2008年 11月 20日
モロッコとエジプトのハンマーム |
アラブの国にはどこの町にもハンマームと呼ばれるスチーム風呂の公衆浴場があるのですが、ハンマームによっては日本や欧米のゲイサウナの役割を兼ねているところがあります。つまり、中でハッテンできるのです。
ハッテンはできなくとも、お風呂ですから、アラブ男の裸が自由に鑑賞できるわけで、アラブの国を旅行するときは必ずハンマームを見つけて入ることにしています。
ところが数年前、十数年ぶりにモロッコを旅行して、ハンマームに行ったら、客が全員、下着のパンツを着用しているのです!
昔はそんなことなかったのに・・・
『コーラン』の教えでは、たとえ同性であっても人前で自分の局所をみだりに見せるのはよくないとされていて、そのせいか以前から日本の銭湯のようにタオルで前を隠す人間は多かったのですが・・・
多分、イスラム原理主義者の意見を受け入れて、ハンマームでのハッテンを防止する目的で当局が打ち出した措置ではないかと思うのですが、モロッコ人の立派な逸物を盗み見できる機会がなくなったのは寂しいことです。
それでも私の場合、基本的にお風呂が好きなので、行く先々の町でハンマームを捜して入ってました。
モロッコ南部のザゴラという町のハンマームに行ったとき、客で来ていた30代半ばの髭面のがっしりした体格のモロッコ人の男に、ヘンな下心なしに、純粋な親切心から垢すりをしてもらったことがあります。
モロッコのハンマームには、垢すり・マッサージ専門の三助がいて、頼めばやってくれるのですが、当然、料金を取られるので、
日本の銭湯で客同士が背中を流しあうように、客同士が互いに垢をこすりあう習慣があるのです。
下半身のパンツで覆われているところ意外、身体のすみずみまで丁寧に垢すりしてもらって、最後に熱いお湯を頭からザブーッとかけてもらったときは本当に気持ち良かったです。
お返しにこちらも垢すりをしてあげるといったら、照れた顔になって、
「いや、けっこう」
と断られてしまいました。
本当は垢すりを口実にその筋肉ムキムキの身体に触りたかったんだけど・・・
でも彼の照れた顔はとても男らしかったです・・・やっぱりノンケ男はイイ!
モロッコのハンマームの長所として鍵付きの個室の風呂があります。
外で男を身つけて一緒に個室に入ることができるのです。
個室の中ではもちろん裸になろうが、なにをしようが自由なので、ハンマームをラブホテル代わりに利用できるのです。
モロッコとは異なり、エジプトのハンマームでは、浴室の入り口までは腰布を巻いて行きますが、入り口で三助に腰布を取りあげられて、中では完全に素っ裸になります。
毎日が『全裸デー』です(笑)
アラブ人の中ではなぜかエジプト人とレバノン人だけが人前で裸になることにまったく抵抗がなく、風呂の中ではみんな平気で股間のモノをぶらぶらさせています。
半分ボッキさせているのもいますが全然、恥ずかしがりません。
ハンマームで客が三助から受ける重要なサービスに垢すり・マッサージのほか体毛を剃ることがあります。
アラブ人の男は髭を生やしていても、風呂に入ったときに腋毛と陰毛とケツ毛を剃る習慣があるのです。生えている場合には胸毛も剃ります。
つまり頭と顔以外は全身つるつるになるまで体毛を剃ってしまうのです。
ハンマームの内部には大抵、浴室の中央にオトナが一人、大の字になって横たわることができるくらいの広さの丸い大理石の台があるのですが、そこに寝て垢すり・マッサージを受けたあと毛剃りをしてもらうのです。
三助は、あお向けになって横たわっている客の腋毛を剃り、そのあと陰毛を剃りはじめます。
客のチ○ポの先をつまんで伸ばしながら丁寧に陰毛を剃っていき、キン○マのシワの部分も指でつまんで伸ばしながら全部キレイに剃りあげていきます。
そのあと、客にうつ伏せになるように命じると、今度は客の尻ったぶを片手でギュッと掴んで押し広げ、肛門の襞ギリギリまで丁寧にケツ毛を剃りあげていくのです。
若いイケメンがこの毛剃りをされている光景は何回見ても刺激的で、胸がドキドキしたものです。
註:現在のエジプトのハンマームでは、モロッコと同様、浴室内での腰布、又は下着のパンツの着用が義務付けられています。
「世界OTOKO紀行」
by jack4africa
| 2008-11-20 23:58