2012年 06月 29日
インド・ラダックの旅(6) |
☆ ゴンパ巡り1日目:へミス→ティクセ→シェー
愈々、ゴンパ巡りの開始です。
朝、約束の9時ちょっと前に、若い小柄なラダック人の運転手がゲストハウスにやってきました。
彼の名前はヅァンパ、車はTATA製のSUV車、運転席にはダライラマの肖像写真が飾ってあります。
最初に向かったのは、レーの南東約45キロにあるへミス・ゴンパ。
17世紀に建てられた由緒ある僧院だそうです。
入口の山門に向かって石段を登っていたら、早速、足を踏み外して転んでしまいました。
拝観者の一人の若いラダック人の女性が駆け寄ってきて、英語で「大丈夫?」と訊くので、「大丈夫」と答えたら、「高山病ね、気をつけてね」といって去って行きました。
入口では拝観料を100ルピー取られました。
中に入ると、写真で見覚えのある建物が見えてきましたが、建物もその前の中庭も写真から受けた印象より小さく、建物の彩色も所々、剥げ落ちています。
ここは夏に有名な祭りが催されるそうですが、かなり観光寺院化している印象を受けました。
ちょうど、本堂で僧侶たちが集まって読経中で、一番奥に入口の方を向いて座っているこの寺院で一番、エライらしいお坊さんを取り囲むようにして、何重もの僧侶の輪ができていました。
内側から外側にいくにつれて座っている僧侶の年齢がだんだんと下がってきて、一番、外側の輪には小学校低学年くらいの少年僧たちが座っています。
少年僧たちは、入ってきた私たちのことが気になるのか、読経に集中できないみたいで、しきりとこちらを振り返って見る姿が可愛いらしいです。
写真を撮りたかったのですが、撮影禁止の貼り紙がしてあったので断念。
貼り紙を無視してフラッシュを焚いている参拝客もいましたが。
次に訪れたのがティクセ・ゴンパ。
ここも由緒ある僧院だそうですが、建物はへミス・ゴンパよりもずっと大きく立派です。
ここでは拝観料は取られませんでした。
ここには顔が金色に塗られた大仏の坐像があって、みんなその坐像の周囲を時計周りに回っていました。
ここは石段もへミス・ゴンパよりも多くて、登り降りが大変なように見えましたが、思ったほど息切れがしなかったのは、身体がだいぶ高地に慣れてきたせいかもしれません。
その後、シェー・ゴンパへ。
ここはこじんまりしたゴンパでしたが、参拝客は多く、お堂の入口のところで、五体投地している女性がいたりして、ラダックの人々の生きた信仰の場になっていることが窺えました。
ここにも大仏が鎮座してました。
屋上のテラスからの眺めは素晴らしかったです。
へミス・ゴンパ入口
へミス・ゴンパ建物
へミス・ゴンパ、山門から下を見る
ティクセ・ゴンパ
シェー・ゴンパ
シェー・ゴンパ入口
シェー・ゴンパ建物
シェー・ゴンパ内部
シェー・ゴンパ、屋上からの眺め
途中の風景
続く
「2012 インド・ラダックの旅」
by jack4africa
| 2012-06-29 00:04