2011年 06月 14日
タイ&ベトナム周遊(2) |
☆クチトンネル半日ツアー
翌日、クチトンネル半日ツアーに参加しました。
クチトンネルは、サイゴンの北西約70kmのところにあるベトナム戦争の戦跡です。
ベトナム戦争中、南ベトナム民族解放戦線ことベトコンは、このクチを戦闘基地にして南ベトナム政府軍とアメリカ軍に対するゲリラ戦を展開しました。
彼らはここに総距離250kmにも及ぶ地下トンネルを掘り、兵士たちはトンネル網で連絡される地下房で寝起きし、地下の会議室で作戦を練ったといわれています。
ツアーの参加者は総勢12人。構成は白人と東洋人が6人ずつ。東洋人は私以外は国籍不明のダサイ・カップルとマレーシア人一家です。
ベトナム人のガイドが付きましたが、酷いベトナム訛りの英語で、私には半分くらいしか理解できませんでした。
途中、身体障碍者工芸センターなるところに連れていかれたりして、クチトンネルに着いたのはサイゴンを出てから2時間半ほど経った頃。
トンネル跡は現在、公園のように整備されていて、入り口で入場料4ドルなりを払って中に入ります。
最初に連れて行かれたのは、板葺き屋根の集会所みたいなところで、そこで画質の悪い白黒のベトナム戦争のドキュメンタリーフィルムを観させられました。
その後、1人のオヤジが現れて壁に貼ってあるクチトンネルの地図を棒で示しながら説明を始めたのですが、このオヤジの英語はガイドの英語よりもさらに酷く、
本人は英語を話しているつもりかもしれないけど、私の耳にはベトナム語にしか聞こえませんでした。
そんなわけで何を話していたのかよく分からなかったのですが、われわれはこのようにしてアメリカ軍と戦ったのだと自慢していたのだと思います。
まぁ、あのアメリカと戦争して勝ったのだから、自慢したくなる気持ちは分かりますが。
その後、ガイドに連れられてベトコン兵士が潜んでいた地面に掘られた穴とか、アメリカ兵を罠にかけるための落とし穴とかを見て回りました。
罠は、畳一畳くらいの大きさの板の上に土や草を載せて地面に偽装し、アメリカ兵が誤ってその上に足を乗せると板が反転し、その下の穴に突き刺してある先端の尖った竹の棒の上に身体が落ちるというような、
原始的だけど残酷なものが多く、こんな罠にかかったアメリカ兵は大変だっただろうなと同情しました。
園内を回っているとき、ときどき銃声が聞こえてきてギョッとしましたが、園内には射撃場があるのだそうです。
園内にはそのほかに本物そっくりに作ったベトコン兵士の蝋人形があちこちに置かれてあったり、アメリカ軍から分捕った戦車が展示してあったり、戦争テーマパークみたいになっていました。
最期に愈々、本日のハイライト、トンネルに実際に入ります。
トンネルは小柄なベトナム人用に掘ってあるので、われわれのグループの身長190センチほどある大男の白人は、入り口の段階で肩がつかえて中に入ることができませんでした。
もう1人の小太りの白人は入り口は通り抜けることができたものの、途中で身体が穴に挟まって身動きできなくなりギブアップ。入り口に引き帰してきました。
私は身体の方はなんとか入ったのですが、しばらく進んでいくうちに周囲が真暗になってきて、怖くなって引き帰そうとしたところ、
私の後ろからついてきたマレーシア人のオッサンに「もうちょっとだ!頑張れ!」と励まされ、なんとか出口まで辿り着くことができました。


☆マジェスティックホテルの屋上バー
夜は、サイゴン川の夜景を眺めるために、サイゴン川の河岸に建つマジェスティックホテルの屋上バーに行きました。
サンミゲル・ビールを飲みながら、イリュミネーションで美しく飾られたクルーズ船がサイゴン川を行きかう光景を眺めていたのですが、ここでちょっと面白いことが起こりました。
サンミゲル・ビールは1本、8万9000ドンだったのですが、ボーイのもってきた請求書には100450という数字が記載されていました。
10万450ドンということらしいですが、多分、税金やサービス料が加算されてそれだけの金額になるのでしょう。
それで5万ドン紙幣を2枚、財布から取り出してボーイに渡し、端数の450ドンを支払うために少額紙幣を捜していると、
ボーイは勝手に私の財布から2000ドン紙幣を抜き取り「これでいい」と行ってしまいました。
暫くしてそのボーイが先ほど抜き取った2000ドン紙幣をもって戻ってきて、「これでは足りない。この倍は必要だ」と言います。
450ドンの端数の金額を支払うために2000ドン紙幣を渡したのだから、1500ドンほどお釣りが来る筈で、足りない筈はありません。
もしかして450ドンを4500ドンと間違えているのではないか、と思ってボーイにいったのですが、彼は聞く耳を持たず、また私に財布を出させて、先ほど自分が抜き取った2000ドン紙幣を財布に戻すと今度は1万ドン紙幣を抜き取り、
「あとで5000ドンのお釣りをもってくるから」と意味不明の言葉を呟いて去って行きました。
そして暫くすると戻ってきて「間違っていた。これはいらない」と先ほど自分が抜き取った1万バーツを返すのです。
自分が1桁、間違えていたことにようやく気がついたらしいのですが、私が財布から500ドン紙幣を見つけて「これでいいだろ」と渡すと「そうだ、そうだ」と納得して離れて行きました。
やたらと桁の多いインフレ価格は、外国人だけでなく、ベトナム人も間違うということらしいです。
続く
「2011 タイ&ベトナムの旅」
by jack4africa
| 2011-06-14 00:02

