2009年 09月 15日
おかまの海外生活 |
日本は同性愛者サベツが激しい国だからという理由でアメリカに渡った日本人のホモを知っています。
アメリカこそ同性愛者サベツの激しい国だと思うのですが、NYやLAのゲイコミュニティーに埋没していれば、そんなにサベツを感じずに生きていけるのかもしれません。
その一方で、ゲイリブ先進国のアメリカに生まれながら、海外に住んでいるアメリカ人のゲイもいます。
たとえば、以前、「地の果ての夢、タンジール」で紹介したモロッコには、いまだに多くのアメリカ人ゲイが住んでいます。
ときどき、一人暮らしのアメリカ人の老人が若いモロッコ人の男に殺されたなどという記事が新聞に載るので、まだアメリカ人のゲイが住んでることがわかります。
あとエジプトでも、英会話の教師をやっている欧米人の10人の内、9人はゲイです。
同性愛者サベツが激しいといわれているアラブ・イスラム圏になぜ、それほど、多くの欧米人のゲイが住んでいるのか、そのへんの事情はこのブログに詳しく書いているので、読んでいただくとして、
いずれにせよ、洋の東西を問わず、ホモで外国暮らしをする人間は多いような気がします。
やっぱり、ホモというのは少数派ですから、どの国のホモであっても、特にサベツはなくとも、少数者ゆえの肩身の狭さというものは常に感じているわけで、
それで外国に出たがるのではないかという気がします。
外国に住めば、「早く結婚しろ」とうるさくいう人間もいないし、いろんなしがらみやわずらわしい人間関係から解放されて生きて行けるのでなにかと気が楽なのです。
さらに外国に住む場合、その国の人間からみて外国人になるわけですが、どこの国でも外国人というのは変わり者と見られるので、少々、羽目を外しても大目に見られるところがあります。
あと、ホモは少数者である分、仲間意識が高くなるので、初めて会った外国人でもお互いホモだとわかった途端、百年の知己のように打ち解けてしまうことが多いです。
昔、エジプトのカイロに住んでいたときは、カイロのゲイコミュニティーに入り込んだお陰で、随分と色んな人間と知り合うことができました。
週末にはあちこちのパーティーに呼ばれて忙しくしていたのですが、奥さんを日本に残してカイロに単身赴任をしている商社の駐在員に、
「ジャックさんは随分と顔が広いんですねぇ。今度、ボクも一緒に連れて行ってくださいヨ!」
と羨ましそうにいわれたことがあります。
連れて行ってくれといわれても、余興で裸の男の子がベリーダンスを踊るようなパーティーにノンケを連れて行くわけにはいかないので困ったことを覚えています。
というようなわけで、一般的にいって、ノンケよりもホモの方が外国生活を楽しめるような気がします。
ただし、外国生活が良いことばかりとは限りません。
なんといっても一番の問題は治安です。
日本は世界で一番、治安の良い国なので、日本以外の外国はすべて日本より治安が悪いことになります。
私も自慢じゃありませんが、カイロに住んでいたとき、空き巣にやられて、
百万円、盗られたことがあります!
これは私の恥になるので、いいたくないのですが、空き巣をしたドロボーは3人組で、その内の1人はそのちょっと前にアパートに連れ込んだ若い男でした。(^^;
彼は私のアパートの近くに住むカイロ大学の学生で、以前から私を狙っていたらしく、通りでよく私に話しかけてきては、アラビア語の個人レッスンをしてやるなどといって、私のアパートに来たがっていました。
それであるとき、油断して彼をアパートに引き入れてしまい、成り行きでヤッてしまったのですが、コトが終わっても中々、出ていかず、アパートの中をジロジロ観察しているので、これはヤバイと思ってすぐに追い出したのです。
その後、彼はずっと私の動向を見張っていたらしく、私が留守であることを確認してから、屋上のテラスから最上階の私のアパートのベランダに伝って降りて、窓をこじ開けてアパートに侵入したのです。
空き巣に入られたことがわかったときに直ぐに彼の顔が思い浮かび、ヤツにやられたに違いない、と直感し、警察にその旨いったのですが、
エジプトの警察は意外と優秀で、翌日には彼を含む3人組を逮捕してくれ、盗られた100万円の内、70万円は戻ってきました。
残りの30万円はどこでどうなったかわかりませんが、70万円戻ってきただけでも不幸中の幸いだと自分に言い聞かせました。
それでも金を盗られたのは、やはりショックで、事件の直後に知人の日本人のところに駆け込んで、災難に遭ったことを訴えたのですが、なぜか彼が引くんですよね。
あとで気がついたのですが、借金を申し込みにきたんじゃないかと警戒されていたみたいなのです。
日頃、カイロの日本人とは表面的な付き合いしかしていなかったので、思わぬところでシッペ返しをくらった感じでした。
だからといって仲良くしていた欧米人のホモたちが同情してくれたかというと、そんなことはまったくなくて、
「アパートにそんな大金を置いておくなんて馬鹿だ!」
とか、
「お前は銀行というものを知らんのか!」
とか、散々のいわれようで・・・(T_T)
日本の常識は、世界の非常識。
日本では「金を盗んだ人間が悪い」になるのですが、エジプトでは「金を盗られたお前が悪い」になるのです。
唯一、慰められたのが、フランス人の友人が笑いながらいったこの一言。
高いイッパツについたねぇ~www
これには大笑いしてしまいました。
この事件の痛手からもなんとか立ち直って、エジプト生活を続けていたのですが、タクシーに乗るたびに運転手と支払いの金額でもめたり、すぐにつり銭をごまかすエジプト人の商人を相手にしているうちに、
エジプトで生活するのが段々とシンドクなり、日本に帰る決心をしました。
日本に定住するために帰国したとき、「ああ、これで滞在許可証や労働許可証の心配をする必要がなくなった」とホッとしたことを覚えています。
二年前に二十数年ぶりにエジプトを旅行して、懐かしさを感じるかと思いきや、そんなことはまったくなくて、カイロに着いた途端、二十数年の空白が一瞬のうちに消え去り、
まるで昨日、カイロを発って、今日、戻ってきたという感じで、なんの抵抗も覚えずに、すっとカイロの街に溶け込めたのにはわれながら驚きました。
それでも以前にも増して酷くなっている交通渋滞や排気ガスによる空気汚染、建物の老朽化やストリートチルドレンの増加を目のあたりにして、
「今、ここに住めといわれたら、絶対、断るだろうな」
と思いました。
オトコとは簡単にデキるけど、「人はセックスのみにて生きるにあらず」ですからね。
やっぱり、老後は日本に住むのが一番です (^^
by jack4africa
| 2009-09-15 01:39
| 海外生活&旅行

