2011年 06月 17日
タイ&ベトナム周遊(3) |
☆メコン河クルーズ
翌日は、メコン河クルーズの日帰りツアーに参加しました。
ツアー客は総勢13人、白人は1人参加のスペイン人女性だけで、残りの12人は私も含めて全員東洋人。
私以外は、ベトナムに里帰りしている在米ベトナム人一家、カナダ在住の台湾人のおっちゃん、中国系マレーシア人の学生グループなど。
ベトナム人のガイドは、昨日のクチトンネルツアーのガイドと同様、酷いベトナム訛りの英語を話します。
彼が発音するとFloating Marketはフロッキングマーケットに聞こえるのです!
朝8時にマイクロバスでサイゴンを出発。2時間半ほどかかってメコン河支流の町、ヴィンロンに到着。ここで細長い屋根付きのモーターボートに乗り換えます。
モーターボートはメコン流域の農村地帯に入って行き、ライスペーパーや煎餅やおこしを製造している農家、
ココナッツキャンディーを製造している農家や蜂蜜を製造している養蜂農家を訪れたあと、河幅の広い支流を横断して対岸の中州に入りました。
この中州には網の目状に水路が張り巡らされていて、モーターボートはその水路に入って行きます。
水路の両岸はマングローブや椰子などの熱帯の樹木が生い茂っていて、それらの間を縫って航行するのはちょっとしたジャングルクルーズの気分です。
水路を遡って、水路の幅が狭くなったところで、菅笠を被ったおばさん達が漕ぐ手漕ぎのボートに乗り換え、3、4人ずつボートに分乗してさらに奥を目指します。
小一時間ほど手漕ぎボートで航行した後、先回りしていたモーターボートに乗り換えて、おばさん達に手を振って別れ、昼食のためにレストランへ。
昼食込み1日10ドルの格安ツアーなので、大した料理は出ませんでしたが、それでも食後のフルーツには、ドリアン、ジャックフルーツ、パイナップルなど熱帯の果物が出ました。
食後、このレストランの中庭で、ベトナム音楽を鑑賞。3人の中年男性がベトナムの三味線、琴、そして西洋のギターを使ってベトナムの楽曲を演奏します。
彼らが数曲、演奏したあと、50代のおばさん歌手が登場。「これからメコンデルタに伝わる民謡を歌います」と英語で口上を述べたあと、張りのある声で歌いだします。
彼女が何曲か歌ったあと、さっき料理を運んでいた中年のオッサンが登場。おばさん歌手と掛け合いでコミカルな歌を唄い始めます。言葉は分からないけれど、二人の滑稽な所作や踊りが笑わせます。
その後、再びボートに乗船して、メコンの支流を横断して、最初にボートに乗り込んだヴィンロンの船着き場に戻り、
さらにマイクロバスに乗り換えてサイゴンに向いましたが、途中、土産物店に寄ったりして、ツアー出発地の旅行代理店の事務所の前に辿り着いたのが6時ちょっと前。
ぐったり疲れましたが、この昼食付き1人10ドル(約800円)の格安ツアー。はたして採算が取れているのだろうかと心配になりました。
続く
「2011 タイ&ベトナムの旅」
by jack4africa
| 2011-06-17 00:00