2010年 06月 12日
カンボジア熱々旅行(2) |
☆ プノンペン到着
バンコクで降りたいという誘惑をなんとか振り切って、プノンペン行きの飛行機に乗り、1時間ほどのフライトで夕方7時すぎにプノンペン空港に到着しました。
プノンペンの空港は、とても小さくて可愛らしい空港で、25ドル払ってカンボジアのビザを取得し、入国審査を通過して空港ビルを出たのですが、出迎えの車が来ていません。
今回、プノンペンの中心にあるアジア・ホテルという中級ホテルを予約したのですが、このホテルは宿泊客の空港=ホテル間の無料送迎サービスを行っています。
それでメールで到着時間を知らせて、空港にピックアップに来てくるように頼んでおいたのですが、誰も迎えに来ていないのです。
それでしょうがなく、空港の前で客待ちしていたトゥクトゥクの運転手と交渉、7ドル払ってホテルまで行くことにしました。
ちなみにカンボジアでは米ドル紙幣がフツーに使われていて、カンボジアのリアル紙幣は、1ドル以下の細かい釣り銭の代用として使われているだけです。
トゥクトゥクは、夜のプノンペンの街を走って行きましたが、街はバンコクよりもずっと暗いです。
それでも車やオートバイはけっこう走っていて、車から出る排気ガスで胸がむかむかしてきます。
おまけにゴミが道路に散乱していたりして、汚い町だなぁ、というのが第一印象でした。
30分ほど走ってホテルに着きましたが、ホテルが面しているモニヴォン通りは、プノンペンの目抜き通りにしては、やっぱり汚いところでした。
ホテルのフロントで名前を告げ、予約しているというと、フロントの男は予約名簿をチェックして私の名前を見つけ、空港に出迎えの車が来ていなかったかと訊きます。
来ていなかったというと、「おかしいな・・・」と呟いていましたが、なにか手違いがあったのかもしれません。
まぁ、金を払っても7ドルしかかからなかったのだからと深くは追求しませんでしたが。
チェックインの手続きを終えたあと、ボーイが荷物を持って、部屋まで案内してくれたのですが、これがもの凄く可愛い子で、びっくりしました。
コートビデオに出てくる美少年モデルみたいな男の子なのです。
具体的にいうと、コートウェストの「18歳童顔くん」こと瞬(しゅん)君をもうちょっとお兄さんにした感じ。
こんな説明をしても、コートビデオのファン以外には、なんのことかわからないでしょうが、瞬くんは私のお気に入りモデルの一人なのです。
ということで、早速、彼にシュン君というニックネームを進呈したのですが、シュン君は、私を部屋に案内すると、エアコンを入れ、テレビをつけて画像を調整し、
冷蔵庫を空けてミネラルウォーター2本は無料ですからと言い、バスルームでは、お湯の栓をひねってお湯が出るかどうかチェックして、まめまめしく働きます。
チップを1ドル渡すと、とても嬉しそうな顔になって礼をいいましたが、その笑顔がまた可愛くて、抱きしめてやりたいくらいでした。
プノンペンに何泊するかと訊くので、2泊して、明後日、バスでシェムリアップに行く予定だというと、シェムリアップまでのバスのチケットを10ドルで手配できるといいます。
チケットを手配するとバス会社からコミッションが入るのでしょうか、熱心に勧めてくるので、彼に頼むことに決めました。
ほかにもプノンペン市内のツアーとか、いろいろ勧めたがっていたようですが、腹が減っていたので、これから外に晩飯を食べに行くから、続きの話はそのあとしようといっていったん、引き取ってもらいました。
その後、シャワーを浴びてからホテルを出て、周辺のレストランを探したのですが、KFCなどのファーストフードの店ばかりで、フツーのレストランは見当たりません。
しばらくモニヴォン通りを歩いていくと、そこそこ立派な店構えのレストランが見つかったので、そこに入ることに決めました。
店内には、妙に色っぽいウェイトレスが沢山いました。奥のステージでは、女性がピアノの弾き語りで、歌をうたっています。
注文を取りにきたウェイトレスにとりあえず、アンコール・ビールとチャーハンを注文しました。
アンコール・ビールはその名が示すようにカンボジアで一番、ポピュラーなビールです。タイのシンハ・ビールと較べるとちょっとコクが足りない感じですが。
チャーハンを注文したのは、東南アジアでは、料理のレベルがよくわからないレストランに入ったとき、とりあえず、チャーハンを注文しておけば当たり外れがないからです。
しかし、注文のとき、失敗しました。メニューのチャーハンにはサイズがSmall、Medium、Largeの3種類あって、とりあえず中サイズであるMediumを注文したら、ドバーッと2人分くらい出てきたのです。
しかも不味い! チャーハンというのは不味く作りようがないといわれていますが、それが不味いのです。
ナンプラーを頼んだら、意味が通じず、出てきたのはソイ・ソース。結局、半分も食べられませんでした。
デザートにスイカを小さく切ったのが出てきましたが、これもやたらと種が多くて不味かった。
ということで、初めてカンボジアで飯を喰った印象は、カンボジアの飯は不味い!というものでした。
この飯が不味いという印象は、旅行の最後まで変わることはありませんでした。
続く
カンボジア熱々旅行
本日のつぶやき:
菅首相は、セカンド・ベストではなく、セカンド・ワーストだと思う。
by jack4africa
| 2010-06-12 23:10