2009年 03月 27日
メキシコ鬱々旅行(11) |
今日はアカプルコのゲイビーチとして有名なコンデッサ・ビーチに行きました。
コンデッサ・ビーチに沿って、BETOというレストランをはじめとして何軒かのシーフードレストランが並んでいて、
その前のビーチに各レストランが管理するパルパと呼ばれるヤシの葉で葺いたパラソルの下にテーブルと椅子を置いたものが3列に並んでいて、そこがゲイビーチになっています。
私は一番有名なレストラン、BETOの前のビーチに行ったのですが、やはりカンクンやアメリカ人ゲイに人気のあるといわれる別の太平洋岸のリゾート地、プエルト・パジャルタに客を取られているのでしょうか、
ビーチは閑散としていて、中高年の欧米人ゲイがポツポツいる程度でした。
パルパの下に座ってビールを飲んでいたら、30歳くらいの太ったメキシコ人の男が片言の英語で話しかけてきました。
「どこから来たのか?」「アカプルコには何日いるのか?」などのお定まりの質問のあと「自分はマッサージ師だ」と自己紹介し、「マッサージをやらないか」と勧めてきます。
「いくらか?」と聞くと、300ペソ(30USドル)と答えます。特別なサービスもなにもない、ビーチでするただのマッサージが300ペソだというのです。
「高すぎる」といったら、100ペソにまけてくれましたが、100ペソでは20分だそうです。
それでも肩が凝っていたのでやってもらうことに決めました。
ところが100ペソだとこちらが椅子に座ったままの姿勢で、彼が背後にまわって肩を揉むだけなのです。
肩を揉みながら、「よければあなたのホテルに行って、マッサージができる」と耳元で囁いてきましたが、彼と相撲をとる気にはなれなかったので断りました。
20分のマッサージはあっという間に終わり、100ペソ払わされましたが、100ペソはタイバーツに換算すると400バーツです。
パタヤのジョムティエン・ビーチでは、200バーツで一時間、身体全体をみっちり揉んでくれることを思うと、ここのマッサージはいかにも割高です。
マッサージだけではありません。メキシコって思ったほど物価が安くないのです。
もちろん、日本や欧米と較べると安いのですが、タイやブラジルほどは安くはありません。
今回、2年前に発行された「地球の歩き方」を持っていったのですが、そこに記載されている物価と較べてもかなりインフレが進行しているという印象を受けました。
その後も何人かのマッサージボーイが声をかけてきましたが、どいつもこいつも相撲部屋の新弟子検査を受けることを勧めたくなるようなデブばかりで、私好みのスリムな美少年は皆無です。
昨夜のPICANTEのステロイド・マッチョのストリッパーといい、今日のコンデッサ・ビーチの相撲レスラー体形のマッサージボーイといい、もしかしたらメキシコにやってくるアメリカ人ゲイがこういう太めマッチョを好むのかとも思いましたが、
アメリカ人と同様、まずい飯を大量に食うせいか、メキシコ人には男女を問わず太った人間が多いことも事実です。
デブ専にとっては、メキシコは景色の良い国かもしれません。
続く
「2006年メキシコの旅」
by jack4africa
| 2009-03-27 08:12