2013年 03月 26日
ホモの老後は本当に悲惨か? |
最近、2ちゃんねるの掲示板で「ホモの老後は悲惨だ!」みたいなスレッドが何本も立っています。
2ちゃんねるには、私が「不安工作員」と呼ぶ、人々の不安を煽るような書き込みをする人間が沢山いて、福島の原発事故でも、放射能の危険について必要以上に大袈裟に騒ぎ立てていました。
彼らが単なる愉快犯なのか、それとも特定の政治勢力に属していて、意図的に世論をミスリードしようとしているのかよく分かりませんが、
「ホモの老後は悲惨だ!」と言い立てる人間が増える一方で、ゲイリブによる「ゲイの老後のためのNPO」の設立の動きがあったりするのは、もしかして、どこかでつながっているのかもしれません。
ただ実際に若いホモの中には老後に対して不安を抱いている人も多いみたいです。
その理由としてまず第一にホモが特別、若さに執着する種族であることが挙げられます。
私がこのブログでいつも言っているように、ホモの本質はオンナなので、本物の女性と同様、年老いて若さが失われることを怖れるのです。
ホモの中には、年老いて醜くなったら生きている価値などない、自殺した方がましだという人間までいますから。
またホモは生涯、独身で通すケースが多いのですが、若くて元気なうちは一人でもいいけれど、年をとって面倒をみてくれる家族もいず、ひとりぼっちで孤独に生きていくのは辛いだろうと考える若いホモもいると思います。
で、実際のところは、どうなんでしょうか。
本当にホモの老後は悲惨なんでしょうか?
このブログには年配の読者も沢山いて、ちょくちょくメールをもらいますが、第一線を引退して悠々自適の生活を送っている人が多いです。
年に8回は海外旅行するとか、1年に3回もブラジルに行ったとか、元気に旅行を楽しんでいる方もいます。
先日、メールをくれた方は75歳で、あっちの方もまだ現役だといってました。
そんなわけで、結論からいうと、金があって、そこそこ健康であれば、老後はそれほど惨めではないのではないかという気がします。
40過ぎても二丁目のゲイバーの店子をして生計を立てている自称ゲイリブ活動家のような最底辺のホモは別にして、フツーに働いていれば、老後の資金はそこそこ貯まる筈です。
特にホモの場合は独身者が多く、扶養家族がいないため、既婚者よりも簡単に金を貯められるだろうし、独身であれば余計に老後のことも考える筈です。
私に関していえば、最低限の老後の資金は貯めていますが、ある程度、余裕のある生活をしたいのと、あと尊敬する仕事の先輩から、
「仕事を辞めたらボケるから、仕事は続けた方がいい」
といわれたこともあって、死ぬまで仕事は続けるつもりでいます。
幸いというか、私の仕事は年をとっても続けることができますので。。。
仕事に加えて、私は独り暮らしなので、家事も全部、自分でやらなければならず(かなりいい加減にやってますが)、日々の雑用も全部、自分で処理しなければなりません。
その合間を縫って、ブログを書いたり、本を読んだり、映画を観たり、海外旅行をしたり、友達と会ったり、墓参りをしたりと結構、毎日が忙しく、寂しさなんて感じている暇はないというのが正直なところです。
いずれにせよ、私は人間というのは、ホモであろうがなかろうが、結婚してようがしてまいが、本質的に孤独な存在だと思っています。
秋田県は老人の自殺率が高いことで知られているそうですが、子供や孫と同居している老人の自殺率の方が独居老人のそれよりも高いそうです。
この事実は、家族と同居していても、必ずしもシアワセとは限らないことを示しています。
以前、病院で働いているという読者から、「ゲイの老後のためのNGOは必要か?」を読んだ感想のメールをもらったことがありますが、彼は次のように書いてきました。
ちゃんと結婚していても、連れ合いに先立たれた人、子供はいるが連絡を取ってない人、
そんな身寄りのない人はたくさん見る機会があります。
仮に、家族がいたとしても、息を引き取る時に横に肉親がいてくれる患者さんってごくわずかです。
結局、死ぬときはみんな孤独なんですよね。
この最後の「死ぬときはみんな孤独」という言葉は、数年前、母を看取った経験のある私にはよく理解できます。
母が息を引き取ったときに、私は傍にいて母の手を握っていましたが、死んで行く母とまだ当分は生きるであろう自分の間に越えられない溝が広がっているのを感じていました。
結局、母は独りで死んで行かなければならず、私にできることは母の手を握ることくらいだったのです。
重要なのは、孤独を怖れ、孤独から逃げるのではなく、孤独を受け入れ、孤独に耐えるだけの力を身に付けることだと思います。
そういう人間にしてはじめて、依存ではない、自立した対等の人間関係を他人との間に築くことができるのではないでしょうか。
by jack4africa
| 2013-03-26 00:00
| ホモ・ゲイ・オカマ