2015年 03月 03日
渋谷区の同性パートナー証明書 |
東京都渋谷区が全国で初めて同性のカップルを「結婚に相当する関係」(パートナーシップ)と認め、証明書を発行する条例案を3月議会に提出すると表明したそうです。
マスコミは、同性愛者コミュニティーは、今回の渋谷区の条例案を同性婚を認める法律制定へ繋がるとして歓迎していると報じていますが、私の周囲のホモの間では話題にも上っていません。
私のような一般ホモだけではなく、本来ならば、「これで同性婚への道が拓けるニダ!」と鬼の首でも取ったように騒ぎ立てる筈のゲイリブ連中も異様に静かなのです。
その背景には、既存のゲイリブたちが一般ホモから完全に見放されて力を失い、この渋谷区の条例案の提出に影響力を行使できなかったという現実が横たわっているような気がします。
つまり、今回の渋谷区の条例案の提出は、既存のゲイリブたちとは関係ないところで推し進められ、それゆえその「快挙」(?)を自分たちの手柄に出来ないという事情があるようなのです。
それでは誰が今回の渋谷区の条例案の提出を陰で後押ししたかというと、「グッド・エイジング・エールズ」というNPO法人が関係しているみたいです。
このNPO法人は、いわゆる意識高い系というか、自称エリート系のゲイのNPO で、メンバーは全員、ちゃんとした仕事に就いているそうで、
かってのゲイリブ活動家のようにビンボー自慢をしないところや、反原発や9条擁護などサヨク丸出しの政治スローガンを叫ばないところは評価できます。
しかし、彼らが主宰するパーティーに参加した人によると、
「自分たちはそれなりに良い企業に勤めていて、しかも仲間のために働いている選ばれたゲイなんだ」
という選民意識が非常に高く、日本の一般ホモの生活感覚とかけ離れているところはかってのゲイリブと変わりなく、
自らをゲイの代表と自認して他人を見下す態度が一般ホモの反感を買っているそうです。
このNPOのHPには、次のような自己紹介の文章が掲載されています。
わたしたちは、「グッド・エイジング・エールズ」という団体名には、2つの願いを込めています。
1つは、LGBTとよばれる、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーを含むあらゆるセクシュアル・マイノリティの人たちが、自らのセクシュアリティに引け目を感じず、社会の偏見を越え、自分らしく伸びのびと、歳を重ねていく、そんな生き方を送れる世の中になることを願っています。
そして、もう1つは、LGBTの仲間同士、そして、セクシュアリティに関係なく、LGBTもそうでない人も、お互いを讃えあい、成長していこう、エールをお互いに送り合おう、という意味も込めています。
パチンと手で叩いたら、ぺしゃんこにつぶれてしまう綿菓子みたいな中味のない空疎な文章ですが、彼らが具体的に何をしようとしているのかこの文章からはさっぱり見えてきません。
HPの別のところで、彼らは将来、LGBTのための老人ホームを作ることを目標に掲げていると書いていますが、
そんなものを作ったら、老人ホームが「浅草24会館」化してしまうということに気が付かないのでしょうか。
フツーの老人ホームでも入居者の老人たちの性が問題になっているというのに、ホモの老人たちばかり集まったりしたら、
夜な夜なホモのジイサンたちが老人ホーム内を徘徊して、相手かまわず襲って乱交を繰り広げるというこの世のものとは思われぬ地獄絵図が現出して、大変なことになりますヨ!
私なんか死んでも、そんな恐ろしいところに入居する気になれませんね。
今回の渋谷区の条例が日本における同性婚の合法化につながるかどうか、私にはわかりませんが、
ここで、私が日頃から抱いている同性婚に関する疑問をいくつか挙げてみたいと思います。
1.同性婚が認められないのは本当に不平等なのか?
同性婚を推進しているゲイリブたちは「結婚の平等」とか「ゲイの権利」とかアメリカのゲイリブ運動から借りてきたスローガンをオウム返しに繰り返していますが、
同性婚が認められないのは同性愛者にとって本当に不平等なのでしょうか?
答えはノーです。
現在、日本の法律の下では、同性愛者も異性愛者も結婚に関しては完全に平等に扱われています。
同性愛者は異性愛者と同様、異性と結婚する権利を認められていますし、異性愛者も同性愛者と同様、同性と結婚する権利が認められていないのです。
もし同性愛者にだけ同性婚の権利を認めてしまうと、同性愛者だけを特別扱いすることになり、それこそ不平等になります。
私はもし同性婚の権利を要求するのであれば、同性愛者だけでなく、異性愛者も含めたすべての人間に同性婚を認めるよう主張すべきだと思います。
それが平等というものでしょう。
2.そもそも同性愛者はなぜ同性と結婚しなければならないのか?
ゲイリブたちは、同性愛者は同性としか結婚してはいけないみたいなことをいっていますが、そんなこといったい誰がいつ決めたんですか?
実際のところ、多くのホモの男性は、女性と結婚しています。
正確な統計は存在しないようですが、ホモ向け出会い系サイト等への書き込みを見る限り、女性と結婚している男性同性愛者はかなりいるのです。
そして彼らの結婚は必ずしも偽装結婚とはいえないと思います。
現在はノンケの男性でも独身のまま年齢を重ねるケースが多いし、かってのような独身男性に対する結婚圧力は減ってきています。
そのため、ホモの男性が結婚する場合、ノンケの男性と同様、子供が欲しいとか、家庭を持ちたいと考えて結婚するケースが多いような気がするのです。
じゃあ、セックスはどうするのかという声が聞こえてきそうですが、ある統計によると、日本の夫婦の50パーセントはセックスレスだそうで、日本の夫婦の場合、夫婦間のセックスはそれほど重要ではないように思えます。
いずれにせよ、それは夫婦間の問題であって、第三者が口出しするようなことではないでしょう。
お断りしておきますが、私はホモは女性と結婚すべきだといっているのではありません。
そうではなくて、ホモやレズに生まれたからには、同じホモやレズと結婚するのが当然だという決めつけ方がおかしいといっているのです。
我々ホモ の生き方には、一生、独りで生きていくか、それともノンケの男性のように女性と結婚して家庭を持つか、あるいは同性のパートナーと一緒に暮らすか、複数の選択肢がある筈です。
それにもかかわらず、日頃、社会に向かってダイバーシティ(多様性)を認めるように主張しているゲイリブが、
こと同性愛者の生き方については多様性を認めず、ゲイは同性と結婚すべきであるというゲイリブ特有の教条主義を振り回すのは矛盾しているといっているのです。
私のようにホモに生まれた最大の利点は、結婚して女房子供を養わずに済むことだと考える人間は、
ノンケの真似をしてわざわざ制約の多い結婚制度をホモの世界に導入しなければならない必然性はまったく感じませんし、
実際、日本で同性婚や同性パートナーシップの実現を望んでいるのはアメリカコンプレックス丸出しのアホなゲイリブだけで、
日本の圧倒的大多数のホモやレズは同性婚にも同性パートナーシップにもまったく関心を持っていないのです。
本日のつぶやき
すぐに韓国人が日の丸をペプシマークに塗り換えるに100ウォン
by jack4africa
| 2015-03-03 00:01
| LGBTという幻想