2007年 08月 31日
ジュテーム・モワ・ノン・プリュ |

「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」(Je t’aime moi non plus)は、フランスのシンガーソングライターのセルジュ・ゲンスブールが作詞、作曲し、ゲンスブールと彼の奥さんだったジェーン・バーキンがデュエットで歌っている1969年にリリースされた曲です。
「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」を日本語に訳すと「愛してるわ。ボクももう愛してないヨ」という、まったくかみ合わない恋人同士の会話になりますが、これは倦怠期の恋人同士の心理のあやを表現したタイトルです。
女はもう男を愛していないのですが、相変わらず惰性で、男に向かって「愛してるわ」といい、女が自分をもう愛していないことを知っている男は、皮肉を込めて「ボクももう愛してないヨ」と答えるのです。
ただし、曲の内容は、タイトルとはあまり関係なく、ひたすら性行為を表す男女の睦言と女のあえぎ声が流れます。
その内容があまりに過激だということで、ローマ法王がこの曲の放送停止を要請する声明を出したくらいで、それが良い宣伝になったのか、曲はヨーロッパ全土で大ヒットしました。
ジェーン・バーキンはイギリス人で、フランス語がもの凄くヘタクソで、歌はもっとヘタクソなのですが、この曲ではそのシロウトっぽいところが、逆に生々しいエロティシズムを感じさせるようになっています。
なにより、セルジュ・ゲンスブールとジェーン・バーキンが夫婦だったことで、聴く方としては否応なく二人の寝室での行為を連想してしまうのです。
ゲンスブールは、「俺達、夫婦のセックスを録音したらとてもシングル盤には収まらない。LPレコードのA面とB面の両面が必要になるヨ」などとうそぶいていましたが。
この曲のヒットに気を良くしたのか、ゲンスブールは、1975年に曲と同じタイトルの映画(上の写真)を監督します。
主演はもちろん、ジェーン・バーキンで、相手役は、70年代にFleshやTrashなどアンディー・ウォーホール制作のポルノ映画に出演して、そのデカマラがアメリカのゲイの間で話題になったジョー・ダレッサンドロが務めています。
映画は、男しか愛せない男(ジョー・ダレッサンドロ)がショートカットで胸の薄いボーイッシュな娘(ジェーン・バーキン)と出会い、彼女を愛そうと努力するんだけど、やっぱりセックスはバックからしかできないとかいうような内容で、
ジョー・ダレッサンドロがジェーン・バーキンのバックを無理やり犯そうとして、ジェーン・バーキンが激痛で泣き叫ぶシーンなど、曲に負けず劣らずお下劣な作品に仕上がってます。
ジェテーム・モワ・ノン・プリュ
ホモカップル・バージョン: Je t'encule, moi non plus...
by jack4africa
| 2007-08-31 00:07
| 世界の映画&音楽

