2009年 03月 25日
メキシコ鬱々旅行(9) |
☆アカプルコの夜
夜になって、アカプルコ名物の高さ35メートルの断崖絶壁から海に飛び込むという「決死のダイビングショー」を見物に行きました。
見た感想は、ただ単純に海に飛び込むだけで、もうひとつ芸がないというか、趣向に欠けるというか・・・
ダイバーの中に知り合いのタワンのボーイに似たのがいて、その連想で、タイのゴーゴーバーのショーの演出家だったら、
ボーイが空中ファックして、そのまま合体しながら海に飛び込むという演出にするんじゃないか、などとアホなことを考えながら観ていました。
タイ人なら実際にやりかねないのが怖いところですが・・・
これでアカプルコの観光は終わり。ホテルに戻って部屋の窓のカーテンを開けるとアカプルコ湾の夜景が一望の下に。
眺めだけは良い部屋であることが判明しました。
その後、アカプルコのゲイディスコを探検しに行くことにしました。アカプルコにはゲイバー&ゲイディスコが3、4軒、あることを事前にネットで確認済みで、
店の名前と住所をプリントアウトしたものをもってきていたのですが、まずその1軒のPICANTEというディスコに行くことに決めました。
最初に止めたタクシーの初老の運転手にPICANTEの名前と住所が書かれた紙切れを見せ、この店を知っているかと訊いたら、知っているとのこと、
しばらく走って運転手が「ここだ!」と確信に満ちた声でいったところで降りたのですが、そこはまったく関係ない場所であることが判明しました。
2台目に停めた若いタクシーの運転手に紙切れを見せ、「この店を知っているか?」と訊いたら「知っている」。
それで乗ったのですが、わずか数メートルも行かないうちに通行人を呼び止めて「PICANTEというところを知っているか」と訊いている様子。
「こりゃアカン」と思ってこのタクシーを乗り捨て、3台目のタクシーを呼び止めて「PICANTEを知っているか?」と訊いたら、「知っている」という返事。
ここまでくると「ホンマかいな!」といいたくなりますが、いちいち疑っていてもきりがないので、運を天にまかせて乗車することに。
このタクシーの運転手、見るからにいい加減な感じの若い男で、ちゃんと店まで連れて行ってくれるかどうか不安だったのですが、
なんと彼は本当にPICANTEを知っていて、途中で迷うこともなく、まっすぐ店まで連れて行ってくれたのです!
しかし、タクシーが目的地まで連れて行ってくれただけで感激するという体験を味わえるのは、世界広しといえども、メキシコくらいなもんじゃないでしょうか。
こうして苦労してたどり着いたPICANTEで私はとんでもないモノを目撃するハメになったのでした。
続く
「2006年メキシコの旅」
by jack4africa
| 2009-03-25 01:23