ジャックの談話室:世界の映画&音楽
2017-07-16T12:37:25+09:00
jack4africa
自分の性的嗜好について日頃、考えていることや世界の同性愛文化の比較、世界の男色習俗の紹介、旅行記、大好きなアフリカ大陸や映画の話
Excite Blog
クロッシング
http://jack4afric.exblog.jp/27963355/
2017-07-11T00:01:00+09:00
2017-07-16T12:37:25+09:00
2017-07-10T22:39:29+09:00
jack4africa
世界の映画&音楽
2008/韓国監督:キム・テギュン出演:チャ・インピョ、シン・ミョンチョル
この映画は、北朝鮮の過酷な現実を逃れて韓国に脱出した脱北者の男性が北朝鮮に残してきた息子を救出するために苦闘する姿を描いたヒューマンドラマで、
貧困にあえぐ北朝鮮の庶民の生活ぶりや脱北者の残された家族が強制収容所に入れられて飢えに苦しむ様子など、
外国人の目から隠されている北朝鮮という異常な独裁国家の実態が生々しく再現されていて、韓国では100万人の観客を動員した大ヒットになったそうです。
『クロッシング』予告編
『クロッシング』本編英語字幕付き1~10
この映画は2010年に日本で公開されたのですが、日本での公開にこぎつけるまでは紆余曲折があったそうで、
そのへんの事情をこの映画の配給にかかわったアジア映画社代表取締役の朴炳陽(パクピョンヤン)氏が語っています。
【朴炳陽】映画「クロッシング」は何故公開が遅れたのか?[桜H22/4 /26]
パク氏によるとこの映画の日本公開権を最初に買い付けたのはシネカノンという会社で、
「二〇〇九年春、シネカノン有楽町ほか、全国ロードショー」と宣伝され、公式サイトまで作られていたにもかかわらず、いっこうに公開されず、公式サイトもいつのまにか消えてなくなったそうです。
あとになってシネカノンは、韓国側の権利関係者に、日本公開版権料を一割しか支払わず、9割の残金については支払う素振り見せながらも、再三、延期していたことが判明します。
つまり、シネカノンは、この映画を日本で公開すると宣伝しながら、実際には公開する権利をもっていなかったということになりますが、なぜこのような不可解な行動を取ったのでしょうか?
北朝鮮にとってきわめて不都合な内容のこの映画の日本での公開を阻止するために、とりあえず手付金として版権料の一割だけ払って他の配給会社によるこの映画の買い付けを妨害しておいて、
公開を引き延ばすことでこの映画をお蔵入りさせる魂胆ではなかったかといわれています。
このシネカノンという映画配給会社の社長は、李鳳宇(リ・ボンウ)という在日朝鮮人で、父親は朝鮮総連の幹部、本人は小学校から大学まで朝鮮学校で学び、朝鮮大学卒業後は、朝鮮総連の機関紙である朝鮮新報に入社しています。
その経歴をみればわかるように、朝鮮総連べったりの人間なのですが、その後、映画配給の仕事に従事するようになり、1989年に映画配給会社シネカノンを設立します。
1993年、『月はどっちに出ている』(崔洋一監督)で初の映画プロデュースを手掛け、キネマ旬報監督賞など多数の映画賞を受賞。
2000年に韓国映画『シュリ』、2001年には『JSA』をヒットさせ、韓流ブームの火付け役と呼ばれます。
2005年に在日朝鮮人の高校生と日本人高校生の恋愛を描いた青春映画『パッチギ!』(井筒和幸監督)をヒットさせて多数の映画賞を受賞。
続く2006年には、『フラガール』(李相日監督)で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞しています。
このようにリ・ボンウは、日本で韓国映画の輸入・配給を行う傍ら、在日朝鮮人を主人公にした映画を製作・配給し、崔洋一や李相日のような在日の監督をデビューさせているのですが、
日本で配給した韓国映画は、従北左翼視点の映画ばかりで、日本で制作・配給してヒットした『パッチギ!』も前記のアジア映画社代表のパク氏によると朝鮮総連の主張が巧みに織り込まれている朝鮮総連翼賛映画だそうです。
パク氏は、このリ・ボンウを北朝鮮の文化工作員であると断言していますが、彼がパク氏のいうように北朝鮮の工作員であるならば、『クロッシング』の日本公開を阻止しようとした理由も納得できます。
私が初めてシネカノンの名前を知ったのは、2008年に公開された阪本順治監督の映画『闇の子供たち』がタイで上映禁止になったというニュースを聞いたときです。
この『闇の子供たち』は、梁石日(ヤン・ソギル)という在日朝鮮人の小説家の原作に基づいた、心臓移植の必要な子供を抱えた日本人の夫婦がタイにやってきて、タイの臓器密売組織と接触してタイ人の子供の心臓を買うという、
現実にはまったくありえない荒唐無稽なストーリーをノンフィクションと称してあたかも実際に起きているかのように描いた悪質な反日映画で、
2008年9月23日に開催されたバンコク国際映画祭で上映される予定だったのが、タイ当局によって「タイの実態を反映していない」との理由で、上映拒否されています。
実は、この作品がタイで上映される予定だった日に、タイでは北朝鮮拉致被害者の横田めぐみさんを取り上げたドキュメンタリー映画『めぐみ-引き裂かれた家族の30年』が上映される予定になっていたそうで、
それに合わせて、タイで日本人が児童買春や臓器売買に関わっていると主張するこの『闇の子供たち』を上映して日本人の評判を貶めることで、
タイにおける北朝鮮のイメージの悪化を相殺する目的があったのではないかといわれています。
この『闇の子供たち』は、日本ではシネカノンが運営するシネカノン系列映画館で上映されていて、バンコク映画祭へのこの作品の出品にもシネカノン社長であるリ・ボンウが関わっていた可能性は十分にあります。
というのは、リ・ボンウは、北朝鮮による日本人拉致が公けになった2002年にも、この『闇の子供たち』の監督の阪本順治に、
1973年に当時の韓国の野党政治家で後に韓国大統領になる金大中が日本のホテルに滞在していたときに韓国KCIAによって拉致監禁された「金大中事件」を描いた映画『KT』を監督させて配給しているのです。
つまり、北朝鮮による日本人拉致が日本国民の関心の的になっているまさにそのときに、30年も前に起こった金大中事件を持ち出してきて、拉致をやったのは北朝鮮だけではない、韓国もやっていたとアピールしたわけです。
前述のアジア映画社代表のパク・ピョンヤン氏によると、リ・ボンウは、四方田 犬彦をはじめとする日本のサヨク映画評論家たちを引き連れて何度も訪朝しているそうで、
これら北朝鮮シンパの評論家たちに『月はどっちに出ている』(崔洋一監督)、パッチギ!』(井筒和幸監督)、『フラガール』(李相日監督)などのシネカノン制作・配給作品をべた褒めさせ、
彼らが審査員を務める各種映画コンクールで、これらの作品が受賞できるように工作したといいます。
昨年、前述した反日映画『闇の子供たち』に出演していた宮崎あおいと妻夫木聡が出ている映画『怒り』を観ました。
猟奇的な殺人犯を描いたかなり後味の悪い作品でしたが、特に不快感を覚えたのは、沖縄で日本人の少女が米兵たちに強姦されるシーンで、その執拗かつエグイ描写は見ていて不愉快でした。
この映画には、沖縄の米軍基地反対デモのシーンも出てきて、もしかして監督はサヨクなのかと思って調べてみたら、やっぱりシネカノンが売り出した在日監督の李相日でした。
彼らはこういう娯楽映画にも、さりげなく反日反米思想を盛り込んでくるんですよね。
現在、日本映画監督協会理事長を務めているのは、リ・ボンウが『月はどっちに出ている』で監督デビューさせた在日監督の崔洋一で、
リ・ボンウの工作によって、日本映画界が総連系の人脈で固められていることがよく分かります。
シネカノンは2010年に倒産したそうですが、前出のパク氏によるとこれは計画倒産だそうで、リ・ボンウはSUMOMOという新しい映画製作会社を設立してさらなる反日工作に励んでいるそうです。
李 鳳宇(リ・ボンウ)シネカノン元社長
参照ウェブサイト:アジアン・リポーターズ
本日のつぶやき
保釈・橋爪遼被告の衝撃生活 親しい関係者が重大証言東スポWeb 2017年07月11日 (火) http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/706126
これってアウティングにならないの?
つぶやき2
天空(宮城県) @tenku0126 僕は約3年間NHKの子会社に勤めていました。ハガキの情報を元に受信料の情報をPCに登録する作業をやっていましたが、韓国人や在日の方々は受信料を全員免除で登録するように言われました。不公平です。 #NHK解体 #ネット受信料新設反対
つぶやき3
虹色ダイバーシティの村木(aka木村)真紀がLIXILというトイレ・リフォーム会社と組んで、LGBTトイレで一儲けを企んでいるようだ。それにしても、この女の凄まじい金銭欲はどこからきてるんだろう。
つぶやき4 米南部ジョージア州ブルックヘブン市に慰安婦像を建てられたことを取り上げたアメリカのNews Ware というニュースサイトの記事。https://newswire.net/newsroom/blog-post/00096968-the-comfort-woman-statue-and-north-korea.html
ブルックヘブン市では、Pink Ponyというストリップクラブが市に大金を支払うことで特別に許可を得て営業しているが、このストリップクラブと同市で慰安婦像設置を推進した在米韓国人団体が関係あるとの噂が流れている。
慰安婦像が設置された公園に隣接する住民たちが像の設置に反対し、像を撤去させるために訴訟を起こすと息巻いている。
そもそも慰安婦問題は韓国と日本の二国間の問題なのに、なぜ第三国であるアメリカに慰安婦像を設置する必要があるのか?背後に北朝鮮がいるのではないか?
アメリカ人も慰安婦問題の胡散臭さに気づきはじめているようです。
つぶやき5
齢をとって売れなくなってLGBTのアライを自称するようになった、なんとかいう名前の元アナウンサー
こういう連中はLGBTを利用することしか頭にない。
つぶやき6
フランス大使館認証済みアカウント @ambafrancejp_jp 「日本の囚人2人の死刑が今朝執行されました。フランスはこの残酷で効力のない刑罰である死刑に反対します」駐日フランス大使 ローラン・ピック
過去にギロチン使って散々、死刑をやってきたくせに、それを忘れたふりして日本人に説教を垂れる。こういう厚顔無恥な人間でないと外交官は務まらない。日本の外交官も少しは見習うべき。
つぶやき7
米大統領、フランス大統領夫人に「とてもいい身体だ」セクハラ批判 表情固まるメラニア夫人 産経Webニュース 2017.07.14
http://www.sankei.com/world/news/170714/wor1707140035-n1.html
若作りの婆さんへのリップサービスでしょう。
つぶやき8
ヒアリを見てると、なぜかレンホーが目に浮かんでくるw
つぶやき9
自称LGBTコンサルタントにそそのかされて本当にLGBTトイレを作ってしまった
三流デパート丸井whttp://www.sbbit.jp/article/cont1/33751
つぶやき10
Kodyコーディー @PumpkingJack ちょっと待って、ちゃんとフォローできてないんだけど、これで「LGBTトイレ」と一部の活動家が叩かれてるの?記事を読む限り批判してる人たちは独り歩きしてる「LGBTトイレ」を叩いてるように見えるんだけど...LGBTらに優しいトイレhttp://www.asahi.com/articles/ASK2J7JYSK2JUTIL067.html
トイレで困ってるのは一部のTだけで、LGBは困ってなんかいないのに、「LGBTらに優しいトイレ」という言葉を使うこと自体が間違っているわけ。ホモやレズは男性トイレや女性トイレを使用しないでホモ・レズ専用の隔離トイレを使用しろといってるのと同じで、当事者から反発の声が上がるのは当然。
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マシュー・ボーンの「白鳥の湖」
http://jack4afric.exblog.jp/27870141/
2017-06-06T00:01:00+09:00
2017-06-12T10:08:46+09:00
2017-06-05T22:26:12+09:00
jack4africa
世界の映画&音楽
公開:2012年製作国:イギリス演出・振付:マシュー・ボーン出演:リチャード・ウィンザードミニク・ノースニーナ・ゴールドマン 本作は、1995年に英国のサドラーズ・ウェルズ劇場で初演されて、ダンス界に大旋風をもたらしたマシュー・ボーン版「白鳥の湖」を3Dデジタルで映像化したものです。
このマシュー・ボーン版の「白鳥の湖」が従来の「白鳥の湖」と大きく異なるのは、舞台を現代に移し、主役の白鳥を女性ではなく、男性ダンサーに演じさせたところです。
その結果、白鳥は従来の優美で繊細な白鳥から、攻撃的で猛々しい雄の白鳥になり、ラストの主役の白鳥に仲間の白鳥の群れが襲い掛かるシーンなど、まさに猛禽類といった感じになっています。
オリジナルの「白鳥の湖」は、王子と呪いによって白鳥の姿に変えられたオデット姫の恋物語ですが、
このマシュー・ボーン版は、白鳥を男性ダンサーに演じさせたことで、必然的に同性愛的な要素が加わっています。
ヨーロッパのある国の王子は、母親の王妃と共に亡き父である国王の代わりに国事をこなしていますが、母親である王妃に十分に愛されていないと感じて孤独な毎日を過ごしています。
そんな王子をみかねた侍従が王子に若い娘を引き合わせます。
彼女は下品でマナーが悪いので王妃から嫌われますが、王子は彼女のことが好きになります。
しかし、ある晩、場末のバーにお忍びで出かけた王子は、そこで侍従が若い娘に金を渡している光景を目撃し、彼女が侍従に金で雇われた女性であることを知ってショックを受けます。
酔っぱらってバーの客と喧嘩してバーを追い出された王子は、深夜の公園に迷い込み、公園の池で白鳥の群れに出会います。
白鳥の群れの中で一際、雄々しい白鳥がいて、王子はその白鳥に魅了され、白鳥と王子は素晴らしい一夜を共にします。
それからしばらく経って、王宮で舞踏会が開催されたとき、ひとりのよそ者が舞踏会に紛れ込んできます。
黒づくめの服を着たセクシーな彼は、舞踏会に来ていた女性たちと次々に踊り、彼女たちを誘惑します。
その光景をみていた王子は、その男があの夜、公園で出会った白鳥に違いないと確信し、彼に近づくのですが、男は冷たく王子を拒絶し、
自分に言い寄ってきた王子がホモであると周囲の人間に吹聴し、万座の中で王子に恥をかかせます。
彼は白鳥(ホモ)ではなく、黒鳥(ホモ嫌い)だったのです。
そしてあろうことか、彼は王子の母親である王妃を誘惑して、王妃と一緒にダンスを踊り始めます。
それをみた王子は逆上してピストルを取り出し。。。
という風にストーリーは展開するのですが、
王子が白鳥の群れと出会う夜の公園のシーンは、ホモのハッテン場を連想させますし、舞踏会でよそ者である男が王子を嘲笑するシーンは、ノンケによるホモにたいするイジメを連想させます。
ラストの王子と愛し合う白鳥が、ほかの白鳥たちの攻撃から王子を守ろうとするシーンは、同性愛というよりも父性的な愛情を感じさせますが。
解釈は観る人によって異なるでしょうが、マシュー・ボーンは、このバレエを単なる「白鳥の湖」のパロディーではない、それ自体、非常に完成度が高い、堂々たる作品に仕上げています。
特に男性ダンサーたちが演じる白鳥の群舞は、迫力満点で、白鳥と王子の男同士のダンスシーンも大変、魅力的です。
マシュー・ボーン版「白鳥の湖」予告編https://www.youtube.com/watch?v=qprzab7Sj_E
マシュー・ボーン版「白鳥の湖」本編https://www.youtube.com/watch?v=rQsECoq9XGM
セクシーな白鳥/黒鳥を演じたリチャード・ウィンザー
本日のおまいう
本日のつぶやき
石川大我 豊島区議会議員 @ishikawataiga 6月4日 虹色の和菓子を紹介したら、「いらない。3つで1000円。1つ幾らするのか?高額なお菓子を紹介するな!」と叱られた。悲しくなる。人件費だって光熱費だって、包装代だってかかる。いったい幾らなら納得するのか?ブラック企業のつくる100円の袋菓子より、心を込めて作ったお菓子を応援したい。
虹色のナントカと紹介さえすれば、当事者が喜んで買うだろうと考える、その安直な発想が当事者の反感を買うんだよ。
つぶやき2
しらこ @hj_age - 6月6日 LGBT人権団体はもうこれ以上できなくて良いから、それよりも「LGBT消費者センター」みたいなものの方が必要になって来ている現状。
つぶやき3
わと@ぷらきゃかわいい @beewato 友人に私の写真がAERAに掲載されていると聞いた時、恐怖を覚えました。わたしは普段自分のセクシャリティをクローズドにしているからです。私の同僚や、親や、知り合いにこの写真を見られたらどんな反応をされるだろうと怯えました。#LGBT #アウティング #AERA
アウティングされたくないなら、LGBTフレンドリーやアライを自称する団体や個人に近づかない方がいい。彼らはカミングアウト至上主義だから。
以前、ある古手の活動家が隠れホモはLGBTには入らないと発言して物議を醸したことがあるけど、それが活動家たちの本音。ただそれを明言してしまうと彼らが主催するイベントに人が集まらなくなるから、彼らは意図的にそのへんを曖昧にしている。
つぶやき4
17歳の女子高生との飲酒・淫行を認め、無期限活動停止となった俳優・小出恵介
なんかハメられたみたいで気の毒な気がする。えっ? ハメられたんじゃなくってハメたんだろって?
だからハメたつもりがハメられてたということでしょ。もちろん本人が悪いんだけど、若い男は身体の中に性欲という聞き分けのない動物を飼ってるから、それが暴れるとどうしようもない面もあるわけで。。。
それにしても一晩で5発って精力絶倫だね。
つぶやき5
東大新入生の政党支持アンケート
民進党議員には東大卒が多いけど、このアンケート結果をみてどう思うだろう。
自分たちの日頃の言動のせいで民進党支持が減ったなんて殊勝なことは考えないだろうね。
そもそも、そんな殊勝な連中であれば、ここまで支持率は下がらないわけで。。。
つぶやき6
在日三世 @3korean 【在日】小出恵介をハメた17歳JKの本名は「ハン(한)」と判明!母親がフェイスブックで被害者アピールを開始http://jamsoku.com/syakainews/jikenjiko/post-51095
もし本当に在日なら恥ずかしくて仕方ない、けどすごく納得できる。「やっぱり同胞か」ってね。このやり方は慰安婦と一緒だから。
安倍首相のイソギンチャク(by 有田ヨシフ)を強姦罪で訴えた通名、伊藤、本名、伊ナントカという女もそうだけど、この手の話にはなぜか在日女がよく登場する。
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ムーンライト マッチョ社会のアメリカで男になるということ
http://jack4afric.exblog.jp/27792480/
2017-05-09T13:45:00+09:00
2017-06-25T19:56:51+09:00
2017-05-09T13:45:18+09:00
jack4africa
世界の映画&音楽
制作国:アメリカ公開年:2016監督:バリー・ジェンキンス出演者:トレヴァンテ・ローズアシュトン・サンダース アレックス・ビハード この映画は、マイアミの犯罪多発地域の母一人子一人の母子家庭で育った黒人の少年、シャロンの成長を描いた作品で、今年のアカデミー作品賞を受賞しています。
少年になぜ父親がいないのか、映画では説明されていませんが、アメリカでは黒人の子供の70パーセントは未婚の母から生まれるそうで、
そういう意味では、アメリカの「標準的な」黒人家庭といえるかもしれません。
母親は、おそらく生活保護を受けているのでしょう、職をもっているようにはみえませんが、ときどき、ドラッグを買う金を稼ぐために売春しているようです。
家にときどき男を連れ込みますが、そんなときはシャロンはどこか別のところに泊りに行くようにいわれます。
そんなシャロンの父親代わりになって面倒をみてくれるのが、イジメっ子に追いかけられて逃げ回っていたときに助けてくれた麻薬の売人のフアンです。
シャロンが長ずるに及んで麻薬の売人になるのは、このフアンの影響かもしれません。
しかしフアンはまもなく死んでしまい、ハイスクールに入学したシャロンは、同級生たちにファゴット(おかま野郎)とか、ファギー(おかまっぽい)と呼ばれて激しいイジメに遭います。
アメリカのハイスクールにはスクールカーストという学校内の階層があって、ファゴット(おかま野郎)は最下位のカーストで、上位のカーストの生徒からイジメられるそうですが、
ファゴットのカーストに入れられるのは必ずしもホモの生徒とは限らず、スポーツをしない弱々しいタイプの生徒はみんなこのカーストに分類され、イジメの対象になるそうです。
私も子供の頃は、女性的な子供でよくイジメられましたが、言葉でイジメられるだけで(それだけでも十分に傷つきましたが)、この映画のシャロンの場合のように暴力を振るわれることはなかったです。
またイジメを受けたのは小学校に入学するまでで、小学校に入ってからは、学校で女っぽいという理由でイジメを受けることはありませんでした。
アメリカの学校で、女っぽい生徒や弱々しいタイプの生徒がイジメの標的になるのは、アメリカのマッチョ文化が背景にあるからでしょう。
子供の頃、アメリカの西部劇を観て、ジョン・ウェインやリー・マーヴィンのような大男がまるでスポーツを楽しむかのように殴り合いをするのをみて、子供心に「こんな国に生まれなくてよかった」と思ったことを覚えていますが、
アメリカではジョン・ウェインのような腕っぷしの強い男が「本物の男」として尊敬されるのです。
話は変わりますが、五嶋龍という若手ヴァイオリニストがいます。
天才ヴァイオリニストといわれた五嶋みどりを姉にもち、彼自身、幼少の頃からその才能を認められてきたそうですが、
「題名のない音楽会」というテレビ番組ではじめて彼をみたとき、そのマッチョな体型に驚きました。
別にヴァイオリニストがマッチョだったらいけないということはないのですが、私のイメージするヴァイオリニストはキムタクみたいな長髪の優男だったので、そのイメージとだいぶ違うので驚いたのです。
聞くところによると、彼はアメリカで生まれて育ったそうで、ヴァイオリンの練習と並行して空手道場に通っていたのだそうです。
もうひとり、カナダで天才児の認定を受けて、飛び級で14歳で現地の大学に入学した日本人少年の話を聞いたことがありますが、彼もまた空手を習っているそうです。
なぜアメリカで日本人の少年は空手を習うのか?
たとえヴァイオリンや勉学に秀でていたとしても、アメリカで生活する限り、アジア系ということでイジメや差別を受ける可能性があり、
それらのイジメや差別はしばしば暴力を伴うことから、自衛手段として空手を習っていることが考えられます。
また男は、ヴァイオリンや勉強ができるだけでは十分ではない、男だったら喧嘩も強くなければダメだという、アメリカのマッチョ思想の影響を受けている可能性もあります。
いずれにせよ、彼らがアメリカではなく、日本で育っていたら、空手ではなく、野球やサッカーを選んでいたのではないかという気がします。
アメリカのゲイたちもアメリカのマッチョ文化から強い影響を受けていて、アメリカでゲイリブの運動が盛んになると、
それまでの男性同性愛者=女っぽい男性というステレオタイプのイメージを拒絶して、みずから男らしいゲイ(Male Identified Gay)を標榜するようになります。
実際には世界中どこに行ってもホモには女っぽい男が多いし、アメリカにも女っぽいホモはいくらでもいるのですが、
それでもアメリカのゲイの主流が表面的にせよ「男らしさ」を追い求めているという事実は、本来であれば、「男らしさ」を強調するマッチョ文化のアンチテーゼになる筈のゲイカルチャーが、
アメリカ文化の基層であるマッチョ文化のくびきから逃れることができないことを示していて、私はそこにアメリカのゲイリブの限界を感じます。
日本でもアメリカのゲイリブの影響を受けたのか、「自分は女っぽくない、テレビに出るおねえタレントと一緒にされたくない」
などとのたまう短髪で髭を生やしたイカホモ系と呼ばれるホモがいますが、私にいわせれば、ホモという人種は、短髪にしようが、髭を生やそうが、中味がオンナであることに変わりありません。
彼らは、テレビに出ているおねえタレントを「わざと女っぽく振舞って笑いをとってる」と批判していますが、そんなことはありません。
あれが本来のホモの姿であって、おねえタレントたちは「ありのままの自分」を見せているだけなのです。
おねえタレントがゲイリブ運動に冷淡なのは、日本のゲイリブ運動が女っぽい男の存在を否定するアメリカのゲイリブ運動のサル真似でしかないことを見抜いているからで、
彼らは、Made in Americaのゲイリブなどに頼らなくても、ありのままの自分で生きていけるだけの実力を持っているのです。
いずれにせよ、本来、女性的であるホモが男っぽくなることを強制されず、自分の中のオンナを出して生きていける日本は、
同性婚が法律で認められているかどうかは別にして、本質的な部分で同性愛者に優しい国だといえると思います。
上の写真のような過剰な男らしさを誇示するアメリカのイカホモ系のゲイを見るたびに、彼らの子供時代は、女性的で、なよなよしたイジメられっ子ではなかったかと想像していたのですが、
映画の後半、見違えるようなマッチョな青年になって登場した主人公をみて、「やっぱり!」と納得したのでした。
本日のつぶやき
フランス大統領選挙。得票数だけみればマクロンの圧勝だけど、60歳以上の80パーセントがマクロンに投票したのにたいして、若者の44パーセントはルペンに投票したという。
マクロンが5年の任期中に若者世代の不満を解消できなければ、次はルペンが勝つ可能性がある。
つぶやき2
城之内 みな @minajyounouchi 日本国民からは逃げ回っても、差別利権と聞けばノコノコ出てくる辻元清美議員。
つぶやき3
朝鮮人慰安婦に謝罪が必要のない理由http://blog.livedoor.jp/kanedashoji70/archives/70449970.html
慰安婦と名乗り出ていない元朝鮮人慰安婦の証言「登録している(名乗り出ている)韓国人の元慰安婦は全員ニセモノ」「日本の統治時代は良かった」「慰安婦になったお陰で、たった1~2年で郷里に家を建て、立派なお店を出せるようになるまで稼ぐことができた」
つぶやき4
KenKen★Backy @kenkenbacky · 5月8日 ジャックさんの相談室、久々にのぞいたら、読み応えありすぎてこんな時間になっちゃった(笑)。おやすみなさい!!
もっと頻繁にのぞいてください!!w
つぶやき5
こーた @ma_kun0504 会社となでカミングアウトしてない人は、飲み会とかでLGBTの話になった時にどう対応してるの?おれは何も言えなくなって気持ち落ち込んぢゃうわ大体、会社内にゲイとかいたらどうしようみたいな話になるし
ちょっと困ったような顔をして、黙って聞いてたらいい。察してくれる人は、察してくれる。
つぶやき6
これだけ若作りするんならフェイスリフトくらいしなさいよといいたくなるけど、フランス人はあんまりフェイスリフトをしない。アランドロンが81歳で引退したという話を聞いた高須先生が「目のたるみをとればまだ10年はもつのにもったいない」といってたけど、フランス人は映画俳優でもあんまり整形をしない。ブリジット・バルドーなんか堂々と老醜を晒している。
つぶやき7
貧困に陥ったLGBTをどう支援するのか? 仲間同士の助け合いでは限界も…BuzzFeedJapan 5/4(木) 11:12配信 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170504-00010001-bfj-soci LGBTはどうか知らないが、ホモでビンボーになるのは自業自得の奴ばかり。そういう連中を助けたいと思うのは勝手だが、まず仲間内で助けようと努力するのが先だろう。お仲間にはゴールドマンサックスやドイツ証券に勤めるエリットゲイ()もいるんだしwそれを最初から仲間同士で助けるのは無理だと決めつけて行政に頼ろうとする、その乞食根性に虫唾が走る。いくら貧しくとも、こういう心根の卑しい人間だけにはなりたくない。
つぶやき8
「同性婚の法制化を」って、あんた、売名のためにマスコミ呼んで尾辻かな子と派手な同性結婚式を挙げて、即刻、離婚したよね。
尾辻かな子と離婚したときは、同性婚が法制化されていなかったから慰謝料をとれなかった。次に離婚するときはちゃんと慰謝料がとれるように同性婚の法制化を望むということ?
つぶやき9海外在住の日本嫌いの日本人http://r-zone.me/2015/07/post-543_2.html
欧米在住のフェミやゲイリブにはこういうタイプが多い。
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ボリウッドの美人女優
http://jack4afric.exblog.jp/27391956/
2016-12-27T02:40:00+09:00
2017-01-01T18:12:25+09:00
2016-12-26T23:03:00+09:00
jack4africa
世界の映画&音楽
インドの映画女優は美人が多いことで知られていますが、以下に代表的なインド女優10人を紹介します。
レーカー(Rekha)1954年生まれ 60歳を過ぎてもなおボリウッドに君臨するインド映画の女王。代表作は「Umrao Jaan」(1981)
ボリウッドのスーパースター、アミターブ・バッチャンと不倫関係になったり、夫が自殺したり、年下の俳優と浮名を流したり、「魔性の女」のイメージが強いです。マドンナが彼女の大ファンだとか。
若かりし頃のレーカー
シュリデヴィ(Sridevi) 1963年生まれ ボリウッドの男優のスーパースターがアミターブ・バッチャンだとしたら、女優のスーパースターはこの人、シュリデヴィ。
演技力、踊り、美貌、すべてが超一流。代表作は『Mr. India』(1987)、『Chandni』(1989)。この人に「クレオパトラ」を演じさせたかった。
若い頃はふっくらしていた。目の大きさはふつうの人間の三倍はある。
2014年に15年ぶりに出演した映画『マダム・イン・ニューヨーク』の日本公開のプロモーションで来日。50歳を過ぎても相変わらずお美しいです。
インド大使館のレセプションで。左から花田景子(司会)、駐日インド大使、シュリデヴィ、安倍昭恵夫人(花束贈呈役)、アグネス・チャン(なんでコイツがココにいるんだ?中国大使館の指令でスパイしにきたのか?)
シュリデヴィの小顔が目立ちますね。8頭身どころか9頭身はありそう。ちなみに身長は170センチだそうです。
マードゥリー・ディクシート (Madhuri Dixit) 1967年生まれ 90年代に一世を風靡した女優。初期の作品はアニル・カプール、後期はシャールク・カーンとの共演作が多い。結婚を機に引退したが、しばらくしてカムバックしている。
マードゥリーとシュリデヴィ
踊りの名手として知られる
ジュヒー・チャウラー (Juhi Chawler) 1967年生まれ 1984年のミス・インド。ミス・ユニバース世界大会で「コスチューム賞」を受賞。美人だが親しみやすいキャラで、コメディ映画を得意とする。
シャールク・カーンとよく共演していて、共同でプロダクションを経営していた。40代後半になっても現役で活躍しているが、最近は脇役に回ることが多い。
タッブー (Tabu) 1970年生まれ 国際的に活躍する演技派美人女優。ハリウッド映画『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(2012)では主人公の少年の母親を演じた。
『ライフ・オブ・パイ』公開時のアンリー監督と一緒の記者会見。
カージョール (Kajol) 1975年生まれ 俳優一家の出身。1995年に公開されたシャールク・カーン共演の『Dilwale Dulhania Le Jayenge』(花嫁は僕の胸に) は国民的大ヒットになり、ボンベイの映画館では10年間、ロングラン上映されたという。
俳優アジャイ・デーヴガンとの結婚を機に一時、スクリーンから遠ざかったが、その後、カムバックしている。
「Dilware」(2015) 予告編。DDLJから20年も経ってるのにシャールクもカージョールも全然、変わっていない。
アイシュワリヤ・ライ (Aishwarya Rai) 1973年生まれ 1994年のミス・ワールド。美人が多いインド女優の中でも飛びっきりの美人で「世界一の美女」と称された。
アミターブ・バッチャンの息子のアビシェク・バッチャンと結婚し、一児をもうけている。
義父および夫と踊る
プリヤンカ・チョプラ (Priyanka Chopra) 1982年生まれ 20世紀最後の年 (2000年) のミス・ワールド。腫れあがったような唇がセクシーというか、ちょっと下品で個人的にはあまり好きではない。
ディーピカ・パッドゥコーン (Deepika Padukone) 1986年生まれ 今、一番の売れっ子女優。身長が175センチもあるそうだが、身長170センチそこそこのシャールク・カーンと共演したデビュー作の『Om Shanti Om』では身長の差はあまり気にならなかった。セッシュー(踏み台)を使ったのかな?
ソナム・カプール (Sonam Kapool) 1985年生まれ 往年の二枚目スター、アニル・カプールの娘。インドはカーストの影響もあって一族全員が映画関係者というケースが多い。
たとえばアニル・カプールの兄のボニー・カプールは映画プロデューサーで、その妻はシュリデヴィといった具合。ということで、シュリデヴィは彼女の義理の伯母にあたる。
父親のアニル・カプールと。アニル・カプールは胸毛が凄いんだけど、背中にもいっぱい毛が生えていて熊専には堪らないだろうと思う。
インドは美人大国なので、街を歩いていても時々ハッとするような美人とすれ違うことがある。それでも肌の色は褐色で色白は少ない。
しかしボリウッドスターは男女とも色白が多い。色の白いことがスターの条件になっているからだが、彼らのルーツを辿るとパキスタン北部に行き着くことが多い。パキスタン北部に色の白い人種が住んでいるからである。
ボリウッドのスターには、シャールク・カーン、サルマン・カーン、アーミル・カーンなどカーン姓が多いが、カーンはパキスタンに多い姓である。
たとえばシャールク・カーンはデリー生まれだが、父親はパキスタン北西部のペシャワール出身である。
ただパキスタンにルーツがあっても、ボリウッドのスターたちはインド人としてのアイデンティティをしっかりもっていて、愛国心も強く、
シャールク・カーンなどはインド vs. パキスタンのクリケット試合などでインドチームの応援団長を買ってでて、「インド、頑張れ!」などとやっている。
そのへんが在日朝鮮人と違う。
本日のつぶやき
イカホモが自撮りするとき必ず片目をつむるのはなぜなのか。ボクちゃん、可愛いでしょ!アピールか?
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城之内 みな @minajyounouchi · 10 時間10 時間前
カルト集団は子供を利用する。
カルト宗教の勧誘には幼児を同伴して飛び込み営業するのは常套手段。
NHKの貧困JK、不法滞在の訴訟では高校男子、保育園落ちた日本死ねでは赤ちゃん同伴での要望書提出パフォーマンス。
子供を前に出して同情を誘うカルトには気をつけよう。 赤ちゃん養子ビジネスに代理母出産ビジネス、LGBT界隈もよく子供を利用する。
下のツイッターなんか同性婚を成立させるために子供をダシに使っているとしか思えない。
EMA日本@emajapan2013
同性カップルの子どもたちは、すでにたくさん存在しています。#同性婚 が認められないために、パートナーの連れ子を保育園に迎えに行っても親でないと言われたり、連れ子の育児休業を取得できない、連れ子を被扶養者として医療保険でカバーできないなどの困難に、今この瞬間も直面しています。
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BLOGOS編集部 認証済みアカウント @ld_blogos
全国の自治体に先駆けてLGBTに「パートナーシップ証明書」を出した渋谷区は、「マイノリティーに開かれた街」を喧伝する。これを表向きの顔とするならば、本当の顔は宮下公園からの野宿者締め出しに象徴される「弱者切り捨て」だ。(田中龍作)
http://blogos.com/article/152539/?utm_content=bufferb651d&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer 長谷部区長はなんとかいう清掃活動の団体を主宰しているそうだが、彼にとってホームレスはゴミ以外の何ものでもなく、掃いて捨てたい存在なのだろう。
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今年も色んな人が亡くなったね。
私はなんとか生きてます。
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安倍さんはアメリカから帰国したら真っ先に靖国神社に出向いて、真珠湾で慰霊したことを英霊に報告すべし。
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太平洋戦争時の日本の特攻と現在のイスラム過激派の自爆テロは似て非なるものである。特攻隊は軍艦しか攻撃しなかったが、自爆テロは民間人を標的にしたり、平気で巻き添えにする。日本本土を空襲したアメリカの爆撃機も逃げまどう女や子供を狙って機銃掃射をおこなった。
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中共政府が露骨な経済推進政策を継続する限り、中国の大気汚染は深刻化する一方です。僕は日本政府が日本の方々の中国渡航の自粛を呼びかけることを推奨すると同時に、日本企業は現地の従業員の健康のために、中国からの撤退を計画した方が無難だと思います。by 孫向文
http://dailynewsonline.jp/article/1250622/
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Trump @realDonaldTrump · 2016年12月31日
Happy New Year to all, including to my many enemies and those who have fought me and lost so badly they just don't know what to do. Love!
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城之内 みな @minajyounouchi · 8時間8時間前
世界はSNS以前と以後に分けられる。まんまと仕掛けられた韓流ブームや河野談話や民主党政権に乗せられた日本国民。
昨年の「日本死ね」、貧困JK、通名を使った事件も、今はバレて拡散されるのが早い。
共産主義者や反日国人がメディアを支配し、日本国民を手玉にとった時代は終焉した。
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日本を舞台にしたタイのテレビドラマ
http://jack4afric.exblog.jp/25159408/
2016-04-26T00:01:00+09:00
2016-06-21T14:07:29+09:00
2016-04-25T22:10:02+09:00
jack4africa
世界の映画&音楽
ここ数年、日本を訪れる外国人観光客が急増しています。
昨年2015年の国別の訪日客数のランキングは、1位:中国、2位:韓国、3位:台湾、4位:香港、5位:米国の順ですが、タイが意外と健闘していて6位にランクインしています。
2015年の訪日タイ人数は前年度21.2%増で796,700人、今年に入ってからも増加傾向は続いているそうです。
タイ人観光客が増えたのは2013年にタイ人向けの観光ビザの要件が緩和されたことがきっかけで、安価なLCCの普及も拍車をかけているようですが、
なによりタイ人の所得が増え、日本に旅行できる中産階級のタイ人が増えてきていることが大きな原因でしょう。
そのタイで最近、日本にロケしたテレビドラマが増えているそうです。
今回、紹介する『ライジング・サン』もそのひとつ。マリオ・マウラーとナデート・クギミヤの二大人気スターが共演しているのですが、なんと二人はこのドラマで日本人の役を演じています。
マリオ・マウラーがタケシ、ナデート・クギミヤがリュウという日本人の青年を演じていて、二人はイトコ同士という設定で、
マリオ君もナデート君もそれぞれ好きな女性がいるのですが、いろいろと邪魔が入って中々、思いが遂げられないという基本、恋愛ドラマのようですが、
なぜかマリオ君もナデート君も日本のヤクザ一家の息子という設定になっていて、二人が対立するヤクザの抗争に巻き込まれるというヤクザドラマの要素も加味されているそうで、
日本人がみれば相当、珍妙なドラマになっているのではないかと想像されますが、タイではヒットしたそうです。
(Mario & Taew) The Rising Sun MV
https://www.youtube.com/watch?v=gYRRNweAaX8
主題歌も日本語で歌ってます
https://www.youtube.com/watch?v=cqE24QmfHxk
主役の2人の内、マリオ君はかなり前から私のご贔屓です。
タイの俳優は白人とのハーフが多いのですが、マリオ君はドイツ人とタイ人のハーフです。
2007年に高校生の男の子同士のBL的関係を描いたLove of Siamという映画でデビューして、一躍、人気スターになったのですが、
この映画のお陰でホモではないかと疑われるようになって、本人はそのことをだいぶ気にしていたようで、徴兵検査のときのインタビューで、「ボクは男だ!」ときっぱりと疑惑を否定しています。
Love of Siam(英語字幕付き)
https://www.youtube.com/watch?v=_H3LIUUkXTM
マリオ君の徴兵検査
https://www.youtube.com/watch?v=78EjzYsGgSE
私としては彼がホモであろうがノンケであろうがどっちでもいいのですが(どうせヤれるわけじゃなし)、映画やドラマでもっと積極的に脱いでもらいたいですね。
徴兵検査では上半身裸になってムチムチした美味しそうな身体を見せてくれていますが、お尻とかも見てみたいw
もう一人の主役のナデート・クギミヤは日本人っぽい苗字ですが、オーストラリア人とのハーフで、母親の再婚相手がクギミヤという日本人で、その養父に対するリスペクトを込めてクギミヤ姓を名乗っているそうです。
彼は2013年に制作された、第二次大戦中にタイに駐留していた日本兵とタイ女性の恋愛を描いた『クーカム』という映画で主役の日本兵、コボリ(小堀)を演じています。
2013年版『クーカム』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=eHfaxbW-ors
このドラマの原作は、タイの女流作家トムヤンティーが1963年に発表したタイの国民的小説『クーカム』(「運命の人」)(日本語タイトル『メナムの残照』)で、
これまで何度も映画化、テレビドラマ化されていて、主人公の日本兵コボリ(小堀)役は、その時々の人気ナンバーワンの若手俳優が演じることになっているそうで、
2013年版の映画では「バンコク都民の選ぶ好きな男優第1位」に選ばれたナデート君が演じることになったのだそうです。
日本兵と現地女性の恋愛物語が人気になるなんて、反日国家の中国や韓国では想像できないと思いますが、それだけタイは親日国家だということでしょう。
考えてみたら、タイ人の俳優が日本を舞台にしたドラマで日本人の役を演じて、それが人気になるというのもほかの国では考えられないことかもしれません。
この『ライジング・サン』というドラマは、千葉県香取市佐原というところでロケしているそうですが、なんでそんなド田舎でロケしているかというと、
水郷の町として知られる佐原の観光協会がタイ人観光客の増加を狙って佐原でのロケを誘致したのだそうです。
実際、このドラマがタイで放送されたあと、佐原を訪れるタイ人観光客はいっきに増えたそうで、
それをみたほかの地方自治体も次々とタイドラマのロケ地に名乗りをあげるようになって、その結果、日本を舞台にしたタイのテレビドラマが増えているのだそうです。
まあ、個人的には、反日でマナーの悪い中国人や韓国人よりも、親日的な台湾やタイからの観光客が増えて欲しいし、
そのためにこのようなドラマの制作に協力して日本の魅力をアピールするのは良いことだと思いますね。
タイのテレビでは、日本各地の観光地を紹介するタイ人向けの旅番組も放送されているそうです。案内役のイケメンはタイの人気俳優だとか。
https://www.youtube.com/watch?list=PL0VVVtBqsouronpqosKWvUncglpnRDNQJ&v=CeDkldighxY
『ライジング・サン』のナデート君とマリオ君の入浴シーン。このシーンだけ見てみたい。
本日のつぶやき
勝部 元気@KTB_genki
禁煙外来のように、「俺、ロリコンのままじゃマズイな…」と自覚している人に対してはしっかりとサポートする「禁ロリ外来」のような仕組みがあっても良いと思う。
ロリコンをホモに変えたらまんま昔の欧米のホモ差別主義者の言葉と重なるけど、自分が正しいと思い込んでいるらしい(そうじゃないとつぶやかないだろう)ところが怖い。
つぶやき2
LGBT1000万人、同性カップル制で変わること
東洋経済オンライン 4月24日(日)6時0分配信
日本では全人口の8%弱、約1000万人が該当するともいわれる(電通調べ)。
5.2%から7.6%、8%と時が経つにつれてLGBTの数が増えている。そのうち、日本の人口の4分の1、3000万人はLGBTだ!と言い出すんじゃないか、電通はw
つぶやき3
尾辻かな子がまた参院選に出るらしい
落選するに決まってるのになんでまた出るんだろ
東郷健のレズバージョンを目指す気かw
つぶやき4
田山たけし@neon_shuffle QT @wildthingishere:
≪目指すのは、「カミングアウトする必要のない社会」。≫
これこそが自民の本音。同性愛者を見えないことにしたいんだよね。
そもそもなんで同性愛者を見えるようにしなければならないのかよくわからない。
昔のナチスドイツみたいに同性愛者であることを示す腕章を腕に巻いて街を歩けというのか?
つぶやき5
自民党の特命委員会、「LGBT」に関する基本方針取りまとめ
https://www.jimin.jp/news/policy/132172.html
LGBTの方々を決して無視しているわけではありませんヨとアピールする一方で、しばき隊や共産党がバックに付いているLGBT活動家を排除する非常にスマートな自民党のLGBT対応策。
活動家が押し進めるカミングアウト、同性パートナーシップ制度(同性婚)、LGBT差別禁止法案を悉く否定しているところがポイント。
つぶやき6 代理母ビジネスに手を出そうとしてバッシングを浴びた自称LGBTアクティビストの東小雪のパートナの増原裕子(上の写真左)昔、辛淑玉たちと一緒になって「石原やめろ」をやってたんだよね。http://akaboshi07.blog44.fc2.com/blog-entry-2593.html
ソフトなイメージを振りまいてるけど、一皮剥けば、しばき隊やのりこえネットや共産党とズブズブの反日パヨクです。
つぶやき7
文芸春秋社を創設した作家の菊池寛は少年愛者だった。週刊文春はジャニー喜多川の少年愛疑惑を追及したけど、菊池寛が生きてたら止めさせたのではないか。
つぶやき8
omamoghavairocana @Om_samayas_tvam · 5 時間5 時間前
RT ゲイリブを否定する気はないよ。でも日本のゲイリブってのは、特定の勢力が利権ゴロ化して、若い子をオルグして食いまくったり、特定の政党と非常に近い関係にあるという現実があるでしょう。
omamoghavairocana@Om_samayas_tvam
ゲイのためのゲイリブではなくて、自分の利権のためのゲイリブ、または政争のためのゲイリブというエゴが見え隠れするから、そういう人達を指示しないだけですよ。
こういうのはボランティアと一緒で、「ゲイリブやってる俺偉いでしょ、感謝しろよお前ら」という態度では愛想を尽かされるだけですよ
つぶやき9
竹熊健太郎《一直線》 @kentaro666 · 7 時間7 時間前
バンコクには1週間滞在しただけだが、タイ人はとにかくシャイで、日本人とは相性が良い印象。タイは「微笑みの国」と言われるが、日本人でも言葉が通じない外国人相手にはとりあえずニヤニヤ笑うだろう。多分同じメンタリティだと思う。
美しき誤解、タイ人は切れたら怖いでぇ~
つぶやき10
保坂展人 認証済みアカウント @hosakanobuto
都庁45階のカフェで行われたLGBTシンポジウムでは、昨年11月の渋谷区と世田谷区で「同性パートナーシップ証明書」の取り組みからわずか半年で「ずいぶんと社会は変わった」(長谷部区長)との発言に同感でした。企業社会も急速に変わりつつありますが、自治体の輪もさらに広がりそうです。
「ずいぶんと社会は変わった」wwwww
全然、変わってない。あんたたちが誤解しているか、わかっていて嘘をついてるだけ。
つぶやき11
「LGBTさん、さようなら」 同性婚の牧村朝子さんが宣言
http://withnews.jp/article/f0160430002qq000000000000000G00110101qq000013359A
LGBTにさよならしてもレスビアンの肩書は持ち続けるんでしょ?
あんたからレスビアン取ったら、何も残らないからね。
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男たちのタンゴ
http://jack4afric.exblog.jp/24587588/
2015-10-20T00:01:00+09:00
2015-10-26T03:10:30+09:00
2015-10-19T22:03:38+09:00
jack4africa
世界の映画&音楽
タンゴは、1880年頃、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで生まれたダンスです。
当時、アルゼンチンにはヨーロッパから新天地を求めてやって来た多数の移民が住んでいたそうですが、移民は圧倒的に男性が多く、女性が少なかったことから、
ブエノスアイレスの下町のボカ地区の酒場で男同士がタンゴを踊ったのが、アルゼンチン・タンゴの始まりだといわれています。
このような生い立ちのせいか、タンゴは男同士で踊っても違和感がなく、むしろ巧いダンサーが踊ると非常にカッコよく見えます。
私が男同士で踊るタンゴのカッコよさを初めて知ったのは、ケン・ラッセル監督の映画『ヴァレンティノ』(1977)で、
この映画はサイレント時代のハリウッドの大スター、ルドルフ・ヴァレンティノの伝記映画なのですが、
大スターになる前の下積み時代にダンスホールで女性客の相手をしてチップを稼ぐボールルームダンサーをしていたヴァレンティノが昼間、客のいないダンスホールで同僚のダンサーとタンゴを踊るシーンが素晴らしかったです。
ヴァレンティノを演じていたのは、ニジンスキーの再来といわれた20世紀を代表するバレエダンサーのルドルフ・ヌレエフで、タンゴを踊るシーンで彼の相手役をつとめたのは、
当時のイギリス・ロイヤル・ バレエのプリンシパル・ダンサーだったアンソニー・ダウエルです。
このイギリスを代表する二人の男性ダンサーが組んで踊るのだから、カッコよくない筈がない。
バレエ劇場では絶対に観られないこの男同士のタンゴ・シーンをスクリーンで実現してくれたケン・ラッセル監督には感謝感激、雨あられといったところです。
ケン・ラッセルは、2011年年に84歳で亡くなるまで女性と4回、結婚しているので、ホモではないと思うのですが、
この『ヴァレンティノ』のタンゴ・シーン以外にも、『恋する女たち』(1969)では、アラン・ベイツとオリバー・リードの全裸のレスリング・シーンをみせてくれるなど、ホモの観客に対するサービス精神が旺盛でした。
ブエノスアイレスのミロンガと呼ばれるタンゴを踊る場所の多くは一週間の特定の曜日をゲイ・ミロンガと名付けて、男性ペアに開放しているそうですが、
最近では、いつでも男性ペアを受け入れるゲイフレンドリーなミロンガも出来ているそうで、そういうところではダンス自慢の男性ペアが多数来て踊っているそうです。
パッとしない中年のオッサン同士のタンゴ、滋味あふれる踊りですね
これもオッサン同士のペア、渋いです!
これはストリート系?
これはかなりショーアップされたプロの踊り
タンゴといえば、イタリア映画の名匠、ベルナルド・ベルトリッチ監督も作品にタンゴを踊るシーンを挿入することで知られています。
『ラストタンゴ・イン・パリ』というそのものズバリのタイトルの作品もありますが、個人的には『暗殺の森』(1970)で、ドミニク・サンダとステファニア・サンドレッリが女同士でタンゴを踊るシーンが良かったです。
最後にご存じ『ブエノス・アイレス』(1997)のレスリー・チャンとトニー・レオンのタンゴ・シーンです。
本日のつぶやき
グットデザイン賞にカラフルステーションが応募した際の渋谷区の同意書に関する情報の開示請求に対する渋谷区の回答 すずやの娘は渋谷区の同意書があったと明言してるのに、渋谷区はそんなものは存在しないという。どっちが嘘をついているんだろう。
グローバルなコネクションというより電通と博報堂のコネなんじゃないの?
すずやの娘は髭を生やしている暇があったら、もっと一般社会常識を身に付けるべきでしょう。
つぶやき2
世田谷区のクソの役にも立たない「同性カップル公的書類」
区営住宅の入居くらい認めなさいヨ!
つぶやき3
すずやの娘の言い訳
⑴グッドデザイン賞の件について補足させて頂きます。私が10月1日付のFacebook及びTwitterにて「渋谷区の同意書と共に応募するという形をとりました。」と記載したことについて、渋谷区に情報公開請求が行われ、実際には「同意書」が存在しない事についてご指摘を頂戴しました。
⑵この記載については、「渋谷区の同意書と共に提出しました」ではなく、「渋谷区の同意書と共に応募するという方式を選択しました」という意味で説明させて頂いておりました。 申請時点では同意書は存在しておらず、私が後日同意書を頂ける認識でおりましたため、申請を行った次第となります。
言ってることが支離滅裂なんだけど、申請=応募ではないの?
なんで同意書が出るのを待ってから申請しなかったの?
なんでそんなに急いでたの?
男とか、女とかいう以前に人間としての基本的な常識が欠けてます。
こんなのが渋谷区長と癒着して渋谷区から金もらってるんだ。
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両性具有の美(2) スタヴ・ストラスコ
http://jack4afric.exblog.jp/24294281/
2015-07-28T00:01:00+09:00
2015-07-29T20:45:07+09:00
2015-07-27T21:52:07+09:00
jack4africa
世界の映画&音楽
以前、このブログで、男性でありながら、女性モデルとして働く両性具有的なモデル、アンドレイ・ペジックを紹介したことがありますが、
今回、ご紹介するスタヴ・ストラスコ君も同じ路線を行くモデルです。
1992年ウクライナ生まれ、現在、イスラエルのテルアヴィヴ在住の彼は、
17歳のときからモデルとして働いているそうですが、19歳のときに出演したTOYOTAオーリスのCMで一躍、有名になります。
ご覧になった方もおられるかもしれませんが、赤いビキニのパンティーに濃紺のジャケットを羽織った長身のブロンド女性が車に向かって歩いていく後ろ姿が映り、
歩きながらジャケットを脱ぎ捨てた彼女が上半身裸になって車の前まで歩いていって、くるっと反転してカメラに向かって立ち、ぺったんこの胸と赤ビキニの股間のモッコリを見せて、男であることをばらすという趣向で、
「常識に尻を向けろ。」というテロップが流れる、お固いイメージのトヨタにしては挑発的なCMなのですが、
このCMは海外でも反響を呼び、それをきっかけにCMに出演したスタブ君が国際的に注目を浴びるようになったのだそうです。
身長177センチ、体重52キロというスレンダーな体形を生かして、女性モデルとして働いているそうですが、モデルになるまでは、自分が化粧すると女性に見えるとは思っていなかったといいます。
ただ子供のときから母親の化粧品で遊ぶのは好きだったそうで、そのケはあったみたいです。
声はフツーの男の子です。
これはスタヴ君とは別の男の子ですが、わりとどこにでもいるような男の子にメイクを施したら、あ~ら不思議、ビックリする程、妖艶な美女に変身!という動画で、「女の美人は美少年のコピーである」という稲垣足穂先生の言葉を思い出します。
同棲中の彼だそうです。
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リスボン特急
http://jack4afric.exblog.jp/24114889/
2015-06-09T00:01:00+09:00
2017-05-23T13:32:55+09:00
2015-06-08T23:21:31+09:00
jack4africa
世界の映画&音楽
製作国 フランス
公開年 1972
監督: ジャン=ピエール・メルヴィル
出演:
アラン・ドロン
カトリーヌ・ドヌーヴ
リチャード・クレンナ
リスボン特急(原題:Un Flic)は、フィルム・ノワールと呼ばれるフランスのギャング映画の巨匠、ジャン=ピエール・メルヴィルの遺作となった作品です。
ジャン=ピエール・メルヴィル監督の晩年の3本のギャング映画、『サムライ』 (1967)、『仁義』 (1970)、『リスボン特急 』(1972) はすべてアラン・ドロンが主演していますが、
これら3本の作品の内、最も完成度が高いのは『サムライ』でしょう。
『サムライ』は、タイトルから始めて細部までメルヴィル監督一流の「男の美学」があますところなく表現されている素晴らしい作品で、この作品については、また別の機会に取り上げたいと思います。
ドロンがメルヴィルと組んだ2本目の作品である『仁義』もかなり面白い作品ですが、ドロンが主演したにもかかわらず、
共演のイヴ・モンタンが主役のドロンを完全に喰っていて、その意味でこれはドロンではなく、モンタンの作品だと思います。
メルヴィル=ドロンが組んだ3本目の作品である本作は前2作と較べてあまり評判がよくありません。
多くの人が指摘しているように、ドロン演じる刑事とリチャード・クレンナ演じるヤクザの友情の深さが観客によく説明されておらず、
その結果、ラストで親友のヤクザを殺さざるを得ない状況に陥った刑事の苦渋がうまく伝わって来ないのです。
そのような欠点にも関わらず、この『リスボン特急 』はホモの視点からみると中々面白い映画です。
メルヴィルの描くフィルム・ノワールの作品は、日本のヤクザ映画と同様、常に男だけのホモソーシャルな世界を描いているのですが、
この『リスボン特急 』には、それ以前のメルヴィルの作品には見られなかったホモセクシュアルなテイストが加わっているのです。
たとえば、最初の方のシーンで、ドロン演じるコールマン刑事が部下の刑事と共に夜のパリの街を覆面パトカーでパトロールしているとき、事件が起こったから現場に直行するように連絡を受けます。 事件は、初老の男色家が家に連れ込んだ男娼の少年から金品を盗まれたというもので、コールマン刑事が現場の男色家のアパルトマンに着いてみると、
犯人の男娼の少年はすでに警官に逮捕されていて、悪びれもせず不敵な笑みを浮かべて立っています。
そんな少年を前にして、往年のフランス映画の二枚目、ジャン・ドザイが演じる被害者である初老の男色家は、
「街で立ちんぼしているような少年を家に連れ込むのは危険だとわかってるんだが、これほどの美少年をみるとついつい誘惑に負けてね。。。」
と言い訳じみた言葉を呟き、「どうです、中々の美少年でしょう?」と同意を求めるようにコールマン刑事の方を見るのです。
それでコールマン刑事も「これは相当の掘りだしものですな」みたいな感じで、しげしげと少年を見つめ、
「年齢は幾つだ?」
と少年に訊き、少年が、
「18歳です」
と答えると、ホーッという表情になって、男色家の方を見て、
「やっぱり、この年頃が一番、魅力がありますな」
といいたげな顔になるのです。
この時点で、二人はドロボーの被害者と刑事であることを忘れて、ドロボーである美少年の賛美者になっていて、少年は自分が二人からそのように見られていることを知っているので、自身たっぷりの笑みを顔に浮かべているのです。
この男色家と男娼のエピソードは全体のストーリーとは関係ないのですが、なぜわざわざこのようなエピソードを挿入したかというと、
コールマン刑事が男もいける両刀使いであることを暗示するためと、この作品全体を貫くホモセクシュアルなトーンを強調するのが目的だったと思われます。
コールマン刑事は次に、通りで立ちんぼをしている女装のオカマに会いに行きます。
彼はコールマン刑事のために情報提供者として働いていて、「最近、なにか情報はないかい?」「ないわ、でも何かあったらすぐに知らせるわ」といった会話を交わすのですが、
このシーンでは、この女装のオカマがタレコミをするのは金のためではなく、情報を提供する見返りにコールマン刑事に抱いてもらうためであることがわかる人間にはわかるように表現されています。
女装のおかまは「良い情報を提供したら、またあたしを抱いてくれるでしょう?」と潤んだような目で訴え、コールマン刑事はとろけるような甘い笑みを顔に浮かべて、「ああ、たっぷり可愛がってやるよ」と目で答えるのです。
そんな女装のオカマがあるとき、麻薬の運び屋がパリのオーステルリッツ駅からリスボン行きの急行に乗るという情報をもってきます。
コールマン刑事は早速、列車を張りこむのですが、表向きはナイトクラブの経営者、裏の顔はギャングであるコールマン刑事の親友のシモン(リチャード・クレンナ)がその情報を聞きつけて、
走行している列車の屋根にヘリコプターから降り立って、客車で寝ている運び屋を襲って、彼が運んでいる麻薬を横取りしてしまうのです。
そして警察に捕まったときには運び屋の男は麻薬をもっておらず、コールマン刑事はガセネタを掴まされたと激怒し、
情報提供者のオカマを警察に呼び出して殴りつけ、「よくも俺に恥をかかせたな!」と罵り、「男に戻っていちからやり直せ!」と言い捨てて、彼を部屋から追い出すのです。
オカマの方は本当の情報を教えたのになぜ自分が怒られるのか理解できません。
そしてコールマン刑事の「男に戻れ!」という言葉に激しく傷つき、泣きながら走り去って行くのですが、二人の間に肉体関係があることを知らないと、このシーンのオカマの哀しみは理解できないでしょう。 コールマン刑事はこの時点で、親友のシモンのことをあくまでもナイトクラブの経営者としてみていて、彼の正体がギャングであることをまだ知りません。
そして彼はシモンの情婦であるカティ(カトリーヌ・ドヌーヴ)と関係を持つのです。
なぜ彼は親友の情婦と寝たのか?
ドロンはそれ以前に『太陽がいっぱい』(1960) や『冒険者たち』(1967) など二人の男が一人の女性を共有する作品に出演していますが、
コールマン刑事は男と女の二刀流なので、親友のシモンに同性愛趣味があれば、彼と寝ていたかもしれません。
しかしシモンは明らかにノンケなので、彼と寝ることは不可能で、それでコールマン刑事はシモンの女であるカティと寝て、カティをシモンと共有することで、シモンとの友情=愛情をより緊密なものにしたかったのではないかという気がします。 実際、シモンはナイトクラブでコールマン刑事とカティが一緒にいるのをみて、すぐに二人がデキていることを見抜くのですが、何もいいません。
そしてラストシーンで、シモンを射殺したコールマン刑事は、少し離れたところで一人立ち尽くすカティに一瞥も与えず、立ち去って行くのです、
彼にとってカティは親友の女だったから価値があったわけで、その親友が死ねばもう彼女に用はないのです。
この『リスボン特急』は、アラン・ドロンとカトリーヌ・ドヌーヴの初共演作ですが、ラブシーンを演じている二人はどことなくよそよそしい感じがします。
特にカトリーヌ・ドヌーヴがドロンのことを嫌っているようにみえるのです。
実際、フランス映画を代表する美男美女スターであるにも関わらず、この二人の共演作はこの『リスボン特急』のほかに『最後の標的』(1982)しかありません。
実はアラン・ドロンは人気スターになったあとも、「ヴィスコンティやルネ・クレマンのような男色家の監督と寝て役を貰った男」とみられて、フランス人から馬鹿にされていたといいます。
フランスに住んだ経験のない人は理解できないと思いますが、フランスは厳然たる階級社会で、ドロンのような成り上がり者、特に同性愛関係を利用して成り上がった人間は軽蔑されるというのです。
アラン・ドロンの出世作となった『太陽がいっぱい』(1960) で、ドロンは自分の美貌を利用して上流階級に入り込もうと企む身分の卑しい青年、
トム・リプレイを演じているのですが、このトム・リプレイの生き方はドロン自身のそれと重なります。
トム・リプレイは、金持ちのドラ息子で上流階級に属するフィリップ(モーリス・ロネ)と寝て、彼の友人として上流階級の連中と付き合うのですが、
フィリップが一緒のときはトムを受け入れていた上流階級の連中は、フィリップが行方不明になると(実はトムに殺されていた)、手の平を返したようにトムに冷たくなります。
私は『太陽がいっぱい』はフランスに行く前とフランスから帰ってからと2回、観たのですが、フランスから帰ってからの方が、この映画をずっとよく理解できました。
フランスに住んでフランスの階級社会に触れたことで、上流階級の連中から馬鹿にされ、冷たくあしらわれるトムの屈辱と哀しみがより一層、理解できるようになったのです。 『太陽がいっぱい』(1960)
アラン・ドロンは1960年代の終盤にマルコヴィッチ事件と呼ばれるスキャンダルに見舞われ、俳優生命を危機に晒します。
1968年10月1日、パリ郊外のゴミ捨て場で、アラン・ドロンの元ボディガードのユーゴ人のステファン・マルコヴィッチが死体で発見されます。
警察は実行犯としてナイトクラブ経営者であるコルシカ人ヤクザのフランソワ・マルカントーニを逮捕しますが(後に証拠不十分で釈放)、ドロンとマルカントーニは親しい友人で、
マルコヴィッチが殺される直前に故郷の兄に宛てて出した手紙に、「自分の身に何か起こったら、アラン・ドロンと彼の友人、マルカントーニのせいだ」と書いていたことが判明、警察はドロンの関与を疑います。
実はマルコヴィッチはドロンのボディガードを辞めたあと、エトワール広場の近くで高級売春宿を経営し、そこに客として来た有名人の痴態を写真に撮り、それをネタにゆすりを行っていたのです。
アラン・ドロン自身も同様の写真を撮られ、それをネタにゆすられたことから、親友のマルカントーニに頼んでマルコヴィッチを殺させたのではないかと疑われたのですが、
この頃、フランスではこのマルコヴィッチ事件の話でもちきりで、夕刊紙は毎日のようにこのスキャンダルに関する記事を載せ、
マルコヴィッチはアラン・ドロンの妻のナタリーと不倫関係にあったとか、いや、関係があったのはナタリーではなく、アランの方だったとか、いや三人は毎晩、同じベッドに一緒に寝ていたとか、面白おかしく書きたてていました。
さらにマルコヴィッチの経営する高級売春宿には当時のポンピドー首相夫婦も出入りしていたことが判明、事件は政界を巻き込む一大スキャンダルに発展します。
ポンピドー夫人は大柄なブロンド美人で、レスビアンだったといわれていますが、彼女がほかの女性とレスビアン行為に耽っている写真がマルコヴィッチの遺品の中から発見され、
それに対して、ポンピドー首相は、その写真は、自分が大統領選挙に出馬するのを妨害するために政敵がねつ造した写真であると反論します。
ドロンは重要参考人として警察で長時間にわたる厳しい取り調べを受けますが、結局、証拠不十分で逮捕されず、事件は迷宮入りになります。
このマルコヴィッチ事件の危機を乗り越えたことで、ドロンはそれまでの単なる甘い二枚目からフィルム・ノワールにふさわしい危険な匂いのする凄みのある俳優に脱皮するのですが、
この事件のお蔭で、私生活でもヤクザと交際があることが明るみに出て、そんな彼をドヌーヴは嫌っていたのではないかと勝手に想像するわけです。
本日のつぶやき
日本のAIIBへの参加、外務報道官が「中国の汚職問題が整理されるまでは決めない」―中国メディア
2015年6月9日 5時36分
http://news.livedoor.com/article/detail/10208174/
G7サミット(先進7カ国首脳会議)がドイツで開幕し、各国首脳が中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)をめぐって協議した。
日本の立場について、川村泰久外務報道官は「日本は中国の汚職問題が整理されるまで、参加するかどうかを決めない」と述べた。
8日付で観察者網が伝えた。
川村報道官は記者団に対し、「日本は、中国が人権や債務、環境、ガバナンスの問題を重要視するまで、AIIBに参加するかどうかの決定は下さない」と述べた。
また、安倍首相が汚職問題への対処の重要性を非常に重視しているとした。
日本側は中国当局にこれらの問題について説明を求めており、今後も中国側とこれらの問題をめぐって話し合いたいとしている。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
やっと日本の外務省も中国に対して言うべきことを言うようになりましたね。
これも安倍さんのおかげです。
つぶやき2
日本でLGBTを支援しているラッシュというイギリスの石鹸屋、シーシェパードも支援してるんですよね。
https://www.lushjapan.com/article/we-believein-love-02
https://www.lush.co.uk/article/sea-shepherd
つぶやき3
ゲイリブしばき隊が祖国のパレードを応援
http://www.asahi.com/articles/ASH6B6F5SH6BOIPE02S.html
そんな暇があるんなら、さっさと帰国して兵役に就けば?]]>
KANO 1931海の向こうの甲子園
http://jack4afric.exblog.jp/23654097/
2015-02-10T00:05:00+09:00
2015-05-03T21:13:59+09:00
2015-02-09T23:48:39+09:00
jack4africa
世界の映画&音楽
製作:2014年、台湾
プロデューサー:ウェイ・ダージョン(魏徳聖)
監督:マー・ジーシアン(馬志翔)
出演:永瀬正敏、大沢たかお、ツァオ・ヨウニン(曹佑寧)
昨年、台湾で公開されて大ヒットした台湾映画、「KANO 1931海の向こうの甲子園」がようやく日本で公開されたので観に行ってきました。
この映画は、戦前の1931年に台湾嘉儀(かぎ)市の嘉儀農林学校の野球チームが甲子園球場で開催された全国中等学校野球大会に台湾代表として出場して準優勝まで勝ち進んだという実話に基づいて製作されたもので、
日本人、台湾人(漢人)、原住民(蕃人)の部員から成る嘉儀農林学校、略してKANOの混成野球チームが日本人監督の厳しい指導の下に一丸となって甲子園を目指し、努力の末にそれを実現するというスポ根物語です。
実は、戦前の高校野球である全国中等学校野球大会には、日本各地の代表チームに混じって、当時の大日本帝国の版図である台湾や朝鮮、満州の代表チームも出場していました。
現在、中韓はこのような過去の歴史を完全に封印していますが、唯一、台湾だけがこの過去の史実を掘り起こして映画化したわけです。
この映画のプロデューサーであるウェイ・ダージョンは、やはり台湾で大ヒットした「海角七号/君想う、国境の南」(2008)、「セデック・バレ」(2011)の監督で、
今回のKANOでは、「セデック・パレ」に俳優として出演していたマー・ジーシアンを監督に抜擢し、みずからはプロデューサーを勤めています。
これら3つの作品に共通するキーワードは日本で、すべて日本が関係しています。
「海角七号」は、日本統治時代の台湾で台湾人少女と恋に落ちたものの、日本の敗戦と共に日本に帰国しなければならかった日本人青年が台湾人少女に書き送った恋文が60年ぶりにかって少女だった老婆の元に送られるという話で、
「セデック・パレ」は、1930年、日本統治下の台湾で起こった先住民セデック族による抗日暴動である霧社事件を描いています。
そして今回のKANOになるのですが、台湾でなぜこれほど日本と台湾の関係を描いた映画が頻繁に製作され、それがヒットしているかというと、
台湾人が台湾人としてのアイデンティティーを模索するようになっていることと関係があるように思われます。
台湾人が台湾人としてのアイデンティティーを確立しようと思えば、過去の台湾の歴史を直視する必要があり、その場合、台湾を植民地にして台湾の近代化を推進した日本の存在を無視することはできません。
そのため、かって国民党政権によって押し付けられた日本=加害者、台湾=被害者という単純な図式から離れて、あらためて日本と台湾の関係を見直そうという気運が盛り上がっているのではないかという気がします。
そのへんの台湾人の心情については、マー・ジーシアン監督がインタビューで語っていますが、彼の話を聞いていると、台湾の民度は中韓などとは較べものにならないほど高いことがあらためてよくわかります。
台湾映画のレベルが高いのはもちろん、この台湾の民度の高さと無関係ではありません。
マー・ジーシアン監督インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=In0xdJpyhsM&feature=youtu.be&t=23m17s
もっともウェイ・ダージョン監督、製作のこれらの映画はすべて通俗的な娯楽作品で、それほど難しく考えないで気楽に鑑賞できる映画になっています。
「セデック・パレ」などは、原住民が日本兵を殺しまくる台湾版アバターとでも呼ぶべき荒唐無稽な話になってますし。。。
「セデック・パレ」の基になった実際の霧社事件では、日本兵の死者はわずか数名、反対に原住民側の犠牲者は500人から600人に上ったそうで、彼我の武力の差を考えると、それが当然でしょう。
ただ極東アジアにおける日本と台湾が置かれている複雑な政治的状況ゆえに、通俗的な娯楽映画といっても、政治とは完全に無関係ではありえません。
特に今回のKANOの場合は、「日台友好、バンザイ!!」みたいな内容になっていることもあって、日本と台湾が仲良くなることを快く思わない勢力には見過ごすことができなかったようで、
台湾では昨年2月に公開されたにもかかわらず、日本公開は今年1月までずれこみ、その間、「アゲイン 28年目の甲子園」と「バンクーバーの朝日」という二番煎じの作品が2本も製作され、
これらの映画をKANOの公開にぶつけて同時期に公開するという露骨なKANO潰しが行われています。
KANO 予告編
https://www.youtube.com/watch?v=kW9qmn_3wsE
このKANOチームは日本人、台湾人、原住民の混成チームということで、原住民選手の役は原住民の少年が演じていますが、
背が高く、精悍な顔立ちの彼らを見ていると、ポリネシアンの起源は台湾で、そこから南太平洋各地に散らばったという説は正しいように思えます。
原住民選手
https://www.youtube.com/watch?v=y1w3IuuRuxY
監督のマー・ジーシャン自身、タイヤル族の父とアミ族の母の間に生まれた原住民で、俳優として出演した「孽子(ニエズ)」で見せたあの神話的な美しさは失われているものの、今でも十分、カッコイイです。
あとこの映画で野球選手の役を演じた少年たちは、実際に野球をやっている少年たちから選ばれたそうで、ピッチャー役を演じているツァオ・ヨウニンは、
2014年に開催されたU21ワールドカップ野球大会に台湾代表として出場し、決勝で日本チームを破って優勝するという映画を地で行く活躍を見せたそうです。
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セルゲイ・パラジャーノフ
http://jack4afric.exblog.jp/23113634/
2014-10-14T00:01:00+09:00
2014-10-13T22:19:34+09:00
2014-10-13T21:19:13+09:00
jack4africa
世界の映画&音楽
今年2014年は、旧ソ連邦グルジア生まれのアルメニア人映画監督、セルゲイ・パラジャーノフ(1924~1990)の生誕90周年ということで、東京や大阪のミニシアターで作品の回顧上映が行われたそうです。
パラジャーノフは1924年にソ連邦グルジア共和国のトビリシで富裕な商人の息子として生まれます。
1946年、モスクワの全ソ国立映画大学(VGIK)監督科に入学。卒業後はウクライナのキエフに拠点を置いて何本かの作品を監督します。
彼の名を一躍有名にしたのは、1964年に監督した「火の馬」(原題:忘れられた祖先の影)です。
この作品はウクライナの作家ミハイル・コテュビンスキイの同名小説を映画化したもので、西ウクライナ南部のカルパチア山脈に暮らす少数民族、フツル人の民族色豊かな素朴な生活を描いています。
この作品は、ヨーロッパのいくつかの映画祭で上映され、その独特のスタイルと斬新な映像が高く評価されるのですが、本国ソ連ではソ連社会の目指す社会主義リアリズムに適合しないと批判されます。
パラジャーノフは、映像の再編集を求められるのですが、それを拒否したことから、ソ連映画界から徐々に排除されるようになり、次回作「キエフのフレスコ壁画」も1965年に製作中止に追い込まれます。
キエフにいられなくなったパラジャーノフは母国アルメニアに移り、1968年にアルメニアの吟遊詩人に捧げる伝記映画「サヤト・ノヴァ」を監督します。
しかしこの作品もソ連の国家映画委員会から内容が難解で退廃的であると非難され、それ以降、彼の書いた10本の映画の企画はすべて却下されます。
その後も反体制的な言動が問題視され、1973年に突然、同性愛の罪で当局によって逮捕され、1974年に有罪判決を受けて5年間の懲役刑に服します。
これに対して、フェデリコ・フェリーニ、ロベルト・ロッセリーニ、ルキノ・ヴィスコンティ、フランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダールといったヨーロッパの映画人が抗議運動を展開。
そのせいもあって1977年12月に釈放されますが、1982年2月、再び贈賄の罪で逮捕されます。
この2回の逮捕と牢獄生活によって彼の健康は大きく損なわれます。
1983年にグルジア共産党第一書記、エドワルト・シュワルナゼがトビリシにおいて改革的な文化政策をとり、パラジャーノフに再び撮影許可を出したことから、
1984年に20年ぶりにグルジア民話を題材にした「スラム砦の伝説」を監督します。
さらに1987年にはアゼルバイジャンを舞台にミハイル・レールモントフ原作の吟遊詩人を描いた作品「アシク・ケリブ」を監督します。
1988年には、ミハイル・ゴルバチョフ書記長就任後のペレストロイカ政策によって、64歳になっていたパラジャーノフは初めて出国を許され、世界各地の映画祭に招待され、熱狂的な歓迎を受けます。
しかし1989年に次回作「告白」を準備中に体調悪化により入院。1990年に肺炎で死亡します。
パラジャーノフがソ連映画界で異端視されたのは、ソ連邦の辺境ともいうべきウクライナ、アルメニア、グルジア、アゼルバイジャンなどの地方を舞台に民族色、宗教色の強い作品を制作して、
これら地方の民族主義を煽ったと当局にみなされたことと、ソ連時代は公式に禁止されたウクライナ正教やアルメニア正教の宗教儀式を映画で詳しく描いたせいだといわれています。
それに加えて、反体制派知識人と親しく、彼自身も反体制的な言動を繰り返したことから、当局から危険分子とみなされ、逮捕、投獄につながったのでしょう。
1973年に同性愛の罪により逮捕されるのですが、公式の記録ではこれは冤罪で、彼自身は同性愛者ではなかったということになっています。
しかし、彼は学生時代の1947年にも同性愛の罪で逮捕されているのです。
仲間の学生と「悪ふざけ」に耽ったためと説明されていますが、いくらソ連体制下でもただの悪ふざけで逮捕されることはないでしょう。
彼は生涯で二度、結婚していて、最初の妻とは死別、二度目の妻とは離婚しているそうですが、女性と結婚した事実があるからといって、同性愛趣味がなかったとはいえないし、
彼の作品を観る限り、そのケがあったのではないかという気がします。
たとえば「ざくろの色」では主役の男性詩人の役を女優に演じさせたり、「アシク・ケリブ」では主役の吟遊詩人に女装させて、両性具有的な魅力を引き出そうとしています。
また主役の俳優がなにげにイケメン揃いで、彼らが川で泳いだり、風呂に入ったりして裸になるシーンが多いのです。
ソ連の同性愛者の映画監督というと第一に思い出されるのがモンタージュ理論を確立して「映画の父」と呼ばれたエイゼンシュタイン(1898~1848)です。
ソ連では同性愛は非合法でしたが、エイゼンシュタインは同性愛者として比較的自由に行動していたといわれます。
カストロ政権下のキューバで反体制派の同性愛者の作家として弾圧を受けたレイナルド・アレナスの自伝的な作品「夜になるまえに」によると、
キューバを含む共産主義国家には「党公認の同性愛者」というのが存在し、同性愛者であっても党に対する貢献の大きかった人間は、その同性愛嗜好が大目にみられたといいます。
エイゼンシュタインの「戦艦ポチョムキン」(1925)や「十月」(1928)は映画史に残る名作といわれていますが、これらの作品はロシア革命の優れたプロパガンダ映画でもあるわけで、
その面での彼の国家に対する貢献は大きく、その結果、その同性愛嗜好が黙認されることなったものと思われます。
そのエイゼンシュタインも「イワン雷帝・第2部」(1946)でスターリン批判を行ったとされて、スターリンに睨まれることになるのですが、
それでも収容所送りにならなかったのは、エイゼンシュタインがすでに世界的名声を確立していて、世界各国の多くの有名人と交友があったためと思われます。
パラジャーノフの場合も、彼が投獄されたときには西ヨーロッパの多くの映画監督が抗議したのですが、彼にはエイゼンシュタインほどの世界的な名声はなかったし、反体制的な言動もあって、逮捕、投獄されてしまったのでしょう。
ソ連崩壊後、彼の主要4作品の舞台となったウクライナ、グルジア、アゼルバイジャン、アルメニアはすべて分離独立し、パラジャーノフは再評価されて、彼の故国であるアルメニアの首都エレヴァンには彼のミュージアムが出来ているそうです。
以下、彼の主要な4つの作品を紹介します。
火の馬(1964)
https://www.youtube.com/watch?v=hPphN59JKtQ
西ウクライナの山岳民族、フツル人の若者と娘の純愛を描いたこの作品は、少数民族の特異な土着の風習、衣装、宗教儀式が詳しく描かれていて、エキゾチックで幻想的な恋物語に仕上がっています。特に死んだ恋人が幽霊になって現れるシーンが印象的です。
ざくろの色(1969)
Part 1 https://www.youtube.com/watch?v=k6Nzu3qaLfA
Part 2 https://www.youtube.com/watch?v=9TtWfTHzI2o
この作品は最初「サヤト・ノヴァ」というタイトルで製作、公開されたものの、その内容が難解で退廃的とされ、別の監督によって再編集、短縮され、「ざくろの色」というタイトルで再上映されました。
当局の検閲によっていくつかのシーンが削除され、オリジナルのフィルムは散逸しているそうですが、それでもこの作品がパラジャーノフの代表作であるとの評価は変わりないようです。
映画の内容を言葉で説明するのはむつかしく、観てもらうより仕方ないのですが、独特の幻想的なパラジャーノフ・ワールドが繰り広げられ、タイトルのざくろの色をはじめ、民族衣装や絨毯の赤い色が非常に効果的に使われています。
スラム砦の伝説(1984)
https://www.youtube.com/watch?v=JAEQXbsrr9s&list=PLTEEOldtzFbCcz-kYvk1CVB9ERnIskoTZ
中世のグルジア、トルコ軍の襲撃から守るために建造されたスラム砦は、何度建ててもすぐに壊されてしまいます。
ある女性の預言者が青い目の美しい若者を人柱にする必要があると予言し、彼女の恋人だった男の息子がそれに志願するというストーリーで、かなり込み入った話なのですが、現在、Youtubeでは英語字幕付きのビデオはアップされていません。
そのため、上記の字幕なしのビデオではストーリーを理解するのは難しいのですが、パラジャーノフの作品は基本的にストーリーはどうでもよく、スクリーン上に繰り広げられる絵巻物を絵画的に鑑賞すればよいのではないかと思います。
DVDは日本語字幕付きのが出ているみたいです。
アシク・ケリブ(1988)
Part 1 https://www.youtube.com/watch?v=ON4gof8Epl4&list=PLTEEOldtzFbC7yE
Part 2 https://www.youtube.com/watch?v=pDYLwImRCyo&index=30&list=PLTEEOldtzFbC7yET2L8xCGNNal5GE-O3v
アゼルバイジャンを舞台にした恋物語で、アゼルバイジャンの民族舞踊や音楽がふんだんに盛り込まれています。
参照サイト:Wikipedia「セルゲイ・パラジャーノフ」および「火の馬」
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ヤニス・マーシャル
http://jack4afric.exblog.jp/21908768/
2014-04-29T00:01:00+09:00
2014-09-17T09:27:31+09:00
2014-04-28T01:54:49+09:00
jack4africa
世界の映画&音楽
上の写真の男性は最近、フランスで人気のダンサー兼振付師のヤニス・マーシャルです。
ハイヒールを履いて踊るところは、以前、このブログで紹介したウクライナ出身のダンスグループ、カザキーと同じですが、ヤニスの踊りはもっと挑発的です。
YANIS MARSHALL "SPICE GIRLS"
https://www.youtube.com/watch?v=DfKrE3YDtoc&list=TLEJaKXhwhYsrWZFUDoBGH1_R-sovYW-W5
ご覧のように、オネエ全開で踊っているのですが、イケメンなので、とてもセクシーで魅力的に見えます。
オネエ系のアーティストといえば、日本のテレビによく出て来るオネエタレントを見れば判るように基本、お笑いタレント扱いされることが多く、
ゲイバーのショーなんかでも、松子デラックスみたいなデブ女装が前座で出て来て歌ったり踊ったりしますが、真打ちはマッチョなゴーゴーダンサーと相場が決まっています。
しかしヤニスの場合、オネエ系でありながら、主役を張るだけの魅力を持っていることは彼の踊りをみれば明らかです。
あと彼を見ていると、やっぱりホモの本質はオネエ=女だと思いますね。
彼に限らず、ホモというのは、地のオネエを出しているときに、一番自然な感じがするのです。
逆にイカホモのように無理に男っぽく振る舞おうとすると、元が女なので、宝塚の男役みたいな不自然な男になってしまいます。
年寄りが若作りすると逆に老いが目立ってしまうのと同じです。
ヤニスも髭を生やしていますが、彼の場合は、男っぽさを強調するのが目的ではなく、お汁粉やぜんざいに塩を少量、入れると、甘さが一層、引き立つように、
髭を生やすことで逆に自分のオネエっぽさ=女っぽさが際立つことちゃんと理解して、敢えて髭を生やしているような気がします。
女とみまがうような美貌で、髭がなかったら、本物の女と間違われてしまう恐れがあるので、「あたしはこうみえても女じゃなくて男なのよ」と主張するために、髭を生やしているだけかもしれませんが。
いずれにせよ、彼のようにオネエだけれど、もの凄くチャーミングでセクシーなタレントがこれからもどんどん出て来て欲しいですね。
パリでダンススクールを開いているみたいです。
YANIS MARSHALL CHOREOGRAPHY "DIVA" BEYONCE. STREET
https://www.youtube.com/watch?v=F-v3omXF_4I
イタリアでのダンス・コンヴェンションで、女豹のポーズ(?)
YANIS MARSHALL CHOREOGRAPHY "SEXERCIZE"
https://www.youtube.com/watch?v=RD-6X0cexLg
彼をみてどう思うか、ノンケ男の感想を訊いてみたいものです。
P.S. どことなくアラブっぽい感じがすると思ってたらアルジェリア人の血が混じっているそうです。ほかにイギリス人の血も混じっているそうで、英語は殆どネイティブな感じで話してます。フランスで生まれ育って国籍はフランスみたいだけど、とてもコスモポリタンなお姐さんです。
本日のつぶやき
先日、ゲイパレードがあって、しばき隊がフロートを出したそうです。
こういう方たちが参加したんでしょうか?
http://pbs.twimg.com/media/BM8NHNXCIAApC76.jpg
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波に流れて(Contracorriente)
http://jack4afric.exblog.jp/21854404/
2014-04-22T00:01:00+09:00
2014-04-23T08:05:13+09:00
2014-04-21T19:46:58+09:00
jack4africa
世界の映画&音楽
製作国:ペルー
公開:2009年
監督:ハビエル・フエンテス・レオン
出演:
ミゲル:クリスチャン・メルカド
サンティアゴ:マノロ・カルドナ
マリエラ:タチアナ・アステンゴ
この作品は2010年に第19回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上記の邦題で上映されたそうです。
日本では一般公開、DVD化はされてないようですが、現在、Youtubeで全編、英語字幕付きで視聴することができます。
波に流れて(Contracorriente)(英語字幕付)
https://www.youtube.com/watch?v=cOHh05sxjS4
ペルーの海に面した素朴な漁村。漁師のミゲルは初めての出産を間近に控えた身重の妻、マリエラと一緒に暮らしています。
イトコのカルロスが死んだとき、ミゲルは、カルロスの兄のヘクトルからカルロスの葬儀を執り行ってくれるように頼まれます。
この村では死者は海に沈めて水葬する習慣で、そうすることで死者の魂は天国に行くと信じられていました。
本来ならば、カルロスの葬儀を執り行うのは兄のヘクトルなのですが、ヘクトルは、信心深く、教会でもよく神父の仕事を手伝っているミゲルの方が、
「神様と良い関係にある」から、弟の魂が確実に天国に行けるように、自分に代わって葬儀を執り行って欲しいというのです。
葬儀の日、ミゲルやヘクトルがカルロスの遺体を担いで海辺の船に運ぶ様子を写真に撮っている男がいました。
都会からこの村にやってきて村外れの家を借りて住んでいる画家のサンティアゴです。
サンティアゴはよそ者である上にホモであると噂されていて、村人から白い目で見られていました。
葬儀が無事、終わって、ミゲルやヘクトルが漁師仲間と一緒に村のバーで飲んでいるとき、サンティアゴがヘクトルにお悔やみの気持ちを込めてビールをおごろうとすると、ヘクトルは拒否します。
ミゲルはそれをとりなして、代わりにビールを受け取り、バーを出ていったサンティアゴのあとを追います。
サンティアゴのあとを追って廃屋に入っていったミゲルは、突然、背後からサンティアゴに抱きしめられます。
二人は村人に隠れてこっそりと逢瀬を重ねる仲だったのです。
それから何日かして、サンティアゴは村の市場でミゲルの妻、マリエラと会い、彼女に赤ん坊が生まれたときに灯すお祝いのキャンドルを買ってプレゼントします。
ミゲルはその話をマリエラから聞いて、次にサンティアゴと会ったとき、妻に近づくなと言います。
彼は自分たちの関係が妻や村人にばれないかいつもピリピリしているのです。
そのことで二人は口論してケンカ別れし、サンティアゴはミゲルの前から姿を消します。
ある日のこと、漁から戻ったミゲルは、自分の家にサンティアゴがいるのを発見して驚きます。
「なんでこんなところにいるんだ!」
サンティアゴを咎めるミゲルに、サンティアゴは自分は死んだらしいといいます。
海で泳いでいて潮に流されて溺れたというのです。
しかし、サンティアゴの魂は天国に行かず、まだこの世に留まって彷徨しているのです。
幽霊であるサンティアゴの姿は妻のマリエラには見えず、彼の言葉も聞こえません。
しかしミゲルだけは彼の姿が見え、彼の言葉も聞こえるのです。
ミゲルはサンティアゴが天国に行けないのは、ちゃんとした葬式をしなかったからだと考え、
サンティアゴの遺体を見つけて、彼をこの村のしきたりに従って海に水葬して、彼の魂がちゃんと天国に行けるようにすると約束します。
ミゲルは海に潜ってサンティアゴの遺体を見つけるのですが、すぐに引き上げようとせず、遺体をロープで近くの岩に縛りつけたまま放置します。
彼はサンティアゴが天国に行く前に、幽霊のサンティアゴともう少し楽しみたいと考えたのです。
サンティアゴが幽霊になってミゲル以外の人間には見えなくなったお蔭で、これまでみたいにこそこそとサンティアゴと会う必要がなくなり、村の目抜き通りを堂々と手をつないで歩けるようになったのです。
気をよくしたミゲルは、サンティアゴに「しばらくこうしてここでオレと一緒に暮らさないかい?」といいます。
「その言葉を生きているうちに聞きたかったよ」とサンティアゴ。
しかしその幸せも長くは続きません。
主のいなくなったサンチャゴの家に村の若いカップルが密会のために忍び込み、サンティアゴが描いたミゲルの裸体画を発見し、
彼らがそのことを村人に話したため、ミゲルがサンティアゴと関係を持っていたという噂が村中に広まってしまうのです。
という風にストーリーが展開していくのですが、ラテン男に特有のマッチョ・コンプレックスの強いミゲルがサンチャゴとの恋愛を通して、「真の男らしさ」に目覚めていく姿が美しいペルーの海を背景に描かれています。
特にラストシーンが泣かせます。
主人公のミゲルを演じているクリスチャン・メルカドと妻のマリエラを演じているタチアナ・アステンゴは二人とも美男美女ではなく、
いかにも漁師とそのおかみさんといった感じの庶民的な雰囲気を漂わせていて、それが話にリアリティーを与えています。
特に妻のマリエラ役のタチアナ・アステンゴがいい味を出しています。そのほかの村人を演じる俳優たちもみんないい味を出してます。
唯一、サンチャゴ役のマノロ・カルドナだけが正統派二枚目ですが、彼はマッチョな二枚目役が多い、中南米では有名なコロンビア出身の人気スターで、この作品で初めてゲイの役に挑戦したそうです。
監督のハビエル・フエンテス・レオンはこれが長編第一作だそうですが、作品の完成度は高いです。
この作品は「レズビアン&ゲイ映画祭」で上映されたくらいだから、一応「ゲイ映画」に分類されるのでしょうが、
「ゲイ映画」のカテゴリには収まりきれない、普遍的な愛を描いた秀作だと思います。
Contracorriente 予告編
https://www.youtube.com/watch?v=gm1-tDY-esU
Contracorriente ラブシーン
https://www.youtube.com/watch?v=HJKdMMVePGI#t=15
本日のつぶやき
新宿2丁目に掲示されたHIV啓発看板のイラストに関して、近隣住民より新宿区役所に苦情が入り、修正が行われたことで、ゲイリブたちが「ゲイサベツニダ!」と騒いでいるそうですが、重要なのはそのようなイラストが実際にHIV予防に役立つかどうかということでしょう。
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フィリピンのゲイメロドラマ
http://jack4afric.exblog.jp/21581741/
2014-03-18T00:01:00+09:00
2015-02-11T03:42:54+09:00
2014-03-17T21:43:03+09:00
jack4africa
世界の映画&音楽
My Husband's Lover(夫の恋人)は、昨年2013年6月から10月までフィリピンのGMA ネットワークで放送されてヒットした連続テレビドラマです。
月曜から金曜までの週5日、夜のプレミアタイムで放送されたこのドラマは全94話からなり、フィリピンの連続テレビドラマでは初めてゲイをテーマにしたことで話題になったそうです。
ドラマのヒロイン、ラリーは、金持ちでハンサムな実業家の夫と可愛い2人の子供に恵まれて何不自由ない幸せな生活を送っています。
しかし、夫のヴィンセントには、妻のラリーに隠している秘密がありました。
実は、ヴィンセントは隠れゲイだったのです。
ヴィンセントが本当に愛していたのは、ハイスクール時代の親友、エリックでしたが、エリックはアメリカ在住の父親が病気になっため、母親と一緒にアメリカに渡ってしまいます。
エリックはヴィンセントに必ず戻ってくるから待ってくれるようにいい、ヴィンセントも待つことを約束するのですが、
数年後、エリックは、アメリカから戻ってきたとき、ヴィンセントがすでに結婚していて、妻のラリーが妊娠していることを知ります。
ヴィンセントの父親はゲイ嫌いを広言する元将軍の退役軍人で、一人息子のヴィンセントが早く結婚して男の子を作ってくれることを望んでいて、
父親を尊敬するヴィンセントはその期待に応えるために、大学のクラスメートであるラリーと関係を持ち、彼女を妊娠させて結婚したのです。
彼は、もしかして結婚して子供を作れば、ゲイが治って「本物の男」になれるかもしれないと考えたのです。
愛するヴィンセントが結婚して子供まで作っていたことにショックを受けたエリックは、ヴィンセントの前から去ります。
そして10年の月日が流れます。
ヴィンセントとラリーの間には最初に生まれた男の子に続いて女の子も生まれ、それぞれ10歳と9歳になっています。
結婚以来、二人は子供たちと一緒にヴィンセントの両親と両親の豪邸に同居していたのですが、ヴィンセントの母親がなにかにつけて嫁のラリーをいびるので、
ラリーはヴィンセントに自分たちだけの家を建てて両親と別居してくれるように懇願します。
ヴィンセントはラリーの願いを聞き入れて自分たちの家を建てることに同意するのですが、ラリーの親友のヴィッキーが「素晴らしい建築家がいる」と紹介してくれたのが、なんと建築家になっていたエリックだったのです。
この運命の悪戯によって、エリックとヴィンセントは、家の建築の打ち合わせのために再び会うようになるのですが、
ヴィンセントは、あくまでも「妻の選んだ建築家」としてエリックに接し、かってエリックと恋人同士だったことは完全に忘れたかのように振る舞います。
しかしエリックは、ヴィンセントが心の底ではまだ自分を愛している筈だと確信していました。もちろん、エリックもまだヴィンセントを愛していました。
それでも、自分に対してよそよそしい態度を取り続けるヴィンセントに対して鬱憤が溜まっていたエリックは、ある晩、気晴らしのためにゲイバーに行き、そこにいた若い男に誘われて一緒に外に出ます。
しかし、その男は人気のないところに来ると強盗に豹変し、エリックに暴力を振るって金品を奪って逃げます。
エリックが暴漢に襲われて重傷を負ったという知らせを聞いたヴィンセントは、いてもたってもいられなくなって、エリックが入院している病院に駆けつけます。
昔、ハイスクール時代にエリックと喧嘩して冷たくしたとき、エリックが睡眠薬自殺を図ったことがあって、今度もまた自分がエリックによそよそしくしたことで、エリックが自棄を起こしたのではないかと考えたのです。
病院に駆けつけたヴィンセントは、エリックにこれまでの冷たい態度を詫び、まだ彼を愛していると告白するのです。
これが第12話くらいです。
この事件をきっかけにヴィンセントとエリックはよりを戻し、エリックが購入したコンドミニアムの部屋で密会し始めるのですが、
妻のラリーは、夜、夫のヴィンセントが以前みたいに自分を求めなくなったことや、自分に隠れてこそこそ電話することが多くなったこと、
パソコンにパスワードを設定してヴィンセント以外は彼のパソコンにアクセスできなくしたことなどから、彼が浮気しているのではないかと疑い始めます。
そしてヴィンセントの持ち物をチェックしていたときに、エリックがヴィンセントに与えたエリックのコンドミニアムの部屋の鍵を発見します。
ラリーはそのコンドミニアムの場所を突き止めて、合い鍵を作って、その部屋を訪れるのですが、
合い鍵を使って部屋のドアを開けて中に入った彼女がみたものは、夫のヴィンセントとエリックが抱き合っている姿だったのです。
これが第24話くらいで、このへんから話が俄然、面白くなってきます。
このMy Husband’s Lover、略してMHLは、いわゆるソープオペラと呼ばれる女性向けメロドラマですが、このドラマのユニークな点は、夫の浮気相手を女性ではなく男性に設定していることです。
「女朋友。男朋友(GF*BF)」でも書いたことですが、最近は、男女間の交際が自由になりすぎて、恋愛ドラマが成立しにくくなっている状況があります。
今、恋愛ドラマが成立するとしたら、パレスチナのユダヤ人男性とアラブ女性が恋に陥るとか、サウジの王女様が出稼ぎのパキスタン人労働者と恋に陥るとか、特殊な状況に限られるような気がします。
夫が妻以外の女性と浮気する話なんて、特にフィリピンのような国ではごまんと転がっているので、ドラマにはならないのです。
しかし、夫の浮気相手が女性ではなく男性であれば、これはドラマになります。
フィリピンは世界的にみて同性愛に対して寛容な国ですが、それでもこのドラマの主人公のヴィンセントのように金持ちの一人息子で、跡取りを作ることを期待されている場合、
ゲイであっても、女性と結婚して子供を作る人間も出てきます。
そして、彼のように既婚のゲイが男性と浮気をしている現場を押さえられた場合、ゲイであることを強制的にカムアウトさせられることになるわけで、話は女性との浮気と較べてずっと深刻になるのです。
実際、夫のヴィンセントがエリックと浮気していることを知った妻のラリーは、ヴィンセントに対して、
「あなたが女性と浮気をしていたのであれば、これほどのショックは受けなかった!」
と泣いて訴えます。
夫のヴィンセントがゲイであることをオープンにしているエリックと関係をもっていたということは、ヴィンセントもまたゲイであることを意味します。
それでは、ゲイであるヴィンセントはなんのために自分と結婚して、子供まで作ったのか?
ヴィンセントは上流階級に属する金持ちの御曹司だから、ゲイであることを隠すために自分と偽装結婚をしたに違いない、
つまり、自分はヴィンセントに利用されたのだ、という結論に行きつき、
自分の結婚はいったいなんだったのか、自分の人生はいったいなんだったのか、という思いにかられてしまうのです。
妻のラリーを演じているのはモデル出身の美人女優、カルラ・アビレナ(Carla Abellana)ですが、演技はしっかりしていて、夫がゲイであったことを知ったショックが悲しみから怒りへと変わり、
さらにそれが恨みに変わって夫を責め続けるものの、やがて時と共に夫の苦しみを理解するようになり、夫をゆるす気持ちになるまでの心の葛藤をよく表現しています。
夫のヴィンセントを演じるのは、新人のトム・ロドリゲス(Tom Rodriguez)で、このドラマの成功は彼をヴィンセント役に抜擢したことにあるといっても過言ではないほどの適役です。
彼は、若い頃のヴァル・キルマーにちょっと似た、フィリピンとアメリカのハーフのセクシーなイケメン俳優ですが、このドラマではやたらと泣きます。
妻のラリーに不実を責められては泣き、恋人のエリックに「家庭ばかり優先してボクのことはいつも二の次だ」と文句をいわれては泣き、出演シーンの半分くらいは泣いてるんじゃないかと思うほどですが、女々しい感じは受けません。
むしろ、誠実な印象を受けます。
誠実な人間がなんで偽装結婚するんだと言われそうですが、彼は父親をとても尊敬していて、良き息子として、父親の期待に応えるために結婚したのです。
そして結婚してからは、ゲイであるという負い目もあって、良き夫、良き父親として、涙ぐましいほど家庭サービスにこれ努めます。
そのしわ寄せが「日陰の身」であるエリックに行くのですが、妻のラリーに二人の関係がばれたあと、エリックとはいったんは別れることに決めたものの、エリックが新しい男と付き合っていると聞いて逆上し、
エリックの行き付けのゲイクラブに行ってエリックと踊っている相手の男を殴ってしまいます。
自分から別れようといっておきながら、別れた恋人が新しい男と付き合うのが許せないというのは随分と身勝手なようにみえますが、これをトム・ロドリゲスが演じると彼に感情移入してしまい、
「やっぱりヴィンセントはエリックのことが忘れられないんだね」
と許す気になるのが不思議です。
実際、エリックもヴィンセントが相手の男に嫉妬したのをみて喜ぶのです!
エリックを演じるのは、デニス・トリーリオ(Dennis Trillo)。以前、このブログで紹介した「愛シテ イマス 1941」で、太平洋戦争中に日本の軍人と恋に陥るフィリピン人の女装の歌手を演じていて、
ゲイの役には慣れているのか、オネエ丸出しではなく、歩き方とかちょっとした仕草や話し方で、そこはかとないオネエっぽさを表現していて、中々、芸が細かいです。
一方、相手役のヴィンセントは結婚して子供もいることから、完全にノンケの雰囲気で、がっしりした体格の男らしいヴィンセントと小柄で可愛い感じのエリックはとても似合いのカップルです。
ヴィンセントがゲイであることは妻のラリーに続いて、ヴィンセントの両親にまで知られてしまい、
ゲイ嫌いのヴィンセントの父親は、息子の同性愛の性癖を「矯正」するために彼を無理やり拉致して、自分のかっての部下が指揮官を務める新兵訓練のブートキャンプに放り込んでしまいます。
それまで「あたしは彼の妻よ!」「でも彼が本当に愛してるのはボクだ!」といがみ合っていた妻のラリーと恋人のエリックですが、ヴィンセントが拉致されたことで、協力してヴィンセントをブートキャンプから救い出そうと試みます。
しかし、ヴィンセントの父親は元将軍で、軍だけでなく警察にも顔がきく大物なので、うまくいきません。
ブートキャンプで厳しいしごきを受けるヴィンセントは父親に電話してここから出してくれと泣いて哀願するのですが、
父親はお前がホモをやめるまでキャンプから出さないといい、絶望したヴィンセントは父親に復讐するために拳銃自殺を図ります。
これが第68話くらいですが、話は94話まで続くので、ヴィンセントはここで死ぬわけにはいかず、奇跡的に一命を取りとめ、長い昏睡状態から目覚めると、
ベッドの両側に心配そうに自分を見つめる妻のラリーと恋人のエリックを発見して涙するのです。
息子を自殺未遂まで追い詰めたことで、ヴィンセントの両親はおとなしくなり、妻のラリーもヴィンセントとエリックが真剣に愛し合っていることを漸く理解し、ヴィンセントと別居することに同意します。
これでヴィンセントとエリックはやっと二人だけで生きていけると思いきや、最後の障壁が彼らの前に立ちはだかります。
ヴィンセントの2人の子供です。
上の男の子は10歳、下の女の子が9歳、二人ともゲイが何を意味するかを知っているのですが、上の男の子は父親のヴィンセントがゲイである事実を受け入れられず、
エリックが父親を母親から奪ったと思い込み、エリックに面と向かって、
「ボクはあなたのことが大嫌いだ! あなたのお蔭でボクのママは随分と泣かされた!」
と言い放つのです。
この子役がやたらと達者なのですが、さすがのエリックも子供には勝てず、ヴィンセントの子供を不幸にしてまで、ヴィンセントとの関係を続けたくはないと考えて身を引くことに決め、再びアメリカに旅立ってしまうのです。
残されたヴィンセントとラリーは二人の子供たちが分別のつく年頃になるまで、そのまま家族として一緒に暮らすことに決めるのですが、子供の幸せを第一に考えるこの解決策は非常にアジア的だと思いますね。
これがアメリカだったら、両親は子供の都合なんか無視してさっさと離婚してしまうような気がします。
このヴィンセントとラリーとエリックの三角関係をメインストーリーにして、いくつかのサイドストーリーが展開するのですが、そのひとつにヴィンセントの大学時代の親友、デイヴィッドとステラのエピソードがあります。
デイヴィッドはエリックがアメリカに去ったあとのヴィンセントの恋人だった人物で、ヴィンセントが大学在学中にラリーを妊娠させて彼女と結婚したことで、最初はヴィンセントを恨むのですが、
ヴィンセントが真剣にノンケとして生きていくことを決心したことを知って、彼の気持ちを尊重するようになり、ヴィンセントとラリー夫婦の良き友人となって、夫婦の二人の子供の名付け親になります。
彼は二人の名付け子を可愛がるのですが、そのうち、自分の子供が欲しくなります。
そんなとき、彼は妊娠している貧しい未婚の娘、ステラと知り合います。
ステラが赤ん坊の父親はもう死んでいて、赤ん坊が生まれても自分一人では育てられないから養子に出すつもりだというのを聞いて、
デイヴィッドはそれなら赤ん坊を自分の養子にくれないかともちかけます。
デイヴィッドが裕福なレストランのオーナーシェフであることを知ったステラは、赤ん坊をデイヴィッドに譲ることに同意し、デイヴィッドは出産まで彼女の面倒を見るために、彼女を自分の家に引き取ります。
デイヴィッドはゲイであることをオープンにしていて同性の恋人がいるのですが、彼はデイヴィッドがステラとお腹の赤ん坊にばかりかまけるのをみて、愛想を尽かして離れていきます。
一方、ステラはデイヴィッドがゲイであることを知りながら、自分の身体を優しく気遣ってくれる彼に好意を抱くようになります。
デイヴィッドは赤ん坊が生まれたら赤ん坊だけ引き取って、ステラにはまとまった金を渡して別れるつもりでいたのですが、
いざ赤ん坊が生まれてみると、赤ん坊には母親が必要だという当然の事実に気づき、ステラに赤ん坊と3人で家族として生きていかないかと提案します。
「ボクはゲイだから、君にロマンチックな愛情を捧げることはできない。でもボクたちは互いに必要としていて、ボクは君と赤ん坊と一緒にいると精神的な安らぎを感じる。それもひとつの愛だと思わないかい?」
こういう生き方は同性婚をして養子縁組で子供を持つという欧米のゲイリブ的な生き方が正しいと考える人間からみれば邪道にみえるかもしれませんが、私にはこちらの方がより現実的で、自然な生き方のように思えます。
実際、フィリピンには貧しい未婚の母が沢山いるわけですし。
このドラマは、同性愛をテーマに取り上げたお蔭で、通常のメロドラマと較べるとかなりシリアスな内容になり、その分、ドラマとしての厚みが増しています。
特に息子がゲイであることを知った両親の反応、夫がゲイであることを知った妻の反応、そして父親がゲイであることを知った子供の反応が丁寧に描かれていて、家族とはなにかを考えさせるドラマにもなっています。
私はこれまでフィリピン映画は、ゴーゴーボーイものなど、若い男の裸が出る映画を好んでみていたのですが、正直いってフィリピン映画の質は台湾映画などと較べるとだいぶ落ちると考えていました。
ところがこのテレビドラマは本当に面白かった。脚本が非常によくできていて、次から次へと事件が起こり、最後まで飽きさせないというか、
続きが気になって、次の回をみるのが待ち遠しいという感じで、ここ1ヵ月ほどは、このドラマの世界にどっぷりと浸っていました。
お蔭で全94話を視聴しおわった現在は、あまロスならぬ、MHLロスに苦しんでます(笑)
日本のBSテレビもくだらない韓流ドラマばかり放送していないで、こういう面白いフィリピンドラマをどんどん放送して欲しいですネ。
My Husband's Lover English Subtitles Episode 1
https://www.youtube.com/watch?v=xUWWolbnExk
ドラマのヒットに気をよくしたのか、主役のトム・ロドリゲスとデニス・トリーリオはTOMDENというデュオを組んで、アルバムをリリースしました。
このアルバムもドラマと同様ヒットして、フィリピンのヒットチャートの1位にランクされたそうですが、いくらドラマでゲイの役をやったとはいえ、
ノンケ(の筈)の俳優である二人がデュオを組んで男同士の愛を歌うなんて、欧米ではちょっと考えられないですね。
Vincent & Eric story
https://www.youtube.com/watch?v=DaWo35f1ywA
コンサートも行っているようです。
MHL The Concert (TomDen)
https://www.youtube.com/watch?v=VbMJjD7CGa0
二人が歌いながら、肩に手を回したりすると、女性の観客からキャーッという歓声があがるところをみると、フィリピンにも腐女子がけっこういるようです。 子煩悩なヤンパパが実は。。。というシチュエーションが萌えです。
このイケメン3人がゲイの役で登場します。
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帯我去遠方Somewhere I have never travelled
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2014-02-25T00:01:00+09:00
2014-04-06T18:49:57+09:00
2014-02-24T19:14:16+09:00
jack4africa
世界の映画&音楽
製作国:台湾
公開年:2009年
監督:傅天余
出演:李芸妘、游昕、林柏宏、周詠軒
先日、偶々、Youtubeでみた台湾映画ですが、とても良い作品だと思いますので、紹介させていただきます。
主人公の少女、アグイ(阿佳)は、台湾南部の港町の海に面した家で、父と祖母、そして伯父一家と一緒に暮らしています。
彼女はいつもぼんやり夢を見ているような一風、変わった女の子で、祖母はそんな彼女のことを心配しています。
あるとき、学校の写生の時間にアグイが現実とは異なる色使いをすることに気づいた教師が彼女に目の検査を受けさせます。
その結果、彼女は色盲(色覚障害)であることが判ります。
自分が色盲であることが判って落ち込んでいるアグイに、同じ町に住む仲の良いイトコのアシン(阿賢)は、
「世の中、同じような人間ばっかりだったらつまらない。いろんな人間がいるからこそ面白いんだよ」
といって慰めます。
アシンは高校生ですが、将来、この小さな港町から飛び出して海外に行くことを夢見ていて、部屋の書棚には世界各地の旅行ガイドブックが一杯、詰まっています。
アシンは、アグイに南太平洋には島民が全員、色盲の小さな島があると教え、将来、アグイをその島に連れて行くと約束します。
ある日のこと、アシンとアグイが港のフェリー乗り場の前の屋台でかき氷を食べているときに、フェリーから降り立ったバックパッカーの若者がアシンに話しかけてきます。
彼は建築を専攻するモリ・ケンイチという日本人の学生で、この港町にある中国様式の建築のキリスト教会を見に来たといいます。
アシンは一目みて彼を好きになり、アグイと一緒に彼をその教会まで案内します。
モリがホテルに泊まる金がないことを知って、アシンは彼を無料で泊まれる学校の空き部屋に連れて行きます。
夜、アシンが蚊取り線香をもって学校に戻ると、モリは裸で水浴びしているところでした。
モリの裸を食い入るように見つめるアシン、その意味を理解するモリ。
アシンが中々、帰ってこないので心配したアグイが行ってみると。。。
翌日、フェリー乗り場で、モリに抱きついて別れを惜しむアシン。
モリの乗ったフェリーに向かって、埠頭から何度も「再見(サイツェン)!」と叫ぶアシン。それを見つめるアグイ。
やがて月日は流れ、アグイは高校生になります。
彼女は勉強があまりできないので美容師になるための美容科に進むのですが、相変わらず、変わった女の子とみられていて、クラスで浮いています。
アシンは大学生になって、新しい恋人が出来ています。
彼の恋人は沿岸警備隊の隊員で、アシンは将来、彼と一緒にニューヨークに行って暮らすことを夢見ています。
しかし、アグイは、アシンが恋人の沿岸警備隊員と激しく言い争っている光景を目撃します。
沿岸警備隊員の恋人は、アシンとの約束を破って、彼と別れて一人で台北に帰ることに決めたのです。
アシンは失恋のショックで、睡眠薬を飲んで自殺を図ります。
こん睡状態で病院のベッドに横たわるアシンに語りかけるアグイ。
「意気地なし! あたしをあの島に連れていってくれるって約束したじゃないの!」
ラストシーン。雨上がりに家の外で傘を干していたアグイは、目の前の海に虹がかかっているのを見つけ、針仕事をしている祖母に、「おばあちゃん、虹が出たよ!」と告げます。
アグイの見る虹の色はフツーの人間が見る虹色とは違っているかもしれませんが、それでも彼女なりの美しい虹色であることに変わりないはずです。
虹を見てその美しさに感動する心を持ち続ける限り、アグイはこれからも生きていくことが出来るでしょう。
監督の傅天余(フー・ティエンユー)は女性で、女流監督らしい繊細で柔らかいタッチの詩情溢れる作品に仕上がっています。
アシンを演じている、切れ長の目と少年らしいほっそりとした、しなやかな肢体が魅力的な林柏宏(リン・ボーホン)は、この作品が初めての映画出演だそうですが、
その後、何本かの作品に出演して、現在では台湾映画の若手のホープの一人に数えられているそうです。
アシンの恋人の日本人バックパッカーと沿岸警備隊員は、周詠軒(ジョウ・ユンシュエン)という台湾の俳優が一人二役で演じています。
本編(英語字幕付)
http://www.youtube.com/watch?v=do_VWLepA9Q
予告編
http://www.youtube.com/watch?v=ksko4q6Eyno
林柏宏と周詠軒のラブシーン
http://www.youtube.com/watch?v=qIUL0r732j8
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ベトナムのゲイシットコム
http://jack4afric.exblog.jp/19304516/
2013-04-30T00:01:00+09:00
2015-04-13T10:44:10+09:00
2013-04-30T00:01:10+09:00
jack4africa
世界の映画&音楽
先日、Youtubeで「My Best Gay Friend」というベトナム製のゲイが主役のシチュエーション・コメディのシリーズをみました。
アパートで同居する3人のゲイの男の子たちの日常生活を描いたコメディなのですが、笑わせるシーンが満載で、かといって決して下品ではなく、非常に上質なコメディに仕上がっています。
このコメディはデジタル・ビデオカメラを使って撮影され、Youtubeに投稿されたのですが、現在までにベトナムで140万ビューを超えるヒットを記録しているそうです
140万という数字は大したことがないようにおもえますが、ベトナムでは人気のあるミュージックビデオでもYoutubeで300万ビューに達することはめずらしいそうで、それを考えるとかなりの人気といえます。
驚くべきことは、これを製作したのが、若干21歳のフエン・グエン・ダン・コア(Huynh Nguyen Dang Khoa)という演劇専攻の大学生だということです。
彼は主役も演じているのですが、このビデオを製作した動機を次のように語っています。
「ボクはこれまで同性愛をテーマにした映画やドラマを沢山みてきたけれど、同性愛者をネガティブに描いて、同性愛者に対して悪いイメージを与えている作品が多かった。これは現実を正しく反映していない。ボクはゲイだけど、自分の生活は非常にノーマルだと思っている。それで同性愛者の本当の姿を一般の人たちに示して、彼らの同性愛者に対する見方を変えたいと思ったんだ。」
同じようなことを日本のゲイリブもいっていますが、日本のゲイリブはその非常識な言動で、同性愛者のイメージを改善するどころか、悪化させることに貢献しています。
一方、このベトナム製のビデオは、実際にベトナムにおける同性愛者のイメージ向上に役立っているといいます。
このコメディがきっかけになって、ベトナムでは同性婚に関する議論が盛り上がり、多くの識者が同性婚に賛同する意見を述べたことで、
もしかしたら、ベトナムはアジアで最初に同性婚が合法化される国になるのではないかとまでいわれるようになっているのだそうです。
それではなぜこのコメディドラマは、ベトナムにおける同性愛者に対するイメージアップに成功したのでしょうか?
まずこのドラマでは、同性愛者を徹底して肯定的に描いています。
このドラマに登場するゲイの男の子たちはみんな明るく、自分がゲイであることを素直に受け入れていて、ゲイライフを思いっきりエンジョイしています。
コメディであるせいもありますが、同性愛者に対するネガティブな暗い描写はまったくなく、一般の視聴者に「ゲイでいることは楽しそう!」と思わせることに成功しているのです。
このコメディをみていると、日本のゲイリブが「同性愛者に対する偏見をなくす」という目的を実現できていない理由がよく理解できます。
彼らは同性愛者を異性愛者が優勢な社会でサベツされて苦しんでいる少数派として規定し、ゲイの若者の自殺率は高いとか、ゲイの老後は悲惨だとか、同性愛者に対するマイナスイメージばかり振りまいています。
実際は、日本でもこのベトナムのコメディに出てくるゲイの男の子たちのように、ホモに生まれたことを素直に受け入れて、ホモ人生を楽しんでいる人間は沢山いるのですが、
ゲイリブたちはこういう現状肯定型のホモを「人権意識の低い連中」と呼んで無視し、自分たちのような人権意識の高いゲイこそが日本でのゲイ解放の運動を指導する資格があると自負しているのです。
しかし、実際に彼らがやっていることは、どうでもいいようなCMの内容にクレームを付けて文句を言い立てることとか、
ゲイパレードと称するビンボー臭くて悪趣味な仮装行列をやって一般ホモの顰蹙を買うこととか、同性愛者のイメージを悪くすることばかりなのです。
結局のところ、彼らが狙っているのは在日や同和団体が享受しているのと同じ被差別利権を獲得することであって、同性愛者の解放などというのはタテマエにすぎず、
そのためには、日本の同性愛者は社会の差別と偏見に苦しむカワイソーな同情すべき人間でなければならず、
シアワセで、生活をエンジョイしているホモなどというのは、彼らにとって都合の悪い存在でしかないのです。
もし本当に日本で同性愛者に対する偏見をなくしたいのであれば、同性愛者であることがいかに不幸で惨めであるかと大袈裟に騒ぎ立て、世間の同情を買おうとするのではなく、
このベトナム製のコメディのように、同性愛者であることの楽しさを前面に押し出して宣伝し、ノンケがホモを羨ましがるくらいにしないと駄目だと思いますけどね。
もうひとつこのベトナムのコメディをみていて好感を抱いたのは、出演しているゲイの男の子たちが自分たちの「女らしさ」を隠していないことです。
このブログで何度も繰り返しているように、私はホモの本質はオンナだと思っているのですが、「男らしいゲイ」を推奨するアメリカのゲイリブの影響で、
日本でも外見だけ男っぽさを強調する格好をしながら中身はオンナのままという、イカホモ系と呼ばれる気色の悪いホモが増えてきています。
ところが、ベトナムのゲイはアメリカのゲイリブの影響をそれほど強く受けていないのか、自分の中の女らしさを肯定的に捉え、それを表に出すことに抵抗がないようなのです。
このことはベトナムが女が強い女系社会であることと関係があるのかもしれませんが、このコメディでは、出演しているゲイの男の子たちの女らしさが非常に魅力的に描かれています。
現在、Youtubeでは、このシリーズの第一話から第八話までが英語の字幕付きで投稿されていますが、理屈抜きで楽しめる、面白いコメディなので是非、ご覧になることをお奨めします。
ベトナムのブサカワイイ男の子がいっぱい出て来ます。
My Best Gay Friend Series
http://www.youtube.com/watch?v=WXHfit4Yaoo&playnext=1&list=PL8AB40360BC9512A9&feature=results_main
このビデオを制作したフエン・グエン・ダン・コア
参照サイト:
TECHINASIA:http://www.techinasia.com/youtube-sitcom-gay-friends-viral-vietnam/
THE DIPLOMAT:
http://thediplomat.com/asia-life/2013/04/my-best-gay-friends-big-youtube-hit-for-vietnam]]>
https://www.excite.co.jp/
https://www.exblog.jp/
https://ssl2.excite.co.jp/