2011年 06月 26日
タイ&ベトナム周遊(6) |
☆タイ人の正体
なぜ外国人がタイでタイ人の友人を作るのが難しいのか?
この質問に対する私の答えは、「タイ人は本質的に中国人だから」というものです。
タイという国は実質的に中国人が支配している国です。
タイの人口の1割を占める中国系タイ人が、タイの政治経済すべてを牛耳っていて、タイの中流階級と上流階級は王室も含め、すべて中国系が占めています。
また華僑=中国系タイ人は都市に住む傾向が強いことから、バンコクの住民の半分は中国系であるといわれています。
その結果、外国人が接する機会を持つタイ人の多くが中国系になるのですが、中国人というのは損得でしか人と付き合わない人種です。
中国人がだれかと付き合う場合、その人間と付き合うことによって物質的な利益が得られるから付き合うのであって、付き合っても利益がない人間に対しては彼らは非常に冷淡です。
また自分の弱みを他人に握られることを極端に嫌うことから、その付き合いは必然的に表面的なものになります。
彼らは日本人みたいに簡単に腹を割って話し合ったりできないのです。
中国人が友人を作る場合、義兄弟の契りを交わすとか、同じ幇(はん)と呼ばれる秘密結社のメンバーになるとか大袈裟になるのは、それだけ中国人が他人を信用できない人種だからでしょう。
タイに住む外国人の場合、タイに一時的にしか滞在せず、タイ社会に対する強力なコネも持たないことから、中国系タイ人からみて大きな利用価値がなく、それゆえ彼らは外国人に近づいてこないのです。
もちろん、利用できると思えば近づいてきますが、利用価値がないことがわかった場合には、さっさと離れていきます。
面白いのは、タイ族とかラオ族のような中国系タイ人に支配されている一般の貧しいタイ人もまた、徹底した利己主義と拝金主義という点では、中国系タイ人に引けを取らないということです。
私はタイ人というのは中国人の亜種だと思っていますが、中国人からその唯一の美点である勤勉さを取り除いたらタイ人になると考えています。
下層階級のタイ人は射幸心が強く、一攫千金を夢み、宝くじやギャンブルを好みます。
タイでは社会的な階級が固定されていて、上の階級に昇ることが事実上、不可能であることから、下層階級のタイ人は刹那的な生き方をせざるを得ない面があるのですが、
そのような刹那的な生き方の結果、麻薬に溺れたり、犯罪に走ったりして身を滅ぼしてしまうケースが跡を絶ちません。
タイ社会の中流と上流の階層を占める中国系タイ人のこれら下層階級のタイ人に対する蔑視の感情は日本人にはちょっと理解できないほど強いです。
彼ら中国系タイ人は下層階級のタイ人を同じ人間であるとは認めず、犬猫と同等にみなしているのです。
ここ数年、タイではタクシン元首相を支持するグループと反タクシン派グループの政争が続いています。
反タクシン派というのは、王室を含むタイの既存の支配者層のことで、彼らが牛耳る既得権を新興成金のタクシン元首相グループが奪い取ろうとして争っているのですが、
既存の支配者層も新興成金のタクシン元首相グループも同じ中国系タイ人であることに変わりなく、現在タイでは新旧2つの中国系タイ人のグループが権力争いを行っているのです。
現在の王室を廃止してタイを共和国にして、みずから大統領に就任する野心を持つといわれているタクシン元首相の新興成金グループが既存の支配者層を脅かす存在になったのは、
タクシン元首相が在任中に東北部や北部の貧しい農民や都市の貧困層に対する「ばらまき政策」と呼ばれる一連の優遇策を実施したからです。
タイは一応、民主主義国家ですから、貧困層のタイ人も選挙のときは投票権を行使することができます。
タクシン元首相はこれら貧困層にたいしてばらまき政策を行うことで彼らを味方につけ、選挙のときは自陣営の候補者に投票させるように仕向けたのです。
タクシン元首相がタイの貧富の格差を解消するために真剣に努力をしているのであれば問題ないのですが、私のみるところ、彼は権力争いに勝つために貧困層のタイ人を利用しているだけです。
タイ社会に存在する貧富の格差を本当に解消したいのであれば、相続税が存在しないなどという現在の馬鹿げたタイの税制を改めて、金持ちから税金をしっかりとって、
そのようにして取った税金を貧困層の福利厚生に遣うべきだと思うのですが、タクシン元首相がそのような抜本的な改革を目指しているようには見えません。
そもそも多くの国民が貧困にあえぐタイのような国で、タクシン元首相のような世界の富豪の上位にランクされるような飛び抜けた金持ちが出てくるのは、
タイの税制が金持ち優遇になっているからで、そのような金持ち優遇の税制から大きな恩恵を蒙っている筈のタクシン元首相がそのような税制を改める気になるとは思えないのです。
ここ数年、タイではタクシン元首相を支持する赤いシャツを着た赤シャツ隊と反タクシン派の黄色いシャツを着た黄シャツ隊が交互にデモを行っていますが、
赤シャツ隊の大半を占めるのは東北部と北部の貧しい農民で、彼らは農閑期にタクシン派から日当を貰ってタクシン派の用意したバスに乗ってバンコクにやってきてバンコク見物を兼ねてデモをしているといわれています。
反タクシン派の黄シャツ隊は、都市部に住む中産階級(中国系タイ人)が多いといわれていますが、
バンコク市内の広場などを占拠して何日間も座り込みを続けられるのは、定職のないビンボー人だけで、彼らもやはり金を貰って動員されている貧困層であると思われます。
つまり新旧2つの中国系タイ人のグループが貧困層のタイ人を使って権力争いを行っているわけで、どちらが勝とうが貧困層は利用されて終わるだけだと思いますネ。
続く
「2011 タイ&ベトナムの旅」
by jack4africa
| 2011-06-26 00:00

