2006年 04月 21日
ケツの穴の小さい奴 |
度量の狭い人間、小心者、けち臭い人間のことを「ケツの穴の小さい奴」といいますが、この言葉、かの『少年愛の美学』の著者、稲垣足穂先生によると、男色からきてるんだそうです。
ケツの穴の小さい奴とは、そのものズバリ、ケツの穴が小さくてアナルセックスの受け役ができない人間をいい、かっての男色文化華やかなりし頃の日本では、
稚児、小姓、若衆、陰間、色子、野郎などと呼ばれたアナルセックスでウケ役を務める人間は、ケツの穴の小さい奴と非難されないために、日夜、ハリガタなどを使ってアナル拡張に励んだのだそうです。
現在の陰間茶屋というべき売り専クラブのネットのサイトを覗くと、タチができるけどウケはできないとか、タチとウケの両方ができるとか、
ボーイごとの細かいプロフィールが載っていますが、これって一見、良心的にみえて、実はそうではないと思いますネ。
私がそう思うのは、80年代後半の2丁目の売り専バーのボーイ達のことを覚えているからです。当時、売り専バーでは、ノンケの男の子だけをボーイとして雇い、ホモの子は絶対、雇いませんでした。
ホモの子を雇わないのは、ホモには男の好き嫌いがあるので、好みのタイプとそうでない客ではサービスが違ってくるからだということでした。
逆にノンケのボーイは、基本的に男に無関心なので、どの客にも平等の接するので、ボーイとしてはノンケの方が良いということでしたが、現実には、
私も含めて客の大半は、ホモの子ではなく、ノンケの子を求めていたので、その要求に答える意味もあって、ノンケしか雇わなかったのだと思います。
当時、売り専バーで働くノンケ・ボーイ達は、ホモセックス=アナルセックスというノンケ特有の先入観もあって、
ホモ相手のセックスでは、客の要求があれば、アナルセックスは当然、しなければならないものだと思い込んでいて、そのために涙ぐましい努力をしていました。
実際、初めてバックに入れられたときはあまりの激痛で失神しそうになったとか、客とのセックスが終わったあと、ショックがひどくて泣きながら店に戻ったとか、聞くも涙の物語を聞かされたものです。
それでも彼らは必死で客の要求に答える努力をし、徐々にバックができるようになっていったのです。
90年代になってから、売り専バーの方針が変わって、ホモの子もボーイとして雇うようになり、ノンケ好きの私の足は自然と売り専バーから遠のくようになりました。
そのため、いつ頃から、ボーイが、タチはできるけどウケはできない、などというようになったのか知りませんが、
ケツの穴が小さいことは売り専ボーイとして恥ずかしいことだと自覚して、かっての先輩達を見習って、アナル拡張に励んでほしいものです。
拡張しすぎてガバガバになって、フィストファックまでできるようになったりするのもどうかと思いますが・・・
by jack4africa
| 2006-04-21 06:48
| ホモ・ゲイ・オカマ