない」とのツレナイ返事。
それでとりあえず、町の中心のソカロまで行って、ソカロにある旅行代理店でホテルを紹介してもらうことに決めました。
ここまで読んだ方は、なんで事前にホテルを予約をしていかなかったんだ、と不思議に思われるでしょうが、私は旅行するときは、ホテルを予約していかない主義というか、
主義というほど大げさなものではないのですが、面倒くさがり屋なのと、成り行きまかせがわりと好きというか、事前に旅のすべてをアレンジするのではなく、不確定要素を残しておきたいほうなのです。
バスターミナルの前にたむろする「良いホテルを紹介する」といってまとわりつく雲助タクシーを追い払いながら、まともな(ボラない)タクシーを見つけてソカロに行き、一軒の旅行代理店に飛び込みました。
この代理店にはマリアという英語がぺらぺらのおばちゃんがいて、おばちゃんによると、ビーチ沿いのホテルはどこでも最低1泊100ドルは取られるとのこと。
ただし、ビーチに近い立地のために高い料金を設定しているものの、サービス等の内容は決してよくなく、同程度のホテルでずっと料金の安いホテルがソカロ周辺には沢山あること。
ソカロからビーチまでは頻繁にバスが走っていて簡単に行けるので、無理してビーチ沿いのホテルに泊まる必要はないから、ソカロ周辺のホテルにしたらどうかといわれました。
それももっともだと思い、また観光客相手のレストランや土産物店が建ち並ぶソカロのお祭り広場的な雰囲気も気に入ったので、マリアおばちゃんのいうとおり、ソカロ周辺のホテルに泊まることに決めました。
それでマリアおばちゃんが紹介してくれたのが「地球の歩き方」にも掲載されているOVIEDOホテル。
エアコン、ホットシャワー付きで1泊250ペソ(25 USドル)と安いだけあってフロントの女性は英語を話せず、いかにも安ホテルといった雰囲気のところでしたが、
簡素でありながらも掃除の行き届いた部屋を見て、「まぁ、ここでいいか」という気分になったのでした。
続く
「2006年メキシコの旅」
by jack4africa
| 2009-03-24 00:26