2012年 01月 10日
アメリカの地方新聞に日本批判記事を書いている日本人女性 |
先日、ブログのネタを求めてネットサーフィンをしていたら、Youtubeのテキサス親父の「日本には『人種による取り締まり』という言葉はない」というタイトルの動画に行き当たりました。
この動画はマキハラ・クミコという日本女性がダラスモーニングポストに寄稿した以下の「日本には『人種による取り締まり』という言葉はない」というタイトルの記事に反論したものです。
http://www.dallasnews.com/opinion/sunday-commentary/20100716-kumiko-makihara-in-japan-there_s-no-term-for-racial-profiling.ece
「人種による取り締まり」(Racial Profiling)とは、警察が犯罪捜査において黒人やアラブ人など特定の人種に最初から目をつけて取り締まることをいうそうで、人権擁護家から批判されている捜査手法なのだそうです。
マキハラ女史は、その寄稿記事で、日本では「人種による取り締まり」という言葉自体は知られていないけれど、実際には日本の警察は肌の色など外国人的な特徴を持つ人間に対して人種差別的な捜査を行っていると主張しています。
彼女は通勤の途中でよく警官から職質を受けるそうで、あるときその理由を尋ねたら、
「あなたは普通の日本人と較べて背が高く色が黒くて外国人に見えるからだ。我々はこの方法で毎日4人から5人の不法滞在の外国人を検挙している」といわれたそうです。
それで彼女は日本の警察は人種差別をしていると怒っているのですが、その方法で毎日4人から5人の不法滞在の外国人を検挙できているのであれば、効果的な捜査手法だといえますし、
そもそも警官は不法滞在の外国人の取り締まりを行っているわけで、外国人あるいは彼女のように外国人に見える日本人が捜査の対象になるのは当然のことでしょう。
それを人種差別というのであれば、外国人による犯罪の取り締まりなんてできなくなりますヨ。
同様にアメリカの警官が黒人やアラブ人に特別、厳しくあたるのも、黒人の犯罪率の高さやアラブ人過激派によるテロ事件の頻発が背景にあるわけで、
もちろん行き過ぎはよくないけれど、ある程度は仕方がないところもあるのではないでしょうか。
彼女は昨年、アリゾナ州で「警官は不法滞在らしき者への職務質問が義務づけられ、移民が合法的IDを携帯していなければ即時逮捕できる」という新移民法が制定されたことを例に挙げ、
日本もアリゾナと変わりないと批判していますが、そんなことはフランスでは昔から行われていることです。
私がパリに住んでいた頃には、地下鉄の出口で警官が張っていて、毛色の変わった人間を片っ端から呼び止め、「パピエ(身分証明書)」を提示するように求め、
職質された人間が身分証明書を提示できなかったり、不法滞在している外国人であることがわかると、その場で警察の護送車に乗せられ、即刻、国外退去になっていました。
このような措置は人権擁護の観点からは多少、問題があるかもしれませんが、逆にいうと、そこまでしなければならないほど、不法移民の問題が深刻になっているということです。
マキハラ女史はまた、最近の日本人の若者が外国に対する関心を失って内向きになっているといい、
ハーバード大学に留学している中国人の留学生は36人、韓国人の留学生は42人いるのに対して、日本人の留学生がたった5人しかいないと嘆いていますが、この批判もピントがずれていると思いますね。
中国人や韓国人の留学生の数が多いのは、それだけ中国や韓国の大学のレベルが低いからで、逆に日本人の留学生が少ないのは日本の大学がそれなりのレベルにあるからでしょう。
実際、中国人や韓国人の科学者がノーベル賞を受賞したという話は聞いたことはありませんが、ノーベル賞を受賞している日本人の科学者はけっこういます。
そもそもハーバードはそんなに立派な大学なのでしょうか?
テキサス親父によるとハーバードは「過激なリベラリストの肥溜め」だそうですが、
昨年、NHKで放送された「ハーバード白熱教室」をみて、ハーバードといってもこんな授業をやってるんなら大したことないなと思いました。
あの程度の授業なんて、日本の中学や高校でフツーにやってるんじゃないでしょうか。
いずれにせよ、アメリカの大学に学ぶ中国人や韓国人が多いのはそれだけアメリカに移住したがる中国人や韓国人が多いことの反映であって、
日本人の学生が少ないのは、アメリカに憧れる日本人の若者が減ってきている証拠でしょう。
彼女はそれについても不満なようですが、テキサス親父は、
「日本人が外国に住みたがらないのは、それだけ日本が住みやすい国だからだ。世界一治安の良い東京みたいな大都市に住んでいる人間がわざわざシカゴなんかに行きたがるわけないだろ!」
といっています。
まったく同感です。
多くの中国人や韓国人がアメリカに移住したがるのは、それだけ中国や韓国が住みにくい国だからで、アメリカに住みたがる日本人が少ないのは、日本がアメリカなんかよりずっと住みやすい国だからです。
本来は喜ぶべきことなのに、それについて文句をいうなんてどうかしてます。
私はこのマキハラ・クミコという女性についてよく知りませんが、アメリカの新聞に英語で寄稿できるくらいだから、過去、アメリカに滞在した経験があるのでしょう。
彼女は離婚したシングルマザーだそうですが、別れた夫はアメリカ人だったんじゃないでしょうか。
彼女の文章を読んでいると、日本人であるにもかかわらず、アメリカ男と結婚していることで、自分がアメリカ人になったような気分になって、
上から目線でエラソーに日本人に説教を垂れる、欧米コンプレックス丸出しの外専オンナの姿が浮かんできます。
しかも彼女はそれを日本人に対してではなく、アメリカの新聞読者に向けてやっているわけで、相当、屈折しています。
人種差別の本場ともいうべきアメリカの地方新聞にわざわざ寄稿して、どうでもいいような日本人の外国人に対する偏見(?)の例を取り上げて、
日本人は人種差別主義者だと糾弾しているんですから、テキサス親父が呆れるのも無理はありません。
本日のつぶやき:
1日の訪問者数が1000人程度の地味なこのブログですが、年を越した頃から急にアクセス数が増えてきて、一時は1日に1万6000人を超えました。
原因を調べてみたら、このブログの「アラブ・イスラム圏の男同士のセックス」という記事が一部のノンケの方たちの間で話題になっていることがわかりました。
この記事に関しては「これ嘘だろ….」とか「ネタだろ….」とか呟いている人が多いのですが、ここではっきりさせていただきますが、
私の書いていることはすべて本当のことです!
嘘だと思うなら、エジプトやイランに行ってみてください。
イランは男同士セックスしているところを見つかったら死刑になるといわれていますが、去年、イランを旅行した若い日本人(男性)バックパッカーによると、イランを旅行中、行く先々で男たちからしつこく誘われて大変だったそうです。
by jack4africa
| 2012-01-10 00:03
| 日本と日本人