2011年 06月 12日
タイ&ベトナム周遊(1) |
タイとベトナムを10日間ほど旅行してきました。
最初はベトナムだけを旅行するつもりだったのですが、せっかくだから、隣のタイにも寄って遊んで行きたいという気持ちになって、最終的にサイゴン4泊、バンコク1泊、パタヤ3泊という日程になりました。
タイにはこれまで何十回も行っていて、さすがに飽きてきたところがあって、しばらく行ってなかったのですが、去年の10月に3年ぶりに行ってみて、
やっぱり、オカマが休暇を過ごす先としてはいいところだとあらためて見直す気になって、これからは年に最低1回はタイに行こうと決心したのです。
☆サイゴン到着
まず最初にベトナムのホーチミンシティことサイゴンに向ったのですが、日本から飛行機で5時間ちょっと、意外と近い国という印象を受けました。
到着したサイゴンのタンソニェット空港のターミナルビルは4年前に新築されたそうで、安普請ながら清潔で明るく、社会主義の国に来たというイメージはまったくありません。
時間がかかると聞いていたパスポートコントロールも、帰りの航空券の提示を求められただけで、入国カードも税関申告書も不要で、タイに入国するよりも簡単でした。
税関を通り抜けたとことにある両替所で1万円をベトナムの通貨ドンに両替したら245万ドンという景気の良い金額になって戻ってきました。
1円=245ドンということらしいですが、ベトナム滞在中、このゼロのいっぱいついたインフレ価格には中々、慣れることができませんでした。
カフェに入ってメニューを見たら、ビールが1本、4万5000ドンなどと表示されていて、ギョッとなって計算機を取り出して計算したら、日本円で200円にも満たない金額であることがわかってホッとしたりして…
目安として、2万バーツ=1USドルで計算していたのですが、いちいち暗算するのも面倒で、いい加減、デノミに踏み切ってもらいたいものです。
両替を終えると両替所の隣のタクシー紹介カウンターへ。
タクシー代は市内まで一律8ドル=16万ドンで、このカウンターで行き先のホテルを告げて料金を前払いして領収書をもらい、
その領収書を空港ビルを出たところにあるタクシー乗り場にいるタクシー会社の職員に渡してタクシーを呼んでもらうというシステムで、
このへんの能率の良さも社会主義国家に似合わないものでした。
タクシーに乗って市内に向かいましたが、サイゴンは思ったよりも大都会でした。
道路を埋め尽くす夥しい数のオートバイの群れは壮観で、同じ方向に向かっていっせいに流れるように移動するその様子は水族館で見る魚の群れを連想させます。
向ったのは、サイゴンの下町のバックパッカー相手の安宿が並ぶブイビエン通り。最近はちょっとおしゃれな感じのミニホテルも増えてきて、私が予約したLuan Vuゲストハウスもそういうミニホテルの1つです。
旅行サイトTripAdvisorのサイゴンの人気ゲストハウスの1位にランキングされているこのゲストハウスの部屋は大変きれいで、エアコン、ホットシャワー、大型テレビ、冷蔵庫が付いて1泊18ドルはリーズナブルな価格です。
ブイビエン通りのゲストハウスに泊まることに決めたのは、この界隈に格安ツアーを主催する旅行会社の事務所が集中しているからです。
これらの格安ツアーは元々はバックパッカー向けのツアーだったのがはじまりで、最近ではその料金の安さから一般旅行者も参加するようになっています。
ツアーの集合場所は、チケットを購入した旅行会社の事務所の前になることが多く、早朝、集まるときに近くのゲストハウスに泊まっている方が便利だろうと考えてこの界隈の宿に決めたのです。
Luan Vuゲストハウスにチェックインしたあと、ゲストハウスから数分のところにあるキムトラベルという格安ツアー専門の旅行会社の事務所に行って、
翌日のクチトンネル半日ツアーと翌々日のメコン河クルーズ日帰りツアーを申し込みました。
料金はクチトンネルツアーが大型バスで行く大人数のツアーが6ドル、マイクロバスで行く少人数のツアーが9ドル、メコン河クルーズ日帰りツアーが10ドルということで、
結局、クチトンネルは9ドルのツアーを申し込み、メコン河クルーズ日帰りツアーが10ドルで合わせて19ドルを支払いました。
ここの会社のツアー価格はドル建てで、ドルで払ってドルでお釣りをもらいます。
ブイビエン通りには旅行者向けのホテルやゲストハウス、レストランやカフェ、旅行会社のオフィスなどが並んでいて、タイのバンコクのカオサン通りとよく比較されますが、
六本木を100倍くらい安っぽくして100倍くらい下品にした、とっくの昔に絶滅した筈の60年代のヒッピーの生き残りのゾンビみたいな白人が徘徊しているカオサンのような異様な雰囲気はなく、
外国人向けの店が多いというだけで、通りそのものはサイゴンの下町のフツーの通りという感じです。
夜はかなり賑やかになりますが、カオサンみたいに下品な雰囲気にならないのは、タイと違ってベトナムではフーゾク業が公認されていないため、その種の店がないからでしょう。
ブイビエン通り
続く
「2011 タイ&ベトナムの旅」
by jack4africa
| 2011-06-12 00:00