2010年 10月 10日
タイ&ラオス周遊(1) |
タイとラオスを10日ほどかけて回ってきました。
今回の旅のメインの行き先は、タイではなく、これまで行ったことがなかったラオスです。
過去にタイには何十回も行ってるんだけど、その奥にあるラオスには行ったことはありませんでした。
なぜ、行かなかったかというと、簡単にいうと、関心がなかったからです。
ところが数年前、旅行好きの知人がラオスを旅行して、ものすごく良かったというのです。
町全体が世界遺産に指定されている古都、ルアンパバーンよりも首都のヴィエンチャンの方が良かったといいます。
ヴィエンチャンは観光的には見るものは殆どないそうですが、ビアラオというラオス産のビールを飲みながら、メコン川に沈む夕陽を眺めるのが最高なんだそうです。
ようするにのんびり、まったりするには理想的なところらしいのですが、今年の夏の猛暑の疲れが中々、取れなくて、どこかで静養したいと思っていたときに、
ラオスではのんびりできるといっていた彼の言葉を思いだし、
そうだ、京都に行こう!
じゃなくて、
そうだ、ラオスに行こう!
という気になったのです。
ラオスへの行き方ですが、日本からラオスへの直行便は飛んでいず、通常はタイのバンコク経由で首都のヴィエンチャンに飛ぶことになります。
しかし、私は、バンコクから鉄道で行くことに決めました。
鉄道の方が飛行機よりも安いこともありますが、元々、私は鉄道の旅が好きなのです。
鉄道オタクという程ではありませんが、これまでシベリア鉄道、スーダン鉄道、オリエント急行、旧泰緬鉄道など、世界のけっこうめずらしい鉄道に乗っています。
タイについても、旧泰緬鉄道のほかに、タイ国鉄のバンコクとマレーシアのパタワースを結ぶ南本線とチェンマイとバンコクを結ぶ北本線の夜行列車に乗っています。
実は、この夜行列車の寝台車の旅がとても快適だったので、今回のバンコクとラオスとの国境の町、ノンカイを結ぶ東北本線も是非、寝台車で移動したいと思ったのです。
タイの鉄道の寝台車はとてもベッドが広く、食事も給仕が座席まで持ってきてくれます。
座席には、日本の新幹線のテーブルの5倍くらいはありそうな広い折り畳み式のテーブルがついていて、夕食を注文すると、そのテーブルがいっぱいになるほどの料理が運ばれてきて、
それをシンハ・ビールを飲みながら、ゆっくり平らげるのは非常に豪勢な気分です。
タイの列車の速度は、最高時速90キロくらいですが、これくらいが人間にとって速すぎも遅すぎもしない、ちょうど良い速度だという気がします。
夜は、寝台車で寝ていると、列車がレールの上を走るゴトン、ゴトンという音と振動が子守唄代わりになって、よく熟睡できるのです。
続く
「2010 タイ&ラオスの旅」
本日のつぶやき:
10日ぶりに日本に戻ってきたら、なんなのこの蒸し暑さ!
日本はそのうちタイみたいに一年中、暑い国になるんじゃないかしら。
by jack4africa
| 2010-10-10 00:01