2007年 09月 21日
おこげ |
世の中には、なぜかホモと気が合い、いつもホモとつるんで遊んでいる女性がいて、彼女たちのことを「おこげ」と呼ぶそうです。
そういう女性は、当然というべきか、美人は少ないです。
美人だとノンケ男がほっときませんからね。
そこそこ美人であっても、どこか女としての自分に自信がもてないタイプが多く、そういう女性にとって、ホモと付き合う利点は、相手に口説かれなくても気にせずにすむことだと思います。
ノンケ男が相手だと、その男に口説かれないということは、自分に女としての魅力がないということになり、自分が男にモテない女であるという現実を直視しなければなりません。
しかし、ホモが相手だと、自分が口説かれないのは、ホモで女に興味がないからで、自分に女としての魅力がないからではないという言い訳ができるのです。
それでいながら、ホモも一応は男なので、男と付き合う楽しみというか、満足感は得られるわけです。
というわけで、そういう女性にとっては、ホモというのはなにかと便利な存在なんだと思います。
私にも以前、そんな女友達がいました。
彼女は特別、不美人というほどではなかったのですが、大女で、背が高く170cm以上あって、肩幅が広く、胸は薄く、スカートがまったく似合わないので、いつもジーンズばかり穿いているような女性でした。
パリに行ったとき、サンジェルマン・デプレのカフェ「ドゥマゴ」のテラスでコーヒーを飲んでいたら、フランス人のホモのオッサンに男の子と間違えられて口説かれたという逸話の持ち主で、フツーの男が興味を持つような女らしいタイプではなかったのです。
彼女とは一時期、同じ職場で机を並べて働いていたこともあり、仲がよく、ホモであることは打ち明けていたので、よく一緒に二丁目に飲みに行ったりしてました。
彼女の口癖は「あたしたちってよく似てるわね」でした。
まぁ、オトコのいないハイミスとホモの境遇は、似ていなくもないのですが、一つだけ彼女と私とでは決定的に違う点がありました。
それは結婚にたいする考え方です。
私は、ノンケに生まれても結婚しなかったんじゃないかと思うほど「家庭の幸せ」というものに無縁というか、関心のない人間で、自分が独身でいることにはなんの疑問も持っていませんでした。
ところが、彼女の場合は口では「結婚なんて!」と興味の無さそうなことをいっていながら、二人の共通の知人のハイミスが結婚したなどというニュースは、なぜかいちはやく知っているのです。
「○○さん、結婚したんだってね」というと、「知ってるわよ。そんなこと!」と不機嫌そうに答えます。
どうやら、そういうニュースを耳にすると、しばらくは落ち込むみたいです。
喫茶店でコーヒーを飲みながら雑談をしているとき、突然、「この間、占いでみてもらったら、今年こそ結婚できるといわれたのよ」などと口走って私を驚かせることもありました。
そんなもん、できるわけないやろ! と心の中では思っていましたが。
結婚できない女って、本人は気がついてないかもしれないけど、傍から見ているとその理由がよく分かるんですよネ。
どういう女が結婚できないかというと、まず第一に我の強い女です。自分から折れて男を立てることができないタイプです。
二番目は、生活力のある女性です。男に養ってもらわなくても、自分で働いて食べていけるタイプです。
この二つの条件を兼ね備えている女性、つまり、我が強くて、生活力のあるタイプはまず結婚できませんね。
その彼女も男好きのしない容姿に加えて、我の強い性格で、生活力も旺盛で、仕事では稼いでいたので、私の目には、どうみても結婚できるタイプには見えなかったのです。
しかし、結婚できないというのは、逆にいえば、結婚しなくても生きていけるということで、なにも無理して結婚しなくても良いんじゃないかと私なんかは思うのですが、
女性の場合は、そこまで割り切って考えることができないみたいで、結婚するにせよ、独身を通すにせよ、常に「結婚」の二文字が頭から離れないようなのが、みていて気の毒でした。
結局、彼女とは、男のいない互いの境遇を嘆きあうというか、傷を舐めあうような関係がだんだんと重たく感じられるようになって、付き合うのをやめてしまいましたが、彼女が結婚していて、シアワセだったら、私には近づいてこなかったと思いますネ。
by jack4africa
| 2007-09-21 00:31
| ホモ・ゲイ・オカマ