2015年 09月 28日
“LGBT向けサービス”ほどウケない理由 |
先日、ある人からオールアバウトというウェブサイトに掲載されている林 康紀さんという方の「“LGBT向けサービス”ほどウケない理由」という記事を教えてもらいました。
林さんはLGBT をテーマにしたビジネスを展開しているそうですが、そのビジネスがあまりうまく行ってないみたいで、LGBTへのリーチは難しいと嘆いています。
>「LGBT」という単語に対して「LGBT」以外の意味がくっついているように感じます。どこか”LGBTの権利運動”のような印象を与え、真面目すぎる印象を与えてしまうようです。
「真面目すぎる印象」ではなく、「胡散臭い印象」を与えてしまうのです。
LGBTを自称しているホモやレズの大半がゲイリブ運動を支持するリブ釜で、一般ホモは、彼らを在日やサヨクとつるんで弱者利権を漁っている連中だとみているのです。
>そもそもLGBTという単語を知らない人もまだまだ多い(LGBT当事者すらも)と思います。
ゲイナイト等のイベントを主催している友人によると、そういうイベントに集まってくる最近の若いホモの子は、驚くほどゲイリブ運動のことを知らないそうです。
彼らは、ストーンウォール事件はもちろんのこと、アメリカで同性婚が合法化されるようになったことも、渋谷区で同性パートナー証明書が発行されるようになったことも知らないといいます。
まぁ、日本人であるにもかかわらず、アメリカのゲイリブ運動をあたかも自分の運動であるかのように錯覚しているアメリカコンプレックス丸出しのアホなリブ釜と較べたら、彼らの方がずっと健全だし、
渋谷区発行のエアー同性婚証明書なんて知らなくても、ホモとして楽しく生きて行くのになんの支障もないのですが、
そういう若いホモの中には、林さんがいうようにLGBTという言葉自体、知らない人間もいるそうです。
LGBTという言葉を知らないということは、自分のことをLGBTだと思っていないということで、そんな人間を勝手にLGBTに認定して、彼ら相手にLGBT向けと銘打った商品やサービスを開発しても売れる筈がありません。
またLGBTという言葉を知っていても、前述したようにLGBTに良いイメージよりも悪いイメージを抱いている人間の方が多いのです。
あるゲイナイトに参加していたホモの子は、
「LGBT向けって言われるものって大概がダサく感じるよね」
といっていたそうです。
こういうゲイナイトなんかに積極的に参加している若いホモは、ホモの中では一番、消費行動が活発な層なのですが、
LGBT向けのサービスや商品はそういう連中から「ダサイ」というイメージで見られているのです。
ゲイリブは、ゲイナイトなんかで遊んでいるこういう若いホモを「何も考えていない意識の低い若者」と呼んで馬鹿にしているそうですが、
彼らは意外と堅実で、みんなちゃんとした仕事をもっていて、人並みの収入があり、
平日は真面目に仕事をして週末になるとゲイバーで仲間と会ったり、ゲイナイトに参加して楽しむといったライフスタイルを送っています。
彼らはいわゆる「リア充」で、現在の生活に満足しているので、二言目には、
「LGBTはサベツされている」だの「ノンケ社会でLGBTは生きにくさを抱えている」
などと言い立てるLGBTアクティビストを自称するゲイリブを「面倒臭い人たち」と敬遠してしまうのです。
>ストレートにとって面白く話題になる商品やサービスでないと、LGBTにもウケにくいようなのです。
そんなことも知らなかったの?といいたくなるけれど 知らなかったからLGBTビジネスなんかに手を出したんでしょうね。
私が以前から言っているように、そもそもホモとノンケ向けの市場を区別して考える方がおかしいのです(「日本にはLGBT市場など存在しません」を参照)。
アメリカはいざ知らず、日本では、フーゾク産業を除いて、ホモとノンケを区別する業界はありません。
その必要(需要)がないからです。
現在、行われているLGBTゴリ押しは、需要のないところに無理やり需要を作り出そうとするもので、失敗するに決まってます。
>最近Twitter で見たツイートの中で面白いと思ったものに、「私を”LGBT” という概念に入れないで欲しい」というツイートがありました。
「別に自分は誰かに助けてもらわなくても、勝手に自分は自分で楽しく生きるから放っといて欲しい、”LGBT”と言われる人たちと一緒にしないで欲しい 」という考えです。
また「自分は社会的弱者だと感じたことないのに”マイノリティ”というレッテルを貼らないで欲しい」といった表現を持ったツイートも見受けられます。
多くのホモはゲイリブによって勝手に「弱者」や「マイノリティ」の枠に入れられることに反発しています。
彼らは自分たちを「弱者」だとも「マイノリティ」だとも思ってないし、そういうレッテルを貼られて、ゲイリブの政治運動に利用されることを嫌っているのです。
日本は法律で同性愛が禁止されているわけではないし、ゲイバーやゲイサウナも沢山あるし、ゲイナイトなどのゲイ向けイベントも頻繁に開かれています。
私はこれまで世界60ヶ国以上を旅行してきましたが、日本ほど同性愛者に寛容な国は世界でもめずらしいと思っています。
二言目には日本は欧米先進国に較べると遅れていると主張するゲイリブたちは、欧米キリスト教圏のホモフォビアの凄まじさを知らないのです。
ゲイリブたちは日本が欧米諸国に遅れている例としてすぐに同性婚が認められていないことを持ち出しますが、何度もいうように日本の同性愛者の大半は同性婚など望んでいません。
林さんも当初LGBT向けのブライダル事業を起業しようとしていたそうですが、需要の少なさから断念したんじゃないでしょうか。
先日、北丸雄二という古手のゲイリブ活動家が「LGBTというのは周囲にカミングアウトしているゲイをいうのであって、隠れホモはLGBTに含まれない」と発言したそうです。
実際、ゲイリブの理論に従うとそういうことになります。
いずれにせよ、わざわざ北丸氏に指摘されなくとも、日本の大半の同性愛者は自分たちをLGBTとはみなしていません。
前述したゲイナイトなどのゲイイベントに積極的に参加してゲイライフをエンジョイしているリア充のホモの大半は、家族や職場にはカミングアウトしてませんし、
「ゲイであればカミングアウトすべきである」というゲイリブ特有の教条主義にも毒されていません。
ビジネスの観点からいえば、彼らのように独身で、そこそこの収入があり、消費行動が活発なホモをターゲットにすべきなのですが、
LGBTビジネスを行っている人間は彼らのビジネスにLGBTという言葉を冠することで、この購買力が一番ある層を彼らのビジネス・ターゲットから排除しているのです。
「いや、彼らを排除するつもりなどない」というかもしれませんが、LGBTという言葉を使うことで、
「カミングアウトしていない隠れホモ(一般ホモ)は相手にしない」
という暗黙のメッセージを発していることに気づくべきです。
2007年の参議院選挙で同性パートナー制度の制定を公約に掲げて立候補したレスビアン議員の尾辻かな子が惨敗した理由は、LGBTと一般ホモの区別がつかなかったことです。
同性愛者全体の1パーセントほどしか占めない超マイノリティーのLGBTを自称する連中は彼女を応援し、彼女に投票しましたが、残りの99パーセントを占める一般ホモやレズは彼女を無視し、投票しませんでした。
最近のネットを含めたメディアによるLGBTゴリ押しに煽られてLGBTビジネスを展開している人たちは、LGBT=日本の同性愛者全員とみなした尾辻かな子と同じ間違いを犯しているような気がします。
そして、林さんのように実際にビジネスを始めてみて、やっとLGBTと一般ホモの間に横たわる深い溝に気がつくのです。
本日のつぶやき
ナダルのバナナ、20センチはありそう。。。
つぶやき2
「日本はLGBTについて50年遅れている」by レスリー・キー
50年前というと1965年。この頃、アメリカではすべての州に同性愛行為を禁じるソドミー法が存在し、ニューヨークではゲイバーは非合法で、隠れて営業し、しょっちゅう警察の手入れを受けていた。
一方、日本では1965年当時、新宿要町にゲイバーが数軒存在し、二丁目にもゲイバーが出現しつつあった。もちろん日本ではゲイバーは非合法ではなく、自由に営業できたし、警察の手入れもなかった。
そもそも50年前にはLGBTという言葉自体、この地球上には存在しなかった。
いったい何をいっておるのか、この三流カメラマンは!!
いまだに同性愛が禁止されている故国、シンガポールと日本を混同しているのか。
by jack4africa
| 2015-09-28 20:02
| LGBTという幻想