2011年 04月 26日
外専ホモ(その2) |
前回のエントリー「外専ホモ」を読んだというサンフランシスコ在住のYさんという日本人の方からメールをいただきました。
この方は、前回のエントリーで言葉を引用したSF在住の日本人とは別人です。
Yさんはメールで次のようにいってきました。
今回、ジャックさんが書かれた通り、San Franciscoの中でゲイが大手を振って歩けるのは、カストロとその周辺地区だけです。
しかし、そのカストロ周辺地区でさえ、数人のノンケが明らかにゲイと分かる外見の若者を路地裏に連れ込み、袋叩きにするといった事件が起こっています。
また、ノンケの若者達が車でカストロを訪れ、バーやクラブの入場待ちで並んでいるゲイにむかって「Fag(s)!」と叫んで去って行く光景は珍しくありません。
ですので、N.Y、L.A、S.Fといった大きな町は、アメリカ国内では比較的ゲイが住みやすい場所であることは間違いないと思いますが、
日本の東京や大阪のような大都市と比較してゲイが住みやすい場所とは言えないと思います。
カストロ地区の外だけでなく、カストロ地区の中でもゲイバッシングが起こっているとは初耳ですが、
こういう話を聞くとアメリカにおける同性愛者差別の根深さにあらためて驚かされます。
ゲイバッシングというのはアメリカのノンケの若者の気晴らしというか娯楽になってるんじゃないでしょうか。
アメリカでは、同性愛者差別を禁止する法律が制定されているそうですが、それはそれだけ同性愛者差別が激しいことの裏返しであって、
そのような彼我の差を無視して、日本でも同性愛者差別を禁止する法律を制定すべきであるなどと主張するゲイリブは、なにか別のことを企んでいるとしか思えません。
新宿二丁目のバーの前にノンケのグループが押しかけてきて、「オカマの馬鹿野郎!」などと叫ぶなんて日本では考えられないことです。
またYさんは次のように書いています。
ジャックさんは2ちゃんねるの掲示板で見かけた「日本よりもアメリカの方がゲイにとって住みやすい」と吹聴している人が、
実際にアメリカに住んだ経験が無い外専ホモではないかと書かれていましたが、もしかすると本当にアメリカに住んだことがある人かもしれないと思いました。
私が知っているSan Francisco在住のアメリカコンプレックス丸出しの日本人外専ホモで、今だに「日本に住んでいるゲイは可哀想」なんてことを言う奴は沢山いるんです。
私の主観ですが、このような考え方のSan Francisco在住の日本人ゲイは、アメリカに住むことにこだわり過ぎて、その他のことを捨ててしまった人が多いです。
例えば、アメリカに住むための有効なビザを持っていない違法駐在(undocumented)で、中年と呼ばれる年齢になっても普通レベルの生活をおくることが出来る収入の仕事に就くことが出来ず、いつか金持ちのパパが自分を見初めてくれると信じているような人達です。
実際、San Franciscoにはこのような日本人外専ホモが沢山います。
このような人達に限って、「日本に住んでいるゲイは可哀想」なんてことを頻繁に言うのですが、これは彼らがアメリカ社会の中で惨めな状態であることを自覚しており、彼らが彼らの生き方を正当化、もしくは自尊心を保つために言っているのではないかと思っています。
まったくそのとおりだと思いますネ。
彼らは、中根千枝先生のいう「現地の人々から高く評価されていなかったり、現地生活を本当にエンジョイしてなかったりする」日本人の典型です。
こういう日本人というのは、現実逃避でアメリカにやってきた人間が多いので、それだけ、現実を直視するのが苦手なのでしょう。
彼らにとって「日本の方がアメリカよりも同性愛者にとって住みやすい」という現実を認めることは、自分の人生の選択を否定することにつながるわけで、
「日本よりもアメリカの方が同性愛者差別が少ない」という自分に都合の良い幻想にしがみつくほかないのでしょう。
かってバブル景気が華やかなりし頃、日本企業がアメリカの不動産を買い漁っていたとき、「戦争花嫁」と呼ばれた、戦後、日本に駐留してきたアメリカ兵と結婚してアメリカに渡った日本人妻たちは心穏やかではなかったといいます。
彼女たちがアメリカ社会の日本人差別や、アメリカ人の夫の家庭内暴力にひたすら耐えて、アメリカで生きてこれたのは、
「それでも自分は日本にいたときよりも物質的に豊かな生活をしている」
と考えることができたからで、それがいつの間にか、故国日本が経済発展を遂げて、経済的にアメリカに追いつき、ある面では追い越してしまったのを見て、
「これまでの自分の苦労はいったい何だったんだろう」
という気持ちになったというのです。
アメリカ在住の外専ホモも、このような戦争花嫁と同様、
「それでもアメリカは日本よりも同性愛者差別の少ない国だ」
と自分に言い聞かせて、アメリカでの辛い生活に耐えているのかもしれません。
by jack4africa
| 2011-04-26 00:22
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