2009年 07月 07日
国連中心主義(2) |
日本はその分担金に見合った利益を国連から得ていないどころか、国連機関によって不利益さえ蒙っています。
中国、北朝鮮、韓国の反日アジア3カ国とこれら3カ国と結託した日本国内の反日サヨク勢力が国連を舞台に活発な反日ロビー活動をおこなっているのです。
代表的な例は、あの悪名高い国連人権委員会を利用した反日キャンペーンです。
国連人権委員会というのは、ジュネーブに本拠を置く、国連加盟国の人権状況を調査し、深刻な人権侵害の事例が存在する場合には是正勧告を行なうという、国連の組織なのですが、
人権委員会という名称とは裏腹に、この委員会のメンバーは、リビア、スーダン、ジンバブエ、中国、キューバなど人権を蹂躙していることで知られる国々が占めていて、
これら人権蹂躙国家がこの委員会を牛耳って、政治的に非常に偏った勧告を出しているのです。
日本に対しては、日本国内の反日サヨク勢力と結託した「報告者」が、この人権委員会に日本国内の「サベツ」について針小棒大な報告を行なって日本を差別国家であると糾弾し、
委員会から日本に対する是正勧告を引き出して、日本政府に圧力をかけるというマッチポンプをやっています。
これら日本国内の反日サヨク勢力の背後には中国・南北朝鮮の反日アジア3ヶ国がいて、これらのグループの活動を陰で支援し、煽っていることはいうまでもありません。
2005年7月には、日本の人権状態を調査するという名目で、国連人権委員会の特別報告者なる肩書きを持つドゥドゥ・ディエンというセネガル人が日本にやってきました。
彼を日本に招待し、調査に協力、助言したのは「反差別国際運動」 (IMADR) という人権団体で、この団体の日本支部の理事長は、
北朝鮮の独裁者、金日成の思想の普及を目指す「チュチェ思想研究会」という団体の理事を務める武者小路公秀という人物です。
ちなみに、反差別国際運動日本支部の所在地 (東京六本木) は、部落解放同盟中央本部の所在地と同じです。
つまり武者小路公秀は、北朝鮮や部落解放同盟と深い関係をもつ人物で、上記のディエンも武者小路が日本支部の理事長を務める反差別国際運動に関係しているとのことで、いわば同じ穴のムジナです。
来日したディエンは、日本で在日朝鮮人や被差別部落関係者から聞き取り調査を行ない、同和地区や朝鮮学校、在日朝鮮人が不法占拠している京都市宇治市のウトロ地区などを視察したあと、
2005年11月7日に国連総会第3委員会で調査報告をおこない、日本で在日朝鮮人をはじめとする少数者集団に対する差別が実在していると指摘、それを受けて中国、韓国、北朝鮮の代表が日本を批判したそうです。( 2005 年11月7日付け産経新聞より)
素晴らしい連携プレイですね (笑)
サヨク人権団体や在日団体の一方的な言い分を鵜呑みにして報告をおこなったディエンという人物にも問題がありますが、
世界に冠たる人権侵害国家である北朝鮮や中国がいったいどのツラさげて、日本のサベツを非難できるのか、厚顔無恥もここまでくると笑うしかありません。
もし日本における在日朝鮮人・韓国人に対するサベツが本当に深刻であるならば、多くの在日が故国に帰国している筈で、
それが文句を言いながらもいっこうに帰国しようとはせず、逆に脱北者や日本への密航者が増えている事実はどう説明するのでしょう。
最終的に、国連人権委員会は、
「日本政府が国内の社会的少数者の存在を無視し、在日外国人に対し厳然として存在しまた行なわれている人種差別問題を看過し続けている事に対して「人種差別禁止法」の制定と政府の人権委員会の設置」
を勧告するのですが、この人権委員会の勧告には拘束力はなく、同様の勧告を受けている大半の国はこれを無視しているそうです。
人権委員会のメンバーを人権侵害国家が占め、自国の人権状況を棚にあげて、他国を非難ばかりしているのを知っているので、どの国もまともに相手をしないのだそうです。
ところが日本の場合、国連は正義の味方であるとの根拠のない国連神話が存在するため、こんなインチキ委員会の勧告でも一定の影響力があり、
その結果、この国連人権委員会は日本内外の反日勢力による国連を舞台にした反日活動の拠点になっているのです。
これら反日勢力が日本を貶めるために好んで利用するカードとして「南京大虐殺」と並んで「従軍慰安婦」がありますが、
従軍慰安婦問題についても、反日勢力は国連人権委員会で活発なロビー活動をおこなっており、委員会から日本政府に対する慰安婦の個人補償の勧告を引き出しています。
この慰安婦の問題については、反日勢力は現在もなおしつこく騒ぎ立てていますが、その真の狙いは、北朝鮮による日本人拉致事件を「慰安婦」によって相殺することにあると思われます。
2002年に金正日が日本人拉致を公式に認め、謝罪して以来、拉致問題に対する関心が世界的に高まり、国連でも北朝鮮を非難する決議が次々と採択されるようになったのですが、
それを牽制するために、北朝鮮とそのシンパは慰安婦問題を持ち出して、
「日本は戦時中、多くの朝鮮人女性を強制連行して性奴隷として酷使した。それに較べると日本人拉致なんて大したことはない」
という論陣を張って、日本人拉致事件の矮小化をはかっているのです。
日本国内の反日サヨクグループも同様の主張をおこなっていますが、戦時中、高給に目が眩んでみずから志願して慰安婦になった朝鮮人の婆さんたちを被害者に仕立て上げ、日本を糾弾することで、
いま現在、北朝鮮にいて苦しんでいる日本人拉致被害者の救出を妨害しているこれら反日サヨクグループの大半が「人権団体」を名乗っている欺瞞性こそ糾弾されるべきでしょう。
国連中心主義(3)へ
by jack4africa
| 2009-07-07 00:36
| 国際関係