2015年 01月 23日
タヒチの休日(2) |
☆ パペーテへ
成田空港のエア・タヒチ・ヌイのチェックインカウンターに出発の2時間半前の2時5分に行ったら、すでに長い行列が出来ていました。
乗客は殆どが新婚カップルで、肩身の狭い思いをするのではないかと心配していたのですか、結婚シーズンからずれているせいか、何組か若い男女のカップルはいたものの、いかにも新婚というカップルは見当たりませんでした。
ほかにはタヒチから日本に観光に来た帰りらしいフランス人の家族連れや日本人の家族連れ、熟年カップルに加えて、私みたいな一人旅の中年男性もちらほらいて、ほかの外国に行く場合と大して変りない顔ぶれでした。
機内では、若い美人のスチュワーデスが愛想よく迎えてくれました。
最近、アメリカン航空とかラン航空とかロクでもないエアラインにばかり当たっているので、スチュワーデスが若い美人で、しかも愛想よく笑いかけてくれるだけで感激してしまいます。
いつものように通路側の座席を確保し、隣りの座席は空席だったのでだいぶ楽でしたが、それでも11時間を超える飛行時間、座席に座っているのは苦痛でした。
現在、歯の治療をしているのですが、機内で気圧が変わったせいか歯が痛みだし、そのうち、長時間、座席に座っていたせいで腰痛が再発し、さらには目まで痛くなってきました。
その三重苦に耐えつつ、少しでも眠っておかなければと眠るように努力し、やっと眠りに落ちたと思ったら、すぐさまスチュワーデスに起こされてしまいました。
朝食だというのです。
朝食を食べ終わって、1時間ちょっとして、やっと飛行機はパペーテのファアア空港に到着したのでした。
ファアア空港は、世界的な観光地にしてはボロくて小さい空港でした。
イミグレでだいぶ待たされたあとやっと外に出て、空港入り口にあった銀行のブースで3万円ほど両替しようと思ったら、窓口の若い男が日本円は両替機でしか両替できないといいます。
彼が教えてくれた両替機が設置されている別の銀行のブースまで行ったら窓口のおばちゃんが出てきて、ブースの横にある両替機の使い方を教えてくれました。
この両替機、日本円の札を入れると自動的に現地通貨のパシフィックフランが出てくる仕組みになっているのですが、3万円を入れたら手数料を差し引いた金額、2万3650フランが出てきました。
1フラン当たり1、27円ほどになりますが、ガイドブックには1.17円と書いてあったので、だいぶ円安が進行していることがわかります。
このパシフィックフランの硬貨は大きくて重いので、おばちゃんは100フラン硬貨で出てきた3000フランを1000フラン紙幣3枚に交換してくれました。
両替のあと、空港の建物の前の駐車場を通りすぎ、石段を登って一般道路に出て、空港前のバス停から公共バスに乗って、パペーテのダウンタウンに向かいました。
料金は300フラン。運転手に行き先のホテル・ティアレの前に来たら教えてくれと頼んだのですが、バスは決まった停留所にしか停車できないみたいで、ホテルをだいぶ過ぎたところで停車しました。
運転手が「あっちだ!」と指さしますが、よくわかりません。そしたら同じ停留所で降りたポリネシアンの中年女性が「私に付いて来なさい」といって、ホテルまで連れていってくれました。
タヒチはイースター島と較べて観光地として発展しているので、人間はすれているのではないかと思っていたら、そんなことはない、みんなとても親切でした。
パペーテは暑く、陽射しが強かったです。
くそ寒い日本から来たのだから、その暑さを快適に感じる筈なのですが、湿気が強いせいか、蒸し暑くて不快感を覚えます。
海に沿ったポマレ大通りをマルシェの方向に歩いて行くと、道行く人に太った人が多いことに気がつきます。
イースター島にも太った人間がけっこういたけど、ここパペーテではイースター島ではみかけなかったコニシキ・クラスの巨デブを何人もみかけました。
あと道端に所在なげに座っている老人たちとか。。。
ホームレスや乞食もいて、ゴーギャンの描いた「地上の楽園」は遠い昔のことであることがわかります。
マルシェに入ると、1階にフードコートがあったので、バゲットの玉子サンドを購入。
それを食べたあと2階に上がって、土産物売り場を冷かしていると、若い女性が何人か片隅にたむろしていて、その内の一人が私に向かって「ボンジュール!」と声をかけてきました。
彼女たちは店員ではなく、あきらかにその種の女性たちで、目で私を誘っていました。
彼女たちを無視してマルシェを出て、ホテルに向かって歩いていくとちょい悪風のサングラスをかけた若い男が向うから歩いてきて、ちょっと彼をみつめただけなのにすぐ反応してきて、
「えッ、何? 俺に興味あるの? だったら相手するぜ」
といった感じで唇の端をちょっと曲げてニヤッと笑いかけてきました。
考えてみたら、パペーテは港町だから売春婦(夫)がいてもおかしくない、というか、いて当然です。
ちなみにパペーテにはゲイバーはないそうです。
私が泊まっていたホテル・ティアレの裏側にPiano Barというバーがあって、ここはゲイバーではないけれど、週末の土曜日の夜中すぎにレレと呼ばれる女装のおかまや一般のホモが集まってくると聞きましたが、
今回のパペーテ滞在は週末にはかからなかったので行きませんでした。
レレはポリネシアの伝統的な第三の性だそうですが、パペーテのレレは殆ど売春業に従事しているそうです。
案内された部屋はエアコン、ホットシャワー、テレビ付きの、大きなダブルベッドが置かれた簡素な部屋でしたが、掃除は行き届いていました。
いつもこの程度のクラスのホテルに泊まっているので、私にはこれで十分なのですが、この部屋の料金が1泊1万3500円とはさすがに信じられません。
部屋で夕方まで休んだあと、安く食事ができるといわれる、ルーロットと呼ばれる移動販売車の屋台が集まっている港の前の広場にでかけました。
この広場には、ルーロットが何台も停まっていて店を広げていましたが、メニューをみるとアントレが2500フランとかちっとも安くありません。
とりあえず、中国人がやっているルーロットで1200フラン(約1500円)の持ち帰りのチャーハンを買いました。
ルーロットではビールを飲めないと聞いていたので、帰りに食料品店に寄ってビールを買ってからホテルで食べるつもりだったのですが、
なんとパペーテの商店はすべて午後5時に閉店してしまうとのことで、空いている店は1軒もありません。
それでしょうがなく、ホテルに帰ってミネラルウォーターを飲みながら、そのチャーハンを食べたのですが、油っこくて不味く、
そのくせ量だけはやたらと多く、ペルーで行った中華料理店のチャーハンを思い出しました。
チャーハンなんて不味く作りようがない料理だと思うのですが、ペルーとタヒチのチャーハンが両方とも油こくて不味く、ペルーとタヒチの両方で太った人間が多いのは関係があるのではないかと思いました。
続く
本日のつぶやき
後藤健二氏実母会見
イラク3馬鹿のときもそうだったけど、あの手の連中の家族って、なんでこんな変なのばかりそろってるんだろう。
つぶやき2
「イスラム世界の国々は親日でした。日本は戦争をしない国、世界平和への希望の国だったからです」民主党・徳永エリ参院議員
イスラム世界が親日なのは日本がアメリカとタイマン張って戦争したから。
戦後、アメリカの属国に成り下がった日本を彼らは歯がゆく思ってる。
広島と長崎に2発も原爆落とされてなんで仕返ししないんだって。
つぶやき3
これは秀作!クソコラグランプリ
つぶやき4
マスコミは人質処刑のカウントダウンだと騒いでいますが、一般国民は「自己責任だろ」と冷淡です。
この日本国民の人質に対する冷淡さに身代金を獲得したいイスラム国とこれを機会に安倍首相を攻撃したいサヨクはあせっているようですが、
日本国民はイラク3馬鹿事件で、紛争中の土地に用もないのにのこのこ出かけていって人質になるような人間は社会の落ちこぼれのクズばかりで、そんな連中のために税金を遣うのは金をドブに捨てるようなものだ、ということを学んだのです。
by jack4africa
| 2015-01-23 00:01