2014年 09月 09日
ペルー&イースター島周遊(11) |
☆ツアー決定
私は迷ったすえ、「地球の歩き方」に載っているマウルル・トラベルというツアー会社に当たってみることにしました。
このマウルル・トラベルでは、イースター島でただ一人の日本語ガイドであるM氏が働いているそうですが、私は割高な日本語ガイドを雇う余裕はないので、当初、このツアー会社を敬遠していたのです。
しかし、村のツアー会社が軒並み閉まっている状況では、ここに頼むしかありません。
当然のことながら、マウルル・トラベルでは割高な日本語ガイドツアーだけではなく、割安な英語ガイドツアーも扱っている筈だから、そちらの方に申し込めばよいと思ったのです。
地図を見ると、マウルル・トラベルのオフィスは海沿いの道をだいぶ南に下がったところにあります。
途中、出あった人に道を尋ねながら歩いて行ったのですが、オフィスは中々見つからず、うろうろしていたら、一軒のホテルの前に出ました。
そのホテルに入っていってフロントの女性に「マウルル・トラベルのオフィスはどこにあるか知ってるか?」と訊いたら、「知ってる」と答え、奥に入っていって日本人女性を連れてきました。
その日本女性は日本語ガイドのM氏の奥さんで、そのホテルで働いていたのです。
彼女にマウルル・トラベルのツアーを申し込みたいといったら、すぐに会社の担当者に電話してスケジュールを訊いてくれました。
そして話し合った結果、翌々日の午前にオロンゴ半日ツアー、午後にアキビ半日ツアーに参加し、その翌日にトンガリキ&ラノララク1日ツアーに参加することに決めました。
料金は「歩き方」に記載されているように半日ツアーが30ドル、一日ツアーが40ドルで、合計100ドルになるということでした。
ただやはり彼女としてはご主人のM氏がガイドを務める日本語ツアーを奨めたい様子でした。
私としても出来ればM氏にガイドをお願いしたかったのですが、料金は英語ガイドの3倍、トータル300ドルになるそうで、私の乏しい予算では到底、無理でした。
実は私は空港でM氏に会っているのです。
彼は私と同じ便でやってきた日本人の家族連れを出迎えるために空港に来ていたみたいで、私をみかけると「どちらにお泊りですか?」と声をかけてきたのです。
それで泊まる予定のペンションの名前を告げると、そんな安宿に泊まるようでは自分の客にはならないだろうと判断したのでしょう、それ以上、話しかけてきませんでした。
結局、M氏の奥さんには、一文の得にもならないのにボランティアでツアーの手配をしてもらった形になって申し訳なかったのですが、
もし彼女に偶然、めぐり合っていなければ、私はイースター島でツアーを見つけることができず、当初、考えたように5日間の滞在期間中、なにもしないでゴロゴロして過ごすことになっていたかもしれません。
彼女にペルーのクスコの空港に着いたときは、ツアー会社の人間が沢山いて、ツアーをしつこく勧めてきたのに、
ここでは空港に着いてもツアーを勧誘する人間は一人もいず、村のツアー会社の事務所もぜんぶ閉まっていた。ペルーとはエライ違いだ、というと、
「ここはそういうところなんですよ」
と笑っていました。
☆ゲストハウス
私が島で泊まっていたペンションは、トイレ&シャワー共同の朝食付きシングルルームで1泊36ドルでした。
1泊2000円くらいで安宿がいくらでも見つかるペルーのことを考えるとそう安くもありませんが、物価の高いイースター島の宿泊施設の中では格安です。
この時期、イースター島は観光的にはオフシーズンだそうで、宿泊客は私を入れて6、7人しかいませんでした。
私の部屋のある棟では、客は私一人だけで、部屋の前にある共同のトイレ&シャワーは殆ど私専用になっていました。
ペンションでは朝食が出たほか、台所は宿泊客が自由に使えるようになっていて、島のレストランが高いことからみんな自炊していました。
私はペンションの近くの食料品店でパンやハム、チーズなどを買ってサンドイッチを作って、缶ビールで流し込んでいました。
幸いビールの値段は日本と変わらなかったので、ビールだけは値段を気にせずに飲むことができました。
というわけでペンションの居心地は悪くなかったのですが、私がオーナーの奥さんが奨めたアクアク・ツアーではなく、
マウルル・トラベルでツアーを申し込んでしまったせいか、オーナー夫婦の私に対する態度がどことなくよそよそしくなったのがわかりました。
このペンションに限らず、世界中どこでも安宿は宿泊客にツアーを斡旋して稼いでいるところが多く、
私みたいに宿に泊まっても、宿が勧誘するツアーには申し込まず、自分で安いツアーを探してくるような客は、あまり歓迎されないのです。
このオーナー夫婦、チリ本土から移住してきたチリ人ではなかったのですが、この島に住むポリネシアンに較べると背が低くて色黒で、
ほかのポリネシアンのように陽気なところがなく、どちらかといえば陰気で、黙々と仕事をするタイプでした。
奥さんの顔がコニシキによく似ていたところをみると、もしかしたらサモア人だったのかもしれません(註:コニシキはサモア系です)。
続く
「2014 ペルー&イースター島の旅」
本日のつぶやき
錦織圭、全米制覇なるか!!
マイケル・チャンは暫く見ないうちにマイケル・オッチャンになってましたが、現役時代は錦織に似たタイプの選手だったから、彼のコーチ就任は吉と出たみたいですね。
つぶやき2
錦織、残念でした!
やっぱり緊張してあがっちゃったんでしょうね。
グランドスラムの決勝戦は独特の雰囲気があるだろうし、
ましてや彼は初めての経験で、
自分自身も決勝までいくとは予想してなかったみたいだし。。。
次は絶対、優勝して欲しいです。
by jack4africa
| 2014-09-09 00:01