2013年 01月 25日
ミャンマー周遊(12) |
☆ ミャンマーのゲイ事情
ミャンマーにはゲイバーやゲイサウナなどのゲイ向けの施設は一切、存在しません。
ゲイが集まるディスコがあるそうですが、ゲイ専用というわけでなく、ノンケの客も来るいわゆるMIXのディスコだそうです。
ただし、このブログの読者で、ミャンマー駐在を経験した方によると、ミャンマーの男性はノンケも含めて男同士のSEXには殆ど抵抗がないそうで、誘えば簡単に相手になってくれるそうです。
ノンケを相手にするときは、多少のチップは払う必要があるでしょうが。
ただ残念なことに、ミャンマーにはイケメン、美少年が皆無です(笑)
痩せた貧弱なタイプか、顔がデカくてブサイクな小太りタイプかどちらかしかいません。
例外として、ミャンマーにはインド系(バングラ系?)の住民がけっこういて、彼らの中には可愛い子やカッコ良い青年もときたまいます。
あとミャンマーのゲイ事情を語るにあたって忘れてならないのは、ナッカドと呼ばれる女装の男性の霊媒師の存在です。
ミャンマーは仏教国として知られていますが、それとは別にナッ神と呼ばれる土着の精霊を拝む民間信仰も盛んで、
主なナッ神は37あるそうですが、そのナッ神と交霊してお告げを信者に伝える霊媒師がナッカドです。
ナッカド(ナッの妻の意)はかっては女性が多かったそうですが、現在は殆どが女性的な男性=女装の男性がなっているそうで、彼らの大半は同性愛者だといわれています。
毎年1回、8月にマンダレー郊外のタウンピョンという小さな村で行われるナッ祭りは、ミャンマーで最も盛大なナッ神信仰の祭りで、
この祭りの開催期間中にはこの小さな村にミャンマー全土からナッカドやホモが集まってくるそうです。
ミャンマー在留邦人の間ではこの祭りはオカマ祭りとして知られているそうで、私も日本のオカマ代表として是非とも参加したいところですが、
なにぶん寄る年波でクソ暑い8月にミャンマーまで行くだけの気力も体力もありませんので、どなたか若い方が行かれてレポートしてくださるのを期待しています。
ミャンマーでは女性的な男の子が生まれると、親はその男の子が16歳になるのを待ってナッカドにするそうで、
女性的な男性(同性愛者)が軽蔑され差別される欧米キリスト教圏と異なり、彼らに相応しい社会的な居場所を用意するアジアは、やはり同性愛者に優しい文化だと思いますね。
Taung byone Festival
http://www.youtube.com/watch?v=Hyj7aFKMWmc
☆ 泰緬鉄道が復活か?
泰緬鉄道は、第二次世界大戦中に日本軍によって建設されたタイとビルマ(ミャンマー)を結ぶバンコックからラングーンまでの424kmの鉄道ですが、
建設工事に駆り出された連合国の捕虜を含む多くの労働者が犠牲になったことで知られています。
この鉄道は戦後、報復のためか連合国軍によって爆撃で破壊され、現在も残って運行している区間はバンコクからナムトクまでの210kmだけですが、
昨年5月21日、ビルマ政府のアウンミン鉄道大臣が泰緬鉄道のミャンマーのスリー・パゴダ峠からタイ側までの105kmの区間の修復予備調査を始めると発表したそうです。
アウンミン大臣は、地元カレン抵抗派との停戦協定が成立したことから、この鉄道区間を再開し、ミャンマー・タイ両国の交通貿易を拡大し、観光を誘致することで困窮しているこの地域住民の経済に役立てたい、
他の国々も鉄道再開への援助を申し出てくれているので、是非とも鉄道を再開させたいと語ったといいます。
もしこの計画が実現すれば、バンコクとヤンゴンが再び鉄道で結ばれることになるわけで、そうなったら是非、バンコクからヤンゴンまで鉄道で旅行してみたいものです。
私が生きているうちに計画が実現することを祈るばかりです。
おわり
「ミャンマーの旅」目次
by jack4africa
| 2013-01-25 00:01