2013年 01月 15日
ミャンマー周遊(9) |
☆ ヤンゴンへ
ニャンウーに4泊して、ヤンゴンに戻ることに。
泊まっていたニャンウーのゲストハウスは旅行代理店を兼ねていたので、ニャンウー→ヤンゴンのエアマンダレーのフライトのリコンファームをしてもらったのですが、
またフライトスケジュールが変更され、午後4時35分出発の予定が午後6時15分出発に延期されたといいます。
それで出発の1時間半前に空港に着くようにゲストハウスを出ました。
空港へはゲストハウスの親父が自分の車を運転して送ってくれました。
ただし無料ではなく、5000チャット取られましたが。
ニャンウーの空港はこじんまりしたローカル空港で、ターミナルビルは黄金の瓦を持つミャンマーの建築様式で建てられています。
空港の待合室でヤンゴン行きの飛行機の到着を待ったのですが、例によって出発時間になっても搭乗アナウンスがなく、
代わりに、マンダレー経由でニャンウーに来る予定の飛行機がテクニカルトラブルでマンダレーの空港に留まったままだと知らせるアナウンスがありました。
エアマンダレーの係員の若い男に飛行機はどれくらい遅れるのか、テクニカルトラブルとは具体的にどのようなトラブルなのか訊きましたが、彼は何も知らないようで、質問に答えることができません。
そのうち、午後7時発のヤンゴン行きのエアバガンの搭乗アナウンスがありました。
エアバガンはエアマンダレーと並ぶ民間航空会社で、遅れているエアマンダレーのフライトを除くとそのエアバガンのフライトが今日最後のフライトだといいます。
エアバガンの乗客とわれわれエアマンダレーの乗客は同じ待合室にいたのですが、エアバガンの乗客は少なく、われわれエアマンダレーの乗客はもっと少なかったので、全員、エアマンダレーの飛行機に乗れるのではないかという気がしました。
それで、着くかどうかあてにならないエアマンダレーの飛行機を待つよりも、そのエアバガンの飛行機でヤンゴンに行ければ一番よいと考えて、
エアマンダレーの外国人乗客みんなでエアバガンの係員の女性に自分たちをエアバガンの飛行機に乗せてくれるように頼んだのですが、答えは「ノー」。
ある白人女性はエアバガンのチケットを買うから乗せてくれないかと頼んでいましたが、それでも断られていました。
エアバガンにしてみたら、故障したのはエアマンダレーの飛行機で、ウチには関係ないということだったのでしょうが、もう少し親身になって考えてくれてもいいのにと思いました。
エアバガンが飛び立ったあと、エアマンダレーの乗客だけが待合室に取り残されたのですが、8時頃、エアマンダレーの女性の係員がやってきて、
マンダレーの空港で故障で停まったままになっている飛行機の代替機がさっきヤンゴンを飛び立ったと知らせてきました。
その代替機がマンダレーまで飛んで、マンダレー空港で足止めをくっている乗客を拾ってからニャンウーに向かうというのです。
ここまで来たらじたばたしてもしょうがありません。
成り行きに任せることにしました。
その後、10時頃、また係員の女性が現れて代替機がマンダレーの空港に到着したという知らせを受け取ったといいます。
そして夕食を用意したからロビーに来るようにいわれ、ロビーにいって発砲スチロールの容器に入った焼き飯の弁当を貰いました。
11時過ぎにマンダレーからの飛行機が到着したというアナウンスがあって、待合室に移動。飛行機に乗り込んだのは11時半でした。
乗り込んだ飛行機の乗務員は愛想よく迎えてくれましたが、当然ながら、それでエアマンダレーの印象が良くなることはなかったです。
LCCならともかく、一丁前の運賃を取っておいて、ここまで遅れまくるのはエアラインとして失格ですヨ!
発券にしたって、空港のエアマンダレーのオフィスでチケットを受け取れるようにしてくれていたら、わざわざ渋滞の中、一時間もかけてエアマンダレーの市内オフィスまで行く手間が省けたのです。
結局、ヤンゴンの空港に着いたのは真夜中の1時。
タクシーでヤンゴン市内まで行ってヤンゴンのホテルに泊まるという当初の予定を変更して、そのまま空港で夜明かしして翌日の午前11時の台北行きのチャイナエアラインに乗ることに決めました。
実はその晩のヤンゴンの宿は予約ができていなかったのです。
ヤンゴン到着初日に泊まったMother Land Inn 2をチェックアウトするとき、一週間後にヤンゴンに戻るので部屋を予約したいといったら満室だと断られてしまいました。
ただキャンセルが出るかも知れないから、前日に確認の電話を入れてくれといわれ、昨日、ニャンウーの郵便局から電話をしたのですがやっぱり満室だといわれました
それでガイドブックに載っていたヤンゴンの安ホテルやゲストハウスに片っ端から電話したのですが、すべて満室。
唯一、ガーデンゲストハウスというところが「ウチは電話での予約は受け付けない」といったので、それなら早めに行けば部屋にありつけるかもしれない。
当初の予定ではヤンゴンに午後の7時15分に着くことになっていたので、ヤンゴンの空港に着いてタクシーを飛ばしたら8時頃にはそのゲストハウスに着くだろうから何とか部屋をゲットできるのではないかと考えていたのです。
しかし、真夜中になってからでは遅すぎます。
ミャンマーの安ホテルやゲストハウスは夜中には玄関の門扉を閉じて外から人が入れないようにしているところが多いし、
ヤンゴンは治安は悪いとは聞いてないものの、真夜中に街灯のない真っ暗な町をキャリーバッグを引きずりながら、宿を求めてうろつくのは安全とはいえません。
それで、空港で夜明かしすることに決めたのですが、空港の待合室のステンレス製の固いベンチに横たわったとき
前回、ミャンマーに来たときも、ビルマ航空の事務所の木製のベンチで寝る羽目になったことを思い出しました。
なんだか私はミャンマーではベンチで寝る運命にあるみたいですが、かってこのミャンマーの地で戦った日本兵の苦労を思えば、ベンチで寝るくらいなにほどのことがあろうかと自分に言い聞かせたのでした。
「ミャンマーの旅」目次
by jack4africa
| 2013-01-15 00:00